年末総決算

No.167:コロナ禍の1年

   自宅から事務所まで歩くときに通る渋谷駅前スクランブル交差点、もうすっかりコロナ前の人出の感があります。これでは、感染リスクの高い会食も減ってはいないでしょうから感染拡大が止まらないのも当然か、と思ってしまいます。


移動データと新規感染者数<写真へのクリックで拡大できます>

   グーグルによると、「レストラン、ショッピングセンター等」の利用率(訪問数や滞在時間)は感染拡大前(2020 年1月3日〜2月6日の5週間の曜日別中央値)と比べて、「第1波」のときは約マイナス40%、「第2波」では約マイナス15%まで減少していたのに対し、10月下旬以降は約マイナス10%の水準で横ばいとなっています。(「コロナ『第3波』、行動への影響は統計的に『ゼロ』」(12/26東洋経済ONLINE)

   私自身も、3密を避け、対話による飛沫感染に注意すればコロナから逃げ切れるのでは、という気分になっています。でも、碁盤上のたった1手で逆転負けするような、うかつな私としては油断できません。

   第3波もそのうち収まると期待して、それまではおとなしくしていようと思います。来年はいい年になるといいのですが。

今年の総決算です。

1.家族
   長兄が亡くなりました。2年に及ぶ入院、後半1年間は、話すことも、自分では身体を動かすこともできず、どれほど悔しかったことかと思います。見舞いに来た学生時代からの親友を見て涙を流したそうです。兄貴の涙など見たことがありません。もしその場にいたら、オロオロしてどうしてよいか分からなかったことでしょう。こんなことを書くと、プライドの高い兄貴に「余計なこと言うな」と怒られそうですが。

2.友人たち
   オンラインでのお付き合いの1年でした。緊急事態宣言の4月以降で直接会ったのは、友人宅でのバーベキュー、別の友人夫妻とのGoTo会食、さらに別の友人夫妻との2泊3日のGoTo旅行の3回でした。直接の顔合わせがベストですが、効率の良いオンライでの集いもなかなか良いものです。


今年も健康で過ごすことができました。感謝です。(自宅から見た2020年12月31日の夕陽と富士山)<写真へのクリックで拡大できます>

3.趣味
   囲碁が趣味として定着したようです。楽しいの?、と聞かれると微妙です。勝てれば楽しいのでしょうが、負けてばかりいるので。でも、ときどきは勝てるようになり、少しは力が付いている、学習の成果が出ている、という思いが励みになっています。この歳でも進歩できる、と自慢したい思いもあって頑張っています。
   ウォーキングは3,676キロ、1日平均10.07キロで、記録していなかった歩きを携帯の歩数計記録から拾い出し、1日平均10キロをわずかですが超えることができました。年560万歩、健康で歩けた1年、感謝です。東海道歩き旅はコロナのために行けませんでした。

4.旅行
   年末年始に出かけたスペイン以降、当然ですが海外には出かけていません。あと1年か2年は我慢が必要な様子、それまで元気でいたいものです。
   3月友人夫妻との2泊3日出雲旅行、4月会社同期との1泊2日奈良旅行、5月5泊6日台湾旅行、そしてこの年末年始5泊6日GoTo京都旅行、などを予約しそれぞれぎりぎりまで様子を見ていましたが、全てキャンセルしました。残念です。

5.日々の思い
   友人たちとオンラインで話をすると、コロナ禍で結構ストレスを感じている様子です。友人ほどのストレスを私が感じていないのは、順応性が高いのか、感覚が鈍なのか。その両方かもしれませんが、この歳まで無事にやって来れたのですから、自分自身を「いい性格」と褒めています。

6.日々の暮らし
   仕事以外のほとんどの時間をウォーキングと囲碁で過ごしています。やることが無くて辛い、ということは今のところありません。

7.仕事
   仕事、と言っても週2日で、4時間近く歩いて事務所に行き、電車が混む前に帰るので、1日2時間ちょいの勤務です。仕事をしている、とは言えません。事務所のボスが、仕事がない、とぼやいていますが、86にもなって仕事がないなんて言わないで、と娘さんに突っ込まれています。

