東海道歩き旅

No.021:江戸時代の旅体験-自宅から伊勢神宮-

 7回目の東海道歩き旅でした。毎日の行動は、午前6時前に起床、宿でしっかり朝食をとり午前7時に出発、昼食は軽く牛乳とクッキー、午後3時から4時で夕食、午後6時に宿に到着、洗濯と入浴し、午後8時過ぎに就寝、といったところです。疲れをとるために、9時間以上は寝るようにしていて、夕食が苦労の種となります。午後3時か4時には夕食をとりたいのですが、この時間に営業している店が少ない上に、幹線道路を避けて歩いているので店そのものがあまりありません。また、食事に時間がかかるとそれだけ寝る時間が削られるので、どうしてもファーストフード的なものとなります。改善すべき大きな課題なので、今回はどのような夕食だったのかをここに記録しておくこととしました。

 費用は総額87,744円で、11泊の宿泊代57,700円(1泊5,245円)、12日間の飲食代21,754円(1日1,813円)、12日平均6,621円、帰りの交通費8,290円でした。


自宅から伊勢神宮までの12日間の行程です。<詳細地図を見る>


5月4日(水)、5日(木):自宅4日(水)21時56分発、箱根湯本5日(木)17時15分着、74.5㎞


明るいうちに箱根湯本到着<写真へのクリックで拡大できます>

 夕方仮眠して夜食事をとって自宅を出ました。午後10時出発、小田原までの68kmはいつもの初日コースです。午前4時に横浜で朝食、野菜牛丼とけんちん汁で720円、店を出ると白々と夜が明けてきました。午前9時に平塚の街に入る馬入橋から最初の海を眺め、街を出る花水橋で高麗山を眺めましたが、最初の海にも、もっこりして優しげな山にもとても癒されます。午後1時に国府津で昼食、これが夕食にもなるので「のんき亭」というところでのんき定食1,000円を食べました。小田原到着が午後3時半、出発が早かったので到着も早く、このまま箱根湯本まで行くこととし、午後5時過ぎに箱根湯本の宿に到着、温泉にゆっくりつかり、午後7時に就寝です。


6日(金):箱根湯本5時9分発、沼津16時4分着、37.2㎞


7回目の、東海道一番の難所「樫の木坂」<写真へのクリックで拡大できます>

 午前5時に宿を出て、近くのコンビニで朝食、麻姿丼と野菜ジュースで526円、午前6時前に歩き始めました。今日は箱根越えです。午前7時半過ぎに東海道一番の難所「樫の木坂」を登り、午前9時前に芦ノ湖へ、ここのコンビニで昼食、牛乳141円と家から持参したクッキー、箱根の峠を越えて三島へ、午後0時半に三島で2回目の昼食、支那そば637円、午後4時に沼津の宿に到着、夕食、野菜炒め680円、そして洗濯、入浴、午後8時就寝です。


7日(土):沼津7時48分発、興津18時26分着、38.2km


薩?峠(さったとうげ)<写真へのクリックで拡大できます>

 朝食後、午前8時前に宿を出て、午後2時半に蒲原で昼食、桜エビのかき揚丼1,000円、夕食も兼ねています。午後4時過ぎに由比で家に届ける甘夏を注文して薩?峠(さったとうげ)へ。2年前、民家の前に置いてあったオレンジがとても美味しかったので、今年も買おうと決めていたのですが、残念ながら置いてありません。たまたまおられた家の方に、今年は置かないんですか、と尋ねたところ、色が悪いので置いてない、良ければ持っていって、味は変わらないよ、と10個もビニールに入れてくれました。皮にはぶつぶつがあって見栄えは良くありませんが、中身は綺麗で以前同様甘くて美味しいオレンジでした。ご自宅で栽培している「きよみオレンジ」だそうです。午後5時半薩?峠(さったとうげ)に、沼津を出るときは雲で富士山が隠れていましたが、すっかり晴れて美しい富士山を眺めることができました。広重の東海道五十三次由比宿で描かれた風景と同じ、江戸時代から変わることなく現在でも見ることができる唯一の広重五十三次の風景と言われています。午後6時半興津の宿に到着、駿河健康ランドというところで、洗濯後大きなお風呂にゆっくりつかり、午後9時就寝です。


8日(日):興津5時52分発、藤枝18時2分着、43.3km


宇津ノ谷の明治のトンネル<写真へのクリックで拡大できます>

 午前6時前に宿を出て、午前7時過ぎに清水のコンビニで朝食、カレーヌードルとたれ団子で221円、午前11時静岡のコンビニで昼食、のむヨーグルト173円と持参クッキー、広い道路の中央にある小さな公園できよみオレンジもいただきました。午後2時半前に宇津ノ谷の明治のトンネルを通過、ここは日本最初の有料トンネルだそうです。午後3時半前に岡部で夕食、90年も続いているそば屋さんでかつ丼700円をいただきました。このあたり唯一のお店で、何回か食事をしています。午後6時藤枝の宿に到着、洗濯、入浴、午後8時就寝です。


9日(月):藤枝0時32分発、掛川7時59分着、27.9km


きよみオレンジ、美味しかった<写真へのクリックで拡大できます>

 午前8時から雨との予報だったので、午前0時半に宿を出て、午前2時前にコンビニで夜食、グラタン380円、午前8時に掛川の宿に到着、直後に雨が降り出しました。予報の正確さにびっくりです。掛川駅で朝食のトーストセット470円、昼食のミニしらす丼とうどんセット860円、夕食のメロンパンとジュースで288円となりました。宿でオレンジをいただき、洗濯、入浴、午後7時就寝です。


10日(火):掛川6時57分発、浜松14時41分着、31.0km


天竜川が東京・京都500kmの中間<写真へのクリックで拡大できます>

 朝食後、午前7時に宿を出て、午後0時半に天竜川を渡りました。ここが東京・京都のほぼ中間点となります。午後1時前にスーパーバローで昼食、牛乳133円と持参クッキー、午後3時前に浜松の宿に到着、到着まもなく雨が降り出しました。これも天気予報通り、その正確さには感心するばかりです。宿の近くで夕食、さしみ定食1,296円、5時前なので他に適当な店が見つかりませんでした。洗濯、入浴、午後9時就寝です。


11日(水):浜松13時8分発、湖西市新所原19時53分着、27.0km


浜名湖を渡る<写真へのクリックで