趣味

No.079:猛暑日ウォーキング

 8月10日東京最高気温37℃との天気予報、体温よりも熱い気温はめったに体験できないと、自宅と渋谷駅の往復23キロほどを歩きました。熱中症で死ぬ人がいるというのに、(ウォーキングなんて)とんでもない、との妻の声を背に、自宅を出たのが朝8時半、強い日差しで気温はすでに31℃でした。

 渋谷駅に到着したのが11時ごろ、気温は35℃、折り返して自宅に帰ったのが13時半、気温は37℃になっていました。もう汗びっしょり、早速シャワーでさっぱりして、冷えたビールで喉を潤し、ほろ酔い気分で昼寝、ささいなことながらも達成感があって、なんとも言えない心地良さでした。今年最高気温での猛暑日ウォーキングだった、と喜んでいたら、翌11日に東京の最高気温が38℃を超えて今年最高気温をあっさり更新してしまいました。ちょっと悔しい。

 17日には信州安曇野を30キロほど歩きました。義父の新盆で妻の実家に行った帰り、糸魚川駅から安曇沓掛駅まで大糸線に乗り、そこから松本駅まで、車を避けるために、田んぼの中の農道を多く歩いています。強い日差しのもとで力強く伸びている稲、それがどこまでも続いています。北アルプスの山々を右手に見て、農道側溝の豊富で激しい流れの農業用水の音をを聞きながらのウォーキングです。この日の最高気温は穂高観測所(大糸線穂高駅近く)で34.5℃、猛暑日に0.5℃足りない真夏日でしたが、田んぼの中なので日陰はないものの、風は心地良く、都会のコンクリートによる反射熱もないので、汗はさほどかきませんでした。農作業の人に会うこともほとんどなく、延々と続く農道を独り占め、ときどき近づく普通道路の脇に自動販売機を見つけては飲み物を買いに出かけてまた農道に戻っています。

 この日、妻の実家を出たのが朝4時半、糸魚川駅までの5キロほどを歩いて、6時4分の大糸線始発に乗ろうとしたのですが、夜明け前の暗さのなかでGPSの歩行ルートデータを消去してしまったため、実家に戻ってデータを入れ直してから再度出発しました。乗ったのは糸魚川駅8時15分発、何と2時間以上後、なにしろ1日9本の電車しかないのです。このため40キロの歩き予定を30キロに変更しました。

 安曇沓掛駅到着が11時、下車したのは私一人、民家もまばらな寂しい駅でした。そこから30キロほど、松本駅に到着したのは午後6時、そろそろ暗くなってくる時間です。全くの手ぶらで、懐中電灯などないので、暗くなる前に、と昼食は歩きながらのビスケットでした。でも松本手前の午後5時ごろ、さすがに空腹には勝てず、産直販売所で20分ほど休んで稲荷寿司を食べました。これが実に美味しかった。揚げも、お米も、それに水も。水はお店の人に何杯もお願いして少し恥ずかしい思いをしています。松本6時35分発の特急「スーパーあずさ」に乗車しましたが、お楽しみのビールは乗車前に飲んでしまいました。自由席を確保するために松本駅ホームで並んでいるときに、我慢できずに。自宅に着いたのは午後9時半ごろ、都会では味わえない、自然の中でのウォーキングでした。

猛暑日ウォーキング
プロジェクションマッピングでドッグヤードの壁に投影される窓、壁の凹凸、草木、人々

 30日は自宅・横浜みなとみらいの往復30キロほどを歩きました。みなとみらいドックヤードでのプロジェクションマッピングを見物しようと整理券をもらいに行ったのです。朝10時からの発券なので、6時前に自宅を出て、9時半前に横浜ランドマークタワーに到着、10時の発券を並んで待ち、午後7時半開演分の整理券をもらって、また歩いて帰りました。自宅には13時半過ぎに到着、シャワーを浴びて、冷えたビールを飲み、昼寝し、午後5時ごろに再びみなとみらいへ出かけています。2回目は往復とも電車です。この日の横浜は最高気温34.6℃の真夏日、往きはまだ家々の日陰があって涼しかったのですが、帰りは太陽が真上で日陰はなく、日差しも強く結構体力を消耗しました。途中、スーパーで購入したスポーツ飲料の1リットルを一気に飲み干しています。プロジェクションマッピングは友人夫妻と4人で見物、なかなか見応えがありましたが、わずか7分の上映です。7分のために、往復で7時間、真夏日の中を歩きました。

