先週みんなが提出したWill記事企画案に対する花田編集長のフィードバックの時間だ。冒頭から水を飲む花田編集長は少し疲れ気味に見えたが、企画案へのコメントが始まると活力に満ちた編集長となっていた。真剣勝負の雑誌編集の現場ではもっと激しいコメントや応酬があるのだろうが、今回は生徒に対するコメントなのでかなり手加減しているようだった。
今回の企画案一覧をみると着眼点がすごいと思われるタイトルが並んでいる。しかし花田編集長は開口一番「Willに掲載したい企画案はなかった」と手厳しい。当然ながらプロはそんなに甘くはないのだ。「読みたくなるタイトルはどれか」「このタイトルで何を言いたいのか類推できるか」とみんなに質問していきタイトルの重要性を最初に強調していた。
企画内容では、思いつきや想像ではなく下調べをしたうえでの提案を求めた。「国家財政破綻カウントダウン」という企画案で「『アメリカは日本破綻後のプランをすでに作っている』とあるが根拠はあるのか」といった質問が出る。他の企画案でも同様の質問が続く。説得力を増すための数字の活用、そして日頃からメモをとることを強く勧めていた。自分の立てた企画案を花田編集長に評価してもらう貴重な時間だった。