自宅から伊勢神宮まで、467キロ、11泊での東海道歩き旅でした。今年で7回目、6回目の昨年は足のマメの悪化や歩いているうちに身体が”く”の字に曲がるなどで歩けなくなり、一度帰宅し、また出かけ、3回にわたってやっとの思いで完歩しました。今年も1回で完歩できなければ目的地変更が必要か、と考えていたのでホッとしています。この「お伊勢参り」、年間目標として可能な限り続けたいので。
この歩き旅、家にいる妻のサポートが必須でした。雨の予報を見てもらい翌日の目的地を決め、宿を予約してもらったり、歩いている途中で雨が降り出すと、いつ上がるのかを調べてもらったりして、ときには妻のかなりの時間を割いてもらっていました。そんなサポートが今回は全く不要、妻への電話は毎日の宿到着連絡だけでした。スマホを持参したおかげです。WiFi専用にしているので、通常のスマホのようにいつでもどこでもというわけにはいきませんが、宿やコンビニで使うことができ、天気予報の確認や宿予約ができます。
5泊目の朝から7泊目の昼までの3日間、歩いている静岡県と愛知県を西から東に雨雲が移動しました。このため、泊まるたびに、33時間雨雲予報で雨の降り出す時間とやむ時間を確認し、雨の合間に歩いています。驚くほど正確な予報だったので、雨に降られることなく3日間歩き通すことができました。4泊目の藤枝を午前0時に出て、5泊目の掛川に午前8時到着、その直後から雨、5泊目掛川を翌午前7時に出て、トイレ、昼食、冷えた炭酸で休憩の3回、計37分中断のみで6泊目の浜松に午後3時前に到着、やはりその直後から雨、6泊目の浜松では翌午後1時に予報通り雨がやみ、歩きだして湖西市新所原に午後8時に到着、この日のみ当初計画の豊橋を手前の新所原に変更しました。それ以降は雨が無かったので、10泊目の鈴鹿までに遅れを取り戻し、当初計画通り11泊で完歩しています。
今回、気分よく歩けたときが以前ほどなかったように思います。日々のウォーキングでも速度が遅くなったり、疲れが残ったりするときがあります。気分よく歩けなければ、何のための歩きかわかりません。『やってはいけないウォーキング』(青栁幸利著(SB新書))によると歩き過ぎもよくない、とのこと。ウォーキング記録で、歩き旅の前1年間を見ると、今回が4,980キロで、2年前以前よりも20%~39%増えています。歩き過ぎなのかもしれません。
特に、歩き旅前3ヶ月間では、今回が1,827キロで、2年前以前より49%~138%増えています。ちなみに、2回も中断し3回目もやっとのことで完歩した昨年ですが、その前1年間は3,838キロで2年前の7%減だったものの、前3ヶ月間は1,412キロで2年前以前の15%~84%増となっています。昨年の身体が”く”の字に曲がる原因は結局不明のままですが、鉄道での移動後すぐ歩き出したので腰を痛めたのでは、と勝手に推定しているものの、直前3ヶ月間での歩き過ぎも原因だったのかもしれません。今後、歩き過ぎに、特に直前3ヶ月間は要注意と心します。とにかくまだまだ歩きたいので。
伊勢神宮はG7サミット直前の厳戒態勢でした。内宮鳥居前広場で、足元に荷物を置いて、写真を撮ろうと慣れないスマホをもたもた操作していると、私服と制服の警察官2人がぴたりと後ろについて監視していました。観光客とは違う怪しいやつ、と見られたのでしょうか。