趣味

No.030:マメのできない靴

 足のマメは困ります。足指にできるのはまだしも、足裏にできると歩くのがつらく、以前に1週間近くウォーキングを中断したことがあります。わたしの経験では、20kmほど歩くとマメができる危険性が高まるようです。江戸時代の旅は毎日40km程度歩くとのことですが、マメはできなかったのでしょうか。

 マメは、靴が足を圧迫するためにできる場合が多い、といわれています。圧迫されることがない、通気性のよいワラジは、江戸時代という徒歩社会の知恵の結晶なのかもしれません。消耗は早いものの、材料となるワラは豊富で、簡単に作れ、当時16文というそば1杯の値段で買える安さで、しかも使い古しは肥料として再利用していました。しかし、固い舗装道路の現代では少しクッション不足でしょうし、靴で育った現代人には緒にすれる足の痛みには耐えられないでしょう。江戸時代の人ですら、「草鞋食い」と言われたその痛さには悩まされたようですから。

 現代ではどうしても靴ということになります。いま使っている靴は幅広で圧迫されることが少なく、表がメッシュなので通気性もある程度いいものです。おかげで、4月に自宅から静岡駅まで毎日40km以上歩いてもマメはできませんでした。ウォーキングを始めて6年半、いろいろな靴を履いてきましたが、1年半前に出会ったこの幅広タイプがこれからのウォーキング生活を末永く支えてくれそうです。

マメのできない靴
左から順に1代目、2代目、3代目

 1年半を経て、最近3足目を買いました。最初の1足目はかなりくたびれていますが、まだ現役です。底のかかと部分は最大で2cm以上も減ってしまい少し歩きにくくなり、表のメッシュには亀裂が入ってそこから靴下が見えます。もうそろそろ引退と考えて3足目を買ったのですが、なかなか捨てられません。

 2足目はまだ無事で電車などでのお出かけのときに使っていますが、色がくすんできました。3足目の新品と比べてみるとくすみ具合がよく分かります。お出かけ用としては引退の時期です。この引退の方が早くきそうで、そうなれば3足目のデビューとともに、玉突き的に1足目は完全引退となります。ほぼ完全償却で引退となるこの初代、踏まれても踏まれてもじっと耐えてここまできた初代、本当にご苦労さまでした。ありがとう。

 わたしのウォーキング歴が続く限り靴の代替わりも進むわけで、これから何代まで続くか、楽しみです。

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No.177:試し歩き (2021年10月31日)

 コロナ禍で2年間中断している東海道歩き旅、来年春には行けそうなので、事前の試し歩きをしてみました。毎日、日帰りで32キロ、5日間、雨のため1日だけ23キロだったので合計151キロ、自宅から静岡までの160キロの少し手前相当の歩きとなります。歳と共に低下する体力、それに加えての長い自粛生活でどうなるのか心配でしたが、何とか来年行けそうな感じです。

No.171:アンクルウエイトを重くしました (2021年04月30日)

 歩くときのアンクルウエイトを片足0.5kgから1.5kgに変更しました。1.5kg2個が入った袋を持った妻は、「こんな重いものを足に付けたら田園調布の坂を越えられないわよ」と心配しています。田園調布の住宅街は高台にあり、川崎の自宅からはそこそこの坂を上るのです。

No.169:コロナ禍最強の趣味 (2021年02月28日)

 「やることがなくて毎日が辛い。(あなたは)どうしてる?」と勤務先事務所のボス、「散歩と囲碁で過ごしています」と答えると、「そう・・・」と羨ましそうな感じでした。緊急事態宣言で在宅勤務、というよりも、仕事がないので勤務はなく、単なる在宅となっていて、ボスとは電話でときどき話をします。人好き、話好きなボスのこと、ストレスがかなり溜まっていることでしょう。

No.164:新たな囲碁の先生 (2020年09月30日)

 囲碁の先生が一人増えて二人になりました。新しい先生からのメールには、私のレベルに合った、大切と思われる詰碁問題と共に「目で5~10秒以内くらいで解ける」ように、との指示が付いています。つまり、詰碁が解けるだけでは駄目で、完璧に身に着けろ、ということなのです。囲碁も武術や柔術のように鍛錬こそ大切、ということでしょうか。

No.163:夏休みは囲碁三昧 (2020年08月31日)

 突然のこと、事務所のボスが2週間のホテル住いとなりました。どうやら、都心にある超一流ホテルに避暑、ということのようです。その間、私も思いがけない夏休み、どこかに行こうかと一瞬考えましたが、所詮はコロナ禍、結局囲碁三昧となりました。

No.162:オンライン囲碁対局 (2020年07月31日)

 地域の囲碁サークルで毎週日曜日にオンライン囲碁対局を始めて8週目となりました。皆さんご高齢なので参加されるか否か、提案者としては不安でしたが、始めてみるとみなさん熱心で、毎回10名ほどが参加されています。いままでの実対局でも、8名から多くても15名の参加でしたから、まずまずの成功、と言えます。

No.153:囲碁サークル (2019年10月31日)

 「上達しましたね」と私の囲碁対局を取り囲む人たちが口々に褒めてくれました。毎週日曜日の囲碁サークル、終了時間間近で他の対局はすでに終わって、メンバー全員が見守るという中で勝利したのです。ルンルン気分で帰宅しました。この日は2勝1敗、1年間続けて初めての勝ち越しです。9目という大きなハンディをもらっての勝利なのですが、それでも勝てなかった今までと比べると大進歩です。「勉強してますね」とも言われました。

No.147:10回目の東海道歩き旅 (2019年04月30日)

 今年で10回目となる東海道歩き旅、川崎の自宅から伊勢神宮まで、512kmを79万6千歩で完歩しました。ここ数年、気持よく歩ける日が少なくなり、歳とともに体力の衰えを実感するようになっています。

No.146:囲碁サークル (2019年03月31日)

 趣味は「旅行」と「ウォーキング」です。最近、それに「囲碁」が加わろうとしています。実益など求めず、ただただ楽しむ、それが本来の趣味というものなのかもしれませんが、私の場合は実益のない趣味は考えられません。貧乏性なのです。「旅行」は妻と二人、一緒に暮らす智恵を授けてくれます。一人旅はしません、実益が見いだせないのです。毎年の「東海道歩き旅」は一人ですが、これは毎日のウォーキングの励みの元になる、という実益があります。

No.135:東海道歩き旅で転倒しました (2018年04月30日)

 一瞬、何が起きたのか分かりませんでした。あっ、という間の転倒、自転車とのすれ違いざまでのことです。なかなか起き上がることができず情けなく、立止まった自転車の女子高校生から「大丈夫ですか」と声を掛けられ恥ずかしくもありました。


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