趣味

No.003:”たけくらべ”の浅草

 樋口一葉の「たけくらべ」の舞台となった浅草吉原界隈を、物語の場面を想像しながら歩いてみました。読書とウォーキングという好きなことを組み合わせて、それぞれを倍楽しもうという魂胆です。おかげで、最後まで興味深く読み、何気ない風景も楽しみながら歩くことができました。
大江戸ウォーキング

No.001:たけくらべ

 樋口一葉の「たけくらべ」の舞台となったところを歩きました。明治25年(1892年)7月から約2年間吉原に隣接した龍泉寺町で駄菓子屋を営んでいた一葉は、暖かい眼差しと鋭い観察眼でそこで育つ子供たちを見つめ、その細やかな心の動きを見事に捉えています。物語を読んで、育つ環境は違っても子供たちの発想や思考には違いがないことをあらためて感じました。だからこそ地域や時代を越えた多くの読者が物語の中に自分の子供時代を見つけて共感できるのでしょう。
友人

No.002:同期入社の仲間

 何十年ぶりかの再会でも、たちまち若いころの楽しさが蘇えってくる仲間がいます。白髪などが増えて外見が変わってきているように、さまざまな経験を経て中身も変わっているはずなのに、若いころの主客、強弱といった微妙な相互関係が会った瞬間から再現され、各自が一番居心地のよいポジションに収まって楽しい場となる、そんな感じです。久々の試合で、何の指示もないのに各自が守備位置に着いてそこをしっかり守る、全体として強固なチームワークを示す野球チームのようで、チームワークの良さが楽しさを更に大きくしてくれます。
暮し

No.001:定年の日

 定年の日は感激も、感動も、感傷もなく終わりました。TVで見るような職場での花束や拍手、自宅での豪華な食事などはありません。仕事で忙しい日々が続く中で、自宅でのそれらしい会話といえば「定年なのに何んでこんなに忙しいんだ」という私のぼやきに「仕事があるだけいいじゃない」という妻の返答があったぐらいです。
ライターな日々

Yahooセカンドライフ第11話:お年寄りのアイドル健太郎君

 特別養護老人ホーム王子光照苑のお年寄りたちのアイドルである健太郎君は子犬のときに右前足を骨折して河原に横たわっているところを動物愛護団体に保護された野良犬でした。交通事故にあったと思われ、人にいじめられてもいたのか、車や人を極端に怖がる子犬で、怪我の治療や食事の世話などにはかなりの根気が必要だったようです。
ライターな日々

Yahoo第10話:愛犬が病気になって分かったこと

 病気になった愛犬の痛々しい姿を見るのは辛いものです。どこがどのくらい痛い、などと本人は言わないので想像するしかなく、想像はふくらみ辛さもふくらみます。会社での仕事も手につきません、といってもそれほど大そうな仕事でもないのですが。頼りにするのは獣医さんですが、頼りにならない獣医さんもいます。
ライターな日々

Yahoo第9話:犬のしつけ

 「犬のようちえん」を見学しました。そこは、そのネーミングから想像する可愛くて楽しいイメージとは異なり、ときには緊張すら感じられる犬のしつけの現場でした。トイレのしつけでは、トイレの場所を教えるためにその気配があるたびに何回でもトイレの場所に連れて行きます。犬同士の遊びでは、常に犬の表情を見ながら喧嘩とならないように介入しなくてはなりません。トレーナーの方々に笑顔はあまりないのです。トレーニングの場である以上は当然なのかもしれません。笑顔で愛犬と接する楽しい時間が持てる飼い主の幸せを改めて感じました。
ライターな日々

Yahoo第8話:犬の温泉浴

 「愛犬と同伴の温泉旅館」という雑誌の記事タイトルを見ながら、温泉ネタもコラムにいいかも、と考えモモに体験してもらうことにしました。前回のセルフシャンプーといい、にわかに忙しくなったモモです。温泉ネタといっても、贅沢な温泉旅館ではなく、お台場の「綱吉の湯」といった近場の天然温泉でもなく、最寄のトリミングサロンでの入浴剤による温泉浴サービスです。普段の質素な生活ぶりからも、このあたりが我家には分相応ということになります。
ライターな日々

Yahoo第7話:犬のシャンプーノウハウが学べます

 愛犬モモの我家でのシャンプーが重労働なので、安くてよい方法はないかと探し出したのが犬の全自動洗浄乾燥機とトリミングサロンでのセルフシャンプーでした。全自動洗浄乾燥機は見学までさせていただいたのですが、臆病なモモには使えそうもなく、セルフシャンプーは実体験してみて我家でのシャンプーよりも大変なことが分かり、結局、我家での重労働シャンプーはこれからも続くという結論になりました。
ライターな日々

Yahoo第6話:子供と犬

 文章がすんなり頭に入ってこない、何が飛び出してくるのか予測がつかず、まるで混ぜご飯を食べているようだ。というのが会社の同僚の感想だった。何の前触れもなく、しかもまるで前述の人名のように新しい人名が出てくる。1つの段落に1つの主題、という原則も崩れている。
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