 このように、今年の夏もせっせと歩いています。もちろん、毎日の10キロ以上ウォーキングも欠かしません。要するに、暇、ということでしょうか。他にやることはないのか、との声が聞こえてきそうです。

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No.177:試し歩き (2021年10月31日)

 コロナ禍で2年間中断している東海道歩き旅、来年春には行けそうなので、事前の試し歩きをしてみました。毎日、日帰りで32キロ、5日間、雨のため1日だけ23キロだったので合計151キロ、自宅から静岡までの160キロの少し手前相当の歩きとなります。歳と共に低下する体力、それに加えての長い自粛生活でどうなるのか心配でしたが、何とか来年行けそうな感じです。

No.171:アンクルウエイトを重くしました (2021年04月30日)

 歩くときのアンクルウエイトを片足0.5kgから1.5kgに変更しました。1.5kg2個が入った袋を持った妻は、「こんな重いものを足に付けたら田園調布の坂を越えられないわよ」と心配しています。田園調布の住宅街は高台にあり、川崎の自宅からはそこそこの坂を上るのです。

No.169:コロナ禍最強の趣味 (2021年02月28日)

 「やることがなくて毎日が辛い。(あなたは)どうしてる?」と勤務先事務所のボス、「散歩と囲碁で過ごしています」と答えると、「そう・・・」と羨ましそうな感じでした。緊急事態宣言で在宅勤務、というよりも、仕事がないので勤務はなく、単なる在宅となっていて、ボスとは電話でときどき話をします。人好き、話好きなボスのこと、ストレスがかなり溜まっていることでしょう。

No.164:新たな囲碁の先生 (2020年09月30日)

 囲碁の先生が一人増えて二人になりました。新しい先生からのメールには、私のレベルに合った、大切と思われる詰碁問題と共に「目で5~10秒以内くらいで解ける」ように、との指示が付いています。つまり、詰碁が解けるだけでは駄目で、完璧に身に着けろ、ということなのです。囲碁も武術や柔術のように鍛錬こそ大切、ということでしょうか。

No.163:夏休みは囲碁三昧 (2020年08月31日)

 突然のこと、事務所のボスが2週間のホテル住いとなりました。どうやら、都心にある超一流ホテルに避暑、ということのようです。その間、私も思いがけない夏休み、どこかに行こうかと一瞬考えましたが、所詮はコロナ禍、結局囲碁三昧となりました。

No.162:オンライン囲碁対局 (2020年07月31日)

 地域の囲碁サークルで毎週日曜日にオンライン囲碁対局を始めて8週目となりました。皆さんご高齢なので参加されるか否か、提案者としては不安でしたが、始めてみるとみなさん熱心で、毎回10名ほどが参加されています。いままでの実対局でも、8名から多くても15名の参加でしたから、まずまずの成功、と言えます。

No.153:囲碁サークル (2019年10月31日)

 「上達しましたね」と私の囲碁対局を取り囲む人たちが口々に褒めてくれました。毎週日曜日の囲碁サークル、終了時間間近で他の対局はすでに終わって、メンバー全員が見守るという中で勝利したのです。ルンルン気分で帰宅しました。この日は2勝1敗、1年間続けて初めての勝ち越しです。9目という大きなハンディをもらっての勝利なのですが、それでも勝てなかった今までと比べると大進歩です。「勉強してますね」とも言われました。

No.147:10回目の東海道歩き旅 (2019年04月30日)

 今年で10回目となる東海道歩き旅、川崎の自宅から伊勢神宮まで、512kmを79万6千歩で完歩しました。ここ数年、気持よく歩ける日が少なくなり、歳とともに体力の衰えを実感するようになっています。

No.146:囲碁サークル (2019年03月31日)

 趣味は「旅行」と「ウォーキング」です。最近、それに「囲碁」が加わろうとしています。実益など求めず、ただただ楽しむ、それが本来の趣味というものなのかもしれませんが、私の場合は実益のない趣味は考えられません。貧乏性なのです。「旅行」は妻と二人、一緒に暮らす智恵を授けてくれます。一人旅はしません、実益が見いだせないのです。毎年の「東海道歩き旅」は一人ですが、これは毎日のウォーキングの励みの元になる、という実益があります。

No.135:東海道歩き旅で転倒しました (2018年04月30日)

 一瞬、何が起きたのか分かりませんでした。あっ、という間の転倒、自転車とのすれ違いざまでのことです。なかなか起き上がることができず情けなく、立止まった自転車の女子高校生から「大丈夫ですか」と声を掛けられ恥ずかしくもありました。


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