年末総決算

No.143:キャベツの効果は大きかった?


常夏のスパリゾート・ハワイアンズ<写真へのクリックで拡大できます>

 東京駅発の大型バス、乗客は私と妻と妻のお母さんの3人だけでした。二度の入院や圧迫骨折などがあって、今年はもう遠出はできない、と思っていたお母さんが元気になって我家に来れたので、福島県いわき市にある常夏のスパリゾート、ハワイアンズ行きのバスで出かけたのです。途中、妻の妹と合流した北千住でそこそこの人が乗り込んできました。現地も結構の人、平日とは思えない賑わいです。各所から無料送迎バスが出ているので、豊富な源泉をかけ流した大きな風呂と映画にもなったフラガールのショー、温水プールなどを気軽に楽しめます。

 出かける前、胸の痛みで夜目が覚め30分以上起きていないと痛みが取れない日が1週間ほど続いていました。逆流性食道炎という、若いころからの持病なのですが、こんなに続くのは初めてです。別の原因では、と心配になり、出かける前日に胃カメラで診断していただきましたが、他に原因は見当たらない、とのことでした。ハワイアンズでも、夜目覚めるのを覚悟して出かけたのですが、全く痛むことなく熟睡しました。翌日家に戻っても、あれほど続いていた夜の痛みが全くないのです。

 温泉効果か、などと考えましたが、私なりの結論は、ホテルの夕食と翌日の朝食で野菜、特にキャベツを沢山食べたのが効いたのだろう、ということでした。診察していただいた医師にそれを尋ねると、「う~ん~」とうなるばかりで、「まあ、キャベツは胃に優しいから」とぽつりとおっしゃいました。納得はしていない様子です。でもそれ以降毎日キャベツを食べるようにして4週間になりますが、夜は快適な睡眠がとれています。

 医師から処方された胃酸を抑える薬、飲みたくはないのですが、夜眠れないよりはいいか、と考えていた矢先のことで、私にすれば偶然の大発見です。このことを勤務先のボスに話すと、「親孝行したからいいことがあったのよ」と、さらに「うちの息子にも言っておこう」と、いい話を聞いたとばかりに力が入っていました。

 食べる物がこれほど身体に影響するものなのか、と驚くと同時に、何を食べるかの大切さを身を持って知ることとなりました。

今年の総決算です。

1.家族

6歳上の長男兄貴が肝臓を患い、悪いところを全て、肝臓の60%を除去しました。その後、肝臓は復元し、もうすぐ退院の見込みですが、兄弟だけに、次は自分か、という思いが頭をよぎります。6年後も健康でいたい、と願うばかりです。

2.友人たち

中学・高校時代、大学時代、会社時代の各友人たちと適度な頻度で会っています。大学のクラブの同期が14名、そのうちの13名と連絡が取れて、来年、卒業50年記念の同期会を開催することとなりました。50年ぶりの人もいて、とても楽しみです。

3.趣味

相変わらずの歩き三昧、この11年間で4万5千キロ、11年間1日も欠けることなく毎日11キロ以上歩いた計算になります。地球一周が4万キロ、伊能忠敬が日本地図を作るために歩いたのも4万キロ、それを超えました。今年は3,855キロ、1日平均10.6キロでした。東海道歩き旅は500キロ、9回目の完歩です。

4.旅行

海外は、シチリア、台湾、ポーランド、国内は姫路城、高野山、いわき市ハワイアンズ、日帰りで行田、清里に行きました。夫婦二人で出かけられるのはとても幸せなことです。台湾は10回目ですが、マンゴの美味しい季節は二回目、思う存分にいただきました。

5.日々の思い

寝たきりになるリスクを低減するためには「人とのつながり」が大切、とNHKの『ためしてガッテン』が言っていたので、地域の囲碁サークルに参加しました。番組の直後ぐらいにサークル開設のチラシが入ったのです。囲碁は初めて、連敗していますが、上達が早い、などとおだてられ、機嫌よく毎週参加しています。NHKの『小さな旅』でサークルが紹介され、世話役の後ろに私が大きく映っていました。

