年末総決算

No.095:関東労災病院

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映画やテレビでしか見たことがない手術室

 手術室に生れて初めて入りました。10月に自宅近くの総合病院で病院祭があり、そこでの見学ツアーに参加したときのことです。入る前に頭と靴を覆うビニールを装着し、手を消毒します。これだけでちょっと厳粛な気分。

 手術室に入るとベッドの上にはパラボラ状の大きな照明器具、横にはメスなどの手術用器具、周辺には端子付きコードが延びた測定機器があります。ときには、命を救うための激しい闘いがある特別な場です。見学者はベッドのクッション具合を調べたり、メスなどを手に取ったりして少し興奮気味、看護婦さんへの質問も飛び交っていました。

 関東地区の医療センターとして厚生省主導で1957年に開院した関東労災病院でのイベントです。災害拠点病院ともなっていて、屋上ヘリポートやビル床下免震装置などがあり、これも見学できます。ヘリポートは柵のない屋上なので怖くて端の方には行けません。免震装置では巨大な建物をゴムやバネが支えているのですが、何となく頼りない感じ、我がマンションも同様のもので支えられているのか、としげしげと眺めてきました。このような立派な総合病院が、自宅から歩いて十分程度ところにあるのは心強いかぎりです。10月に入院したのはこの病院でした。

 イベントでは健康チェックもあって、私の血管年齢は63歳、実年齢よりも4歳ほど若い、という結果、骨密度は同性同年齢比較で104%、20歳男性平均の87%と、歳相応で「普通」という判定でした。しっかり歩いているのでもう少し良いかと思っていましたが、ちょっと残念です。でも体重体組成計では、体内年齢42歳と25歳も若い嬉しい結果でした。まあ、体内年齢が33歳だった妻は「単に基礎代謝量だけで決めてるんじゃないの」といたって冷静でしたが。

 コンサートなどもあって、雨模様にもかかわらず結構な人出でした。地域の人たちに病院をもっと身近に感じてもらおうと始めたこのイベント、今年で3回目とのこと、慣れないイベント運営を熱心に、笑顔で進めている病院スタッフが気持よく、楽しいひとときとなりました。来年の健康チェックでより良い結果が出るように、1年間またせっせと歩きたいと思います。

今年の我家の十大ニュースです。

1.左鎖骨を骨折

 10月3日に自転車との衝突事故で左鎖骨を骨折、仮骨が僅かに出来始めたものの、骨癒合はまだまだです。骨癒合し難い場所であることや高齢であることから時間がかかりそうです。富士山一周の歩き旅の途中でしたが、歩き旅への強烈な警告となりました。

2.複式簿記を開始

 いままで青色申告だとばかり思っていたのが、実は白色申告だったと判り、1月に「開業届」と「青色申告承認申請書」を税務署に提出して複式簿記を始めました。税務署の「記帳指導」(全3回)も受けて、来年3月の青色申告に向けて着々と準備中です。これで少し節税、お金が絡むと頑張れます。

3.男の料理教室に初参加

 地域活性化を目的としたNPOが主催した「男の料理教室」に参加して、67歳にして料理が僅かに出来るようになりました。私にとっては画期的なことです。参加者のなかに81歳の方がおられて、とてもお元気で料理の手際も鮮やかです。一人暮らしで、毎日出かけて良い食材を物色し、買ってきては料理する、3度の食事で忙しい毎日、とのこと、だからお元気なのでしょう。料理することの大きな効用です。ちなみに、習った料理を自宅で復習しましたが、美味しい、と妻の評価は上々でした。不味いとでも言ったらもう作らない、と思っているのかもしれません。

4.夕食後の散歩コースを新設

 「ライフ」というスーパーマーケットが2店舗、方向は違うのですが共に自宅から歩いて3kmほどのところにあります。この2店のどちらかに行って帰ってくるのが妻との夕食後の6km散歩コースでした。11月に3店目がまた別の方向にオープンし、これは歩いて2kmほどなので、少し遠回りをして6kmの新散歩コースとしました。最近はほとんどがこのコースです。ときどき軽い買い物をしてエコポイントを貯めています。

5.ウォーキング1日平均10kmを達成

 今年のウォーキングは3,650.5kmとなり1日平均10kmをかろうじて達成しました。鎖骨骨折となった割には頑張ったほうかもしれません。2008年の61歳から記録し始めて7年、未達成は2011年の1回のみです。母の入居施設への訪問が無くなり、叔母の自宅訪問も少なくなったためでした。歩いて行くべき目標を持つことの大切さを思い知りました。

6.家族旅行を年3回

 1月に台湾、6月にスペイン、9月に長崎を妻と二人で旅行しています。自由な時間もお金もそこそこあって、かつ元気な60歳台は人生のゴールデンタイム、大いに楽しんでいます。70歳台、欲を言えば80歳台もこうありたいものです。

