年を追うごとによりいい関係が構築できている、そんな気がします。週2日働いている個人事務所のボスとの関係です。勤め始めて丸4年になろうとしている、その成果というか結果で、人間関係を築くにはそれなりの時間がかかるということなのでしょう。定年後としては、これ以上を望める職場は無い、と考えています。
ボスとは、友人仲間のような部分も少しはありますが、基本は仕事仲間、いまの好調な事業内容がベースにあっての良い関係であることは間違いありません。後期高齢者のボスにすべてを依存している事業なので、いつどうなるか分かりませんが、まだまだ頑張るから、とやる気満々なのでもうしばらくはこのまま務めることができそうです。ありがたいことです。
4年前、ボスの「ITに強い定年退職者募集」が週刊新潮「掲示板」に掲載されたのがそもそもの始まりでした。生まれて初めて買った週刊新潮、同期入社の友人の葬儀に参列すべく新幹線に乗り込む前に東京駅で購入しました。沈んだ気持の中であまり考えずに読めそうだったのが週刊誌だったのです。読んだ後はバッグに中へ、それを帰宅後妻が読んで、「この募集どう?」と教えてくれました。1週間後にボスの事務所で「マスコミの学校」同窓会があったからです。
その同窓会で応募の意志を伝えました。ボスのことはほとんど知らなかったし、応募するつもりもあまりなかったのですが、そのときの短いスピーチに共感し「まだ募集していますか?」と尋ねたのです。後で知ったのですが、その時にはすでに十数人の応募があり、中には有名大学の名誉教授もおられたそうです。無事採用となりましたが、「週刊新潮」を買うきっかけとなったは友人の葬儀、これはその友人からのプレゼントだったのかもしれません。
人とのつながりや流れのなかで今の自分がいます。この同窓会への参加も、「マスコミの学校」時代の若い人たちとの交流が無ければなかったでしょうし、その数年前に通った「編集・ライター養成講座」時代の若い人たちとの交流がなかったら「学校」には入っていません。更には「養成講座」は広告代理店への出向がなければ行かなかったし、アメリカ駐在で知り合ったアメリカ人の友人がいなければ会社人間のままで、会社を出て出向しようとは考えなかったでしょう。人間関係の不思議というか妙を感じずにはいられません。
今年の総決算です。
1.ウォーキングは3,334kmでした。距離のピークは2008年の4,789km、翌2009年がほぼ同距離の4,739km、2010年は16%減の4,039km、そして今年は30%の大幅減となっています。母の入居施設への訪問が無くなり、その後続けていた叔母の家への訪問も少なくなり、長距離を歩く機会が減っているためです。事務所からの歩きを増やして下落傾向に歯止めをかけたいものです。電車賃の節約も兼ねて。
2.健康面では、夏に冷たいスポーツ飲料1リットルを一気に飲んで下痢した以外は風邪もひかず元気です。58kgから59kgと20代のころの体重を下痢以来維持しています。
3.旅行は、夫婦でのイタリア旅行と北海道東北普通列車の旅があり、一人参加では京都までの500km歩き旅と台北表敬訪問がありました。
4.東日本大震災では義援金5万円を赤十字を通して被災地に送りました。
来年は辰年、昇り竜の年です。元気な人はますます元気になって、未曾有の大災害をのり越える推進力となるべきでしょう。私は、せめて邪魔な存在とはならないように頑張ります。