6.日々の暮らし

次男兄貴宅で甥や姪の家族揃ってのクリスマス、昨年のビンゴでもらった10万円貯金箱がいっぱいになり持って行きました。500円玉で200枚以上貯まり、これでクリスマス参加の全員、大人8人、子供3人で美味しいものを食べに行こう、ということに。「おじさん、太っ腹」と姪は言いますが、共働きで懸命に働いている若い人たちを労い、今の年金を支えてくれていることへの感謝なのです。1年間続けてきた500円玉貯金、終わってしまい、一抹の寂しさが残りました。

7.仕事

勤務先事務所の仕事が少なくなり、旅行や友人との飲み会などがかなり自由にできるようになっています。ボスにも時間があり、二人での四方山話で終わってしまう日もあります。それはそれで楽しい時間です。

の記事

No.203:人生の転機となった学校 (2023年12月31日)

 「授業中もぼんやりしていることが多い」とか、「教科書を忘れて来る」、「えんぴつも持たずに登校する」とかを小学校の通信簿連絡欄に書かれていた私ですが、中学に入ってからは少しまともになりました。

No.191:鹿児島・宮崎旅行 (2022年12月31日)

 今年は8回も国内旅行に出かけました。盛んに旅行したアメリカ駐在時代にもなかった頻度です。家を売って気が大きくなったわけではありません。コロナ禍前の年2回ほどの海外旅行よりも少ない出費です。旅行支援も背中を押してくれました。

No.179:沖縄旅行 (2021年12月31日)

沖縄は妻も私も初めてです。ツアーなので気楽、前準備もほとんどせず、その分印象の少ない旅行だったかもしれません。「憧れの沖縄リゾートステイ4日間」という新聞折込チラシを見て、コロナ感染が落ち着いているうちに、と申込みました。

No.167:コロナ禍の1年 (2020年12月31日)

 自宅から事務所まで歩くときに通る渋谷駅前スクランブル交差点、もうすっかりコロナ前の人出の感があります。これでは、感染リスクの高い会食も減ってはいないでしょうから感染拡大が止まらないのも当然か、と思ってしまいます。

No.155:タワマンの脆弱さ (2019年12月31日)

 10月12日の台風19号で、近くの47階建て高層マンションの地下室が水没し、停電、断水が何日も続きました。エレベータが使えず、料理はできず、トイレも使えません。囲碁サークルのメンバーに住民の方が数人おられ、階段の上り下りで足がおかしくなった、とのことです。電気システムが地下に集中しているタワマンの脆弱さが露見したと、マスコミにも大きく取り上げられました。

No.131:運慶展 (2017年12月31日)

 先月、友人を誘って運慶展に出かけました。お目当ての一つは重源(ちょうげん)上人坐像(東大寺俊乗堂。国宝)、源平の争乱で焼失した東大寺を復興した僧侶の坐像です。運慶は、貴族社会から武家社会に移行する過渡期に活躍した仏師で、日本のルネサンス彫刻と称賛する人もいて、圧倒的な力強さと徹底的なリアリティなどで、人々に感銘を与えています。

No.119:十大ニュース (2016年12月31日)

 今年の「私の十大ニュース」です。内容は少しづつ変わってはいるものの、タイトルは変わり映えしません。今年もいつものように無事過ごすことができた、ということのようです。ありがたいことです。

No.107:あやかりたい、三浦敬三さんの「攻めの人生」 (2015年12月31日)

 1日40km弱、9時間ほどを5日間歩きましたが、何事も起きませんでした。歩いているうちに身体が左に傾いてきて、腰を痛め、やがて歩けなくなり中断した今年の東海道歩き旅、その原因を突き詰めようとしたのです。

No.095:関東労災病院 (2014年12月31日)

 手術室に生れて初めて入りました。10月に自宅近くの総合病院で病院祭があり、そこでの見学ツアーに参加したときのことです。入る前に頭と靴を覆うビニールを装着し、手を消毒します。これだけでちょっと厳粛な気分。

No.083:スイスのクリスマス (2013年12月31日)

 スイスのチューリッヒを拠点に各地のクリスマスマーケットを巡りました。クリスマスマーケットは6年前の2007年にドイツのフランクフルトを拠点に周ったとき以来です。アメリカのシカゴに駐在していたころ、家々や街を飾り立て、人々が買物に出かけるクリスマスシーズンの楽しい雰囲気が好きでした。前回のドイツは9日間で6都市を訪れましたが、今回は6日間で7都市、ツアーだったのでかなり効率よく周ることができました。その分駈足ではありましたが。


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