年末総決算

No.047:2010年の総決算

 今年は大変な年でした。1月に母が亡くなり、同じ1月に39年間所属した会社を辞め、個人事業の大得意、というよりはほぼ唯一のクライアントを7月に失いました。人生急降下の年、となるべきところを救ってくれたのが3年前からの個人事務所での仕事でした。この事務所が会員制サイトを新設することとなり、今年の後半はその構築に忙殺されたのです。忙しさが、急降下をなだらかな下り坂に変えてくれたと考えています。ありがたいことです。

 このため、ウォーキングの距離は15%ダウン、昨年の4,739kmが今年は4,039kmに、忙しかった8月、9月は40%に近い落ち込みでした。母の見舞いの日も長距離を歩いており、これがなくなったのもダウンの要因ですが、最も大きい要因はサイト構築なのです。大好きな歩きを犠牲にしてまで打ち込んだ、充実のとき、と言うことができます。

2010年の総決算
モモにも白髪が、歳をとりました。

 この歳になると人生下り坂が当たり前、充実した時間を持つことでその下り坂をなだらかに、うまくすれば上り坂にすることもできる、そんな気がします。充実感は人それぞれ、歩く以外にさして趣味のないわたくしの場合は、やはり仕事、現役時代と比べると僅かな収入であっても、やはり仕事なのです。個人事務所の仕事ができるだけ長く続いて欲しい、と願います。幸い、後期高齢者を過ぎた事務所オーナーはいたって元気、言いたい放題の発言で全国各地を飛びまわっています。それが元気の元でもあるのですが、頑張って欲しいものです。わたくしのためにも。

 今年は静岡から京都までを歩き、昨年の自宅から静岡までを入れて、自宅から京都までを完歩しました。お江戸日本橋から京都三条大橋までになぜしないのか、人に説明しにくいじゃないか、と友人に責められ、自宅から日本橋までを歩きました。これで日本橋から三条大橋まで完歩です。来年は自宅から京都まで歩きます。14日間の予定、排気ガスを避けて間道を歩くためのGPS機も使い込んでいて準備万端です。

友人が「My今年の10大ニュース」をブログに掲載していたのでわたくしも。

  1. 母亡くなる:92歳、子ども一筋の母でした。
  2. 39年間働いた会社を退社:結婚し、家を買い、年金をもらう、という人並みの人生が送れているのも会社のおかげです。
  3. 個人事業の主要クライアントを失う:このクライアントのおかげで出向先会社での在籍が7年も維持できました。感謝感謝です。
  4. 静岡から京都までを完歩:来年は自宅から京都です。
  5. 義理の両親との2度目の台湾旅行:美味しいものをたくさん食べてきました。
  6. 20年ぶりの「青春18きっぷ」の旅:3泊4日の東北、普通列車ののんびり二人旅でした。
  7. 夫婦で健康:二人とも風邪をひかなくなりました。二人での6km散歩をほぼ毎日続けている成果です。
  8. 愛犬モモも健康:散歩コースを変えてから、病気知らずになりました。
  9. 二十歳代の体重に:一時、体重60.5kgを記録、ズボンのウエストが85から76に。ウォーキングと噛ミングの成果です。
  10. 薄型テレビを購入:母が残してくれたお金で買いました。母からの最後のプレゼントです。

の記事

No.203:人生の転機となった学校 (2023年12月31日)

 「授業中もぼんやりしていることが多い」とか、「教科書を忘れて来る」、「えんぴつも持たずに登校する」とかを小学校の通信簿連絡欄に書かれていた私ですが、中学に入ってからは少しまともになりました。

No.191:鹿児島・宮崎旅行 (2022年12月31日)

 今年は8回も国内旅行に出かけました。盛んに旅行したアメリカ駐在時代にもなかった頻度です。家を売って気が大きくなったわけではありません。コロナ禍前の年2回ほどの海外旅行よりも少ない出費です。旅行支援も背中を押してくれました。

No.179:沖縄旅行 (2021年12月31日)

沖縄は妻も私も初めてです。ツアーなので気楽、前準備もほとんどせず、その分印象の少ない旅行だったかもしれません。「憧れの沖縄リゾートステイ4日間」という新聞折込チラシを見て、コロナ感染が落ち着いているうちに、と申込みました。

No.167:コロナ禍の1年 (2020年12月31日)

 自宅から事務所まで歩くときに通る渋谷駅前スクランブル交差点、もうすっかりコロナ前の人出の感があります。これでは、感染リスクの高い会食も減ってはいないでしょうから感染拡大が止まらないのも当然か、と思ってしまいます。

No.155:タワマンの脆弱さ (2019年12月31日)

 10月12日の台風19号で、近くの47階建て高層マンションの地下室が水没し、停電、断水が何日も続きました。エレベータが使えず、料理はできず、トイレも使えません。囲碁サークルのメンバーに住民の方が数人おられ、階段の上り下りで足がおかしくなった、とのことです。電気システムが地下に集中しているタワマンの脆弱さが露見したと、マスコミにも大きく取り上げられました。

No.143:キャベツの効果は大きかった? (2018年12月31日)

 東京駅発の大型バス、乗客は私と妻と妻のお母さんの3人だけでした。二度の入院や圧迫骨折などがあって、今年はもう遠出はできない、と思っていたお母さんが元気になって我家に来れたので、福島県いわき市にある常夏のスパリゾート、ハワイアンズ行きのバスで出かけたのです。途中、妻の妹と合流した北千住でそこそこの人が乗り込んできました。現地も結構の人、平日とは思えない賑わいです。各所から無料送迎バスが出ているので、豊富な源泉をかけ流した大きな風呂と映画にもなったフラガールのショー、温水プールなどを気軽に楽しめます。

No.131:運慶展 (2017年12月31日)

 先月、友人を誘って運慶展に出かけました。お目当ての一つは重源(ちょうげん)上人坐像(東大寺俊乗堂。国宝)、源平の争乱で焼失した東大寺を復興した僧侶の坐像です。運慶は、貴族社会から武家社会に移行する過渡期に活躍した仏師で、日本のルネサンス彫刻と称賛する人もいて、圧倒的な力強さと徹底的なリアリティなどで、人々に感銘を与えています。

No.119:十大ニュース (2016年12月31日)

 今年の「私の十大ニュース」です。内容は少しづつ変わってはいるものの、タイトルは変わり映えしません。今年もいつものように無事過ごすことができた、ということのようです。ありがたいことです。

No.107:あやかりたい、三浦敬三さんの「攻めの人生」 (2015年12月31日)

 1日40km弱、9時間ほどを5日間歩きましたが、何事も起きませんでした。歩いているうちに身体が左に傾いてきて、腰を痛め、やがて歩けなくなり中断した今年の東海道歩き旅、その原因を突き詰めようとしたのです。

No.095:関東労災病院 (2014年12月31日)

 手術室に生れて初めて入りました。10月に自宅近くの総合病院で病院祭があり、そこでの見学ツアーに参加したときのことです。入る前に頭と靴を覆うビニールを装着し、手を消毒します。これだけでちょっと厳粛な気分。


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