の記事

No.203:人生の転機となった学校 (2023年12月31日)

 「授業中もぼんやりしていることが多い」とか、「教科書を忘れて来る」、「えんぴつも持たずに登校する」とかを小学校の通信簿連絡欄に書かれていた私ですが、中学に入ってからは少しまともになりました。

No.191:鹿児島・宮崎旅行 (2022年12月31日)

 今年は8回も国内旅行に出かけました。盛んに旅行したアメリカ駐在時代にもなかった頻度です。家を売って気が大きくなったわけではありません。コロナ禍前の年2回ほどの海外旅行よりも少ない出費です。旅行支援も背中を押してくれました。

No.179:沖縄旅行 (2021年12月31日)

沖縄は妻も私も初めてです。ツアーなので気楽、前準備もほとんどせず、その分印象の少ない旅行だったかもしれません。「憧れの沖縄リゾートステイ4日間」という新聞折込チラシを見て、コロナ感染が落ち着いているうちに、と申込みました。

No.155:タワマンの脆弱さ (2019年12月31日)

 10月12日の台風19号で、近くの47階建て高層マンションの地下室が水没し、停電、断水が何日も続きました。エレベータが使えず、料理はできず、トイレも使えません。囲碁サークルのメンバーに住民の方が数人おられ、階段の上り下りで足がおかしくなった、とのことです。電気システムが地下に集中しているタワマンの脆弱さが露見したと、マスコミにも大きく取り上げられました。

No.143:キャベツの効果は大きかった? (2018年12月31日)

 東京駅発の大型バス、乗客は私と妻と妻のお母さんの3人だけでした。二度の入院や圧迫骨折などがあって、今年はもう遠出はできない、と思っていたお母さんが元気になって我家に来れたので、福島県いわき市にある常夏のスパリゾート、ハワイアンズ行きのバスで出かけたのです。途中、妻の妹と合流した北千住でそこそこの人が乗り込んできました。現地も結構の人、平日とは思えない賑わいです。各所から無料送迎バスが出ているので、豊富な源泉をかけ流した大きな風呂と映画にもなったフラガールのショー、温水プールなどを気軽に楽しめます。

No.131:運慶展 (2017年12月31日)

 先月、友人を誘って運慶展に出かけました。お目当ての一つは重源(ちょうげん)上人坐像(東大寺俊乗堂。国宝)、源平の争乱で焼失した東大寺を復興した僧侶の坐像です。運慶は、貴族社会から武家社会に移行する過渡期に活躍した仏師で、日本のルネサンス彫刻と称賛する人もいて、圧倒的な力強さと徹底的なリアリティなどで、人々に感銘を与えています。

No.119:十大ニュース (2016年12月31日)

 今年の「私の十大ニュース」です。内容は少しづつ変わってはいるものの、タイトルは変わり映えしません。今年もいつものように無事過ごすことができた、ということのようです。ありがたいことです。

No.107:あやかりたい、三浦敬三さんの「攻めの人生」 (2015年12月31日)

 1日40km弱、9時間ほどを5日間歩きましたが、何事も起きませんでした。歩いているうちに身体が左に傾いてきて、腰を痛め、やがて歩けなくなり中断した今年の東海道歩き旅、その原因を突き詰めようとしたのです。

No.095:関東労災病院 (2014年12月31日)

 手術室に生れて初めて入りました。10月に自宅近くの総合病院で病院祭があり、そこでの見学ツアーに参加したときのことです。入る前に頭と靴を覆うビニールを装着し、手を消毒します。これだけでちょっと厳粛な気分。

No.083:スイスのクリスマス (2013年12月31日)

 スイスのチューリッヒを拠点に各地のクリスマスマーケットを巡りました。クリスマスマーケットは6年前の2007年にドイツのフランクフルトを拠点に周ったとき以来です。アメリカのシカゴに駐在していたころ、家々や街を飾り立て、人々が買物に出かけるクリスマスシーズンの楽しい雰囲気が好きでした。前回のドイツは9日間で6都市を訪れましたが、今回は6日間で7都市、ツアーだったのでかなり効率よく周ることができました。その分駈足ではありましたが。


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