7.東海道歩き旅が5回目

 初めての1日平均50km超え、463kmを9日間で完歩しました。62歳から始めて今年で5回目、来年からはもう少しゆとりある日程にしたいと考えています。

8.日帰りスキーも6回目

 毎年恒例となった日帰りスキー、今年で6回目、体力はそう衰えてはいない、と今年も実感しました。

9.同期会などが7回

 会社、大学、高校とその付属中学それぞれの同期、同僚との飲み会が7回ありました。気の置けない連中との楽しい時間です。ここでも人生のゴールデンタイムを楽しんでいます。

10.携帯がピンク色

 購入して6年目に入った携帯が壊れたのでお店に持って行くと予想外に高い修理代でした。小型なので気に入っていたのですが、もう販売もしていません。そこで、ネットで販売している安い未使用新品を購入したのですが、色がピンクしかありませんでした。私は気にならないのですが、「どうしてピンクなの?」とたまに訊かれます。変なおじさん、に見えるのでしょうか。

の記事

No.215:迷惑な迷惑メール (2024年12月28日)

 迷惑メールが1日200件を超える日があります。サーバーが振分けるので、パソコンには届きませんが、サーバーが振分けた迷惑メールの全てを一応チェックするので、手間です。生活に欠かせないメールという便利なツールが、不便なツールになろうとしています。

No.203:人生の転機となった学校 (2023年12月31日)

 「授業中もぼんやりしていることが多い」とか、「教科書を忘れて来る」、「えんぴつも持たずに登校する」とかを小学校の通信簿連絡欄に書かれていた私ですが、中学に入ってからは少しまともになりました。

No.191:鹿児島・宮崎旅行 (2022年12月31日)

 今年は8回も国内旅行に出かけました。盛んに旅行したアメリカ駐在時代にもなかった頻度です。家を売って気が大きくなったわけではありません。コロナ禍前の年2回ほどの海外旅行よりも少ない出費です。旅行支援も背中を押してくれました。

No.179:沖縄旅行 (2021年12月31日)

沖縄は妻も私も初めてです。ツアーなので気楽、前準備もほとんどせず、その分印象の少ない旅行だったかもしれません。「憧れの沖縄リゾートステイ4日間」という新聞折込チラシを見て、コロナ感染が落ち着いているうちに、と申込みました。

No.167:コロナ禍の1年 (2020年12月31日)

 自宅から事務所まで歩くときに通る渋谷駅前スクランブル交差点、もうすっかりコロナ前の人出の感があります。これでは、感染リスクの高い会食も減ってはいないでしょうから感染拡大が止まらないのも当然か、と思ってしまいます。

No.155:タワマンの脆弱さ (2019年12月31日)

 10月12日の台風19号で、近くの47階建て高層マンションの地下室が水没し、停電、断水が何日も続きました。エレベータが使えず、料理はできず、トイレも使えません。囲碁サークルのメンバーに住民の方が数人おられ、階段の上り下りで足がおかしくなった、とのことです。電気システムが地下に集中しているタワマンの脆弱さが露見したと、マスコミにも大きく取り上げられました。

No.143:キャベツの効果は大きかった? (2018年12月31日)

 東京駅発の大型バス、乗客は私と妻と妻のお母さんの3人だけでした。二度の入院や圧迫骨折などがあって、今年はもう遠出はできない、と思っていたお母さんが元気になって我家に来れたので、福島県いわき市にある常夏のスパリゾート、ハワイアンズ行きのバスで出かけたのです。途中、妻の妹と合流した北千住でそこそこの人が乗り込んできました。現地も結構の人、平日とは思えない賑わいです。各所から無料送迎バスが出ているので、豊富な源泉をかけ流した大きな風呂と映画にもなったフラガールのショー、温水プールなどを気軽に楽しめます。

No.131:運慶展 (2017年12月31日)

 先月、友人を誘って運慶展に出かけました。お目当ての一つは重源(ちょうげん)上人坐像(東大寺俊乗堂。国宝)、源平の争乱で焼失した東大寺を復興した僧侶の坐像です。運慶は、貴族社会から武家社会に移行する過渡期に活躍した仏師で、日本のルネサンス彫刻と称賛する人もいて、圧倒的な力強さと徹底的なリアリティなどで、人々に感銘を与えています。

No.119:十大ニュース (2016年12月31日)

 今年の「私の十大ニュース」です。内容は少しづつ変わってはいるものの、タイトルは変わり映えしません。今年もいつものように無事過ごすことができた、ということのようです。ありがたいことです。

No.107:あやかりたい、三浦敬三さんの「攻めの人生」 (2015年12月31日)

 1日40km弱、9時間ほどを5日間歩きましたが、何事も起きませんでした。歩いているうちに身体が左に傾いてきて、腰を痛め、やがて歩けなくなり中断した今年の東海道歩き旅、その原因を突き詰めようとしたのです。


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