国内旅行

No.205:長崎ランタンフェスティバル

賑わう新地中華街会場<写真へのクリックで拡大できます>

   旧正月を祝う長崎ランタンフェスティバルを見物してきました。旧正月のランタンフェスティバルといえば台湾、無数のランタンが夜空に舞い上がる風景が有名ですが、長崎も負けてはいません。無数の光るランタンが広場や通路の頭上にあり、人物や動物のオブジェや高さ10mにもなる大型オブジェが市内中心部のいたるところで輝いています。

   4つの会場で数々のイベントが開催されており、龍踊りと中国変面ショーを観ました。龍踊りでは、迫力ある踊りだけでなく、会場を去っていく龍を、「もってこ~い、もってこ~い」と呼び戻す観客の掛け声と龍とのやりとりがユーモラスで楽しいものでした。変面ショーは、変面師のお面が一瞬にして変わるもので、その仕掛けは国家機密だそうです。大人気で、瞬時に顔が変わる、可愛い変面人形も売り出されていました。

   昼間は、興福寺を訪ねました。海の守護神「媽祖(まそ)」を祀っています。唐からの船が着くと、その船に奉祀(ほうし)した媽姐の小像を、在泊中、この寺に安置したそうです。高台にあり、さらに目印の旗が上がっていて、船員たちは迷わず寺に向かうことができたことでしょう。ランタンフェスティバルでは、江戸時代のそのときの様子を再現した媽祖行列が執り行われます。中国・明との交易が始まった頃の元和六年(1620)にはすでにここに小庵が造られていた、とのことですから、当時の船乗りにとっていかに重要な寺だったかが分かります。

   また、唐人屋敷跡も訪ねました。周囲を練塀や堀で囲まれた中国人居留地で、瓦葺き2階建ての長屋が20軒ほどあったそうです。鎖国時代、オランダ人居留地の出島とともに、日本で唯一の海外との接点でした。路地や空堀、明治時代に修復されたお堂などが残っていて、当時を偲ぶことができます。この二つの居留地から長崎へ、そして日本に広がった風習や食べ物はたくさんあります。ランタンフェスティバルや龍踊りも、そのルーツはこの唐人屋敷での風習だったそうです。

   10年前に長崎に来たときは定番観光でしたが、今回は、長崎くんちの諏訪神社も参拝し、地元に密着した、ちょっとディープな観光となりました。10年前にも行った、ハウステンボスも訪れ、100万本のチューリップに囲まれて、春のオランダ気分を味わってきました。

   地方の街並みや風習を見たり、感じたり、美味しいものを食べたり、と旅の楽しみは尽きません。平均健康寿命をすでに4年以上も過ぎてしまいました。せいぜい楽しまなくては、と思います。

の記事

No.206:日本海に蟹を食べに行きました (2024年03月31日)

 「(福井県の)小浜に蟹を食べに行くけど・・・(行かないか?)」と京都在住の友人からメールが届きました。京都に住んでいた若いころ、日本海での蟹といえば、蟹、蟹、蟹の蟹尽くしのイメージがあって、しかも、今回のメンバー5人全員が会社の元同僚で、内2人は私と同じ大学、これは行かなくては、と即決しました。

No.204:年末年始は今年も京都 (2024年01月31日)

 年末年始は京都でした。3年連続ですが、どこを歩いても楽しく、街歩きに飽きることはありません。今回は、嵐電1日パスでの名所巡り、大津、宇治に足を延ばしての「紫式部ゆかりの地」巡りでした。6日間で11.5万歩、二人でぶらぶら歩いた楽しい旅でした。

No.202:北陸の旅 (2023年11月30日)

 カニ漁の解禁が今月初め、しかも今年は豊漁とのこと、カニへの期待を膨らませて金沢に3泊した旅でした。ズワイガニを目の前で茹でててくれる居酒屋でいただきましたが、期待が大きすぎたためか、少し物足りなさを感じました。カニといえばカニカマ、という普段の生活なので、あの大きさと食感がないと満足できないようです。でも、お寿司屋さんでは、のどくろやガスエビといった北陸の美味しさに大満足、同じ店に2日出かけ、「たくさん食べていただきありがとうございます」とお礼を言われました。美味しいお寿司をたくさん頂きました。

No.201:14回目の会社同期会 (2023年10月31日)

 同期入社を中心とした、かつての遊び仲間が岐阜・下呂温泉に集まりました。関西在住6名、関東在住6名の12名のうち、今回は8名、同伴奥さん4名で計12名の参加でした。会社在籍中から家族ぐるみでの付き合いです。

No.200:恐山と奥入瀬渓流 (2023年09月30日)

 友人夫妻との旅行、今回は恐山と奥入瀬渓流でした。我々夫婦だと電車、バス、徒歩での旅行なので、車を運転する友人との旅行は、車でしか行けないところ、あるいは車でないと便が悪いところ、となります。今回は、新幹線と在来線で下北半島のむつ市に、そこからレンタカーで、霊場恐山、本州最北端大間崎、下風呂温泉、車で南下して、ミシュラン・グリーンガイド二つ星の奥入瀬渓流、カルデラ湖の十和田湖、田沢湖近くの国見温泉、そして盛岡から新幹線で東京、という行程でした。

No.199:今年の夏は大花火大会 (2023年08月31日)

 長岡まつり大花火大会を見物しました。日本一の花火大会と言われるだけあって、全国からたくさんの人が押し寄せ、宿が取れません。そこでバスツアーに参加、花火終了後の宿は遠く離れた越後湯沢で、大会終了後の混雑もあって、ホテル到着が夜12時半、寝たのが午前2時でした。そんなハードなツアーでも行った価値は十分ありました。

No.198:睡眠は改善したものの・・・ (2023年07月31日)

 スマートウォッチによる睡眠の質が「良し」となる「睡眠スコア80以上」の日が続いています。記録し始めた昨年7月から、30日移動平均が75から80の間で上下していましたが、今年6月から80超えで安定し、現在82超えとなっています。ですから免疫力には少々自信があったのですが、7月に帯状疱疹になってしまいました。年金生活者にとって、健康維持は大切なお仕事、お務めのようなものですが、いろいろ努力しても歳には勝てない、ということなのかもしれません。

No.196:伊豆大島G7 (2023年05月31日)

 今月、伊豆大島にG(爺)7が集結しました。大学同期の部活仲間7人、島を観光し、椿油での贅沢なフォンデュをいただき、濃厚な大島牛乳やそのアイスを味わい、夜の勉強会では2人の真剣な議論を子守歌に4人が眠りに陥りました。昨年11月の新潟県松之山温泉での53年ぶりの合宿、その楽しさがまたまた再現されたのです。

No.195:春、日本のベストシーズン (2023年04月30日)

 風邪をひき、1週間おとなしくして、やっと回復しました。その間、かなり弱気になっています。月並みですが、健康のありがたさ、大切さを改めて感じました。健康第一、と考え、出来るだけのことはしていても、病気になるときはなるものです。

No.194:旅は2泊3日がちょうどいい (2023年03月31日)

 今月は、広島原爆ドーム、厳島神社、錦帯橋、足立美術館、出雲大社を「3日間でじっくり巡るツアー」に参加しました。いつかは訪れたいと思っていた名所ばかりで、しかもそれぞれに時間をかけての見物で、盛りだくさんの慌ただしいツアーにはない、充実感がありました。


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