東京駅発の大型バス、乗客は私と妻と妻のお母さんの3人だけでした。二度の入院や圧迫骨折などがあって、今年はもう遠出はできない、と思っていたお母さんが元気になって我家に来れたので、福島県いわき市にある常夏のスパリゾート、ハワイアンズ行きのバスで出かけたのです。途中、妻の妹と合流した北千住でそこそこの人が乗り込んできました。現地も結構の人、平日とは思えない賑わいです。各所から無料送迎バスが出ているので、豊富な源泉をかけ流した大きな風呂と映画にもなったフラガールのショー、温水プールなどを気軽に楽しめます。
出かける前、胸の痛みで夜目が覚め30分以上起きていないと痛みが取れない日が1週間ほど続いていました。逆流性食道炎という、若いころからの持病なのですが、こんなに続くのは初めてです。別の原因では、と心配になり、出かける前日に胃カメラで診断していただきましたが、他に原因は見当たらない、とのことでした。ハワイアンズでも、夜目覚めるのを覚悟して出かけたのですが、全く痛むことなく熟睡しました。翌日家に戻っても、あれほど続いていた夜の痛みが全くないのです。
温泉効果か、などと考えましたが、私なりの結論は、ホテルの夕食と翌日の朝食で野菜、特にキャベツを沢山食べたのが効いたのだろう、ということでした。診察していただいた医師にそれを尋ねると、「う~ん~」とうなるばかりで、「まあ、キャベツは胃に優しいから」とぽつりとおっしゃいました。納得はしていない様子です。でもそれ以降毎日キャベツを食べるようにして4週間になりますが、夜は快適な睡眠がとれています。
医師から処方された胃酸を抑える薬、飲みたくはないのですが、夜眠れないよりはいいか、と考えていた矢先のことで、私にすれば偶然の大発見です。このことを勤務先のボスに話すと、「親孝行したからいいことがあったのよ」と、さらに「うちの息子にも言っておこう」と、いい話を聞いたとばかりに力が入っていました。
食べる物がこれほど身体に影響するものなのか、と驚くと同時に、何を食べるかの大切さを身を持って知ることとなりました。
今年の総決算です。
1.家族
6歳上の長男兄貴が肝臓を患い、悪いところを全て、肝臓の60%を除去しました。その後、肝臓は復元し、もうすぐ退院の見込みですが、兄弟だけに、次は自分か、という思いが頭をよぎります。6年後も健康でいたい、と願うばかりです。
2.友人たち
中学・高校時代、大学時代、会社時代の各友人たちと適度な頻度で会っています。大学のクラブの同期が14名、そのうちの13名と連絡が取れて、来年、卒業50年記念の同期会を開催することとなりました。50年ぶりの人もいて、とても楽しみです。
3.趣味
相変わらずの歩き三昧、この11年間で4万5千キロ、11年間1日も欠けることなく毎日11キロ以上歩いた計算になります。地球一周が4万キロ、伊能忠敬が日本地図を作るために歩いたのも4万キロ、それを超えました。今年は3,855キロ、1日平均10.6キロでした。東海道歩き旅は500キロ、9回目の完歩です。
4.旅行
海外は、シチリア、台湾、ポーランド、国内は姫路城、高野山、いわき市ハワイアンズ、日帰りで行田、清里に行きました。夫婦二人で出かけられるのはとても幸せなことです。台湾は10回目ですが、マンゴの美味しい季節は二回目、思う存分にいただきました。
5.日々の思い
寝たきりになるリスクを低減するためには「人とのつながり」が大切、とNHKの『ためしてガッテン』が言っていたので、地域の囲碁サークルに参加しました。番組の直後ぐらいにサークル開設のチラシが入ったのです。囲碁は初めて、連敗していますが、上達が早い、などとおだてられ、機嫌よく毎週参加しています。NHKの『小さな旅』でサークルが紹介され、世話役の後ろに私が大きく映っていました。
6.日々の暮らし
次男兄貴宅で甥や姪の家族揃ってのクリスマス、昨年のビンゴでもらった10万円貯金箱がいっぱいになり持って行きました。500円玉で200枚以上貯まり、これでクリスマス参加の全員、大人8人、子供3人で美味しいものを食べに行こう、ということに。「おじさん、太っ腹」と姪は言いますが、共働きで懸命に働いている若い人たちを労い、今の年金を支えてくれていることへの感謝なのです。1年間続けてきた500円玉貯金、終わってしまい、一抹の寂しさが残りました。
7.仕事
勤務先事務所の仕事が少なくなり、旅行や友人との飲み会などがかなり自由にできるようになっています。ボスにも時間があり、二人での四方山話で終わってしまう日もあります。それはそれで楽しい時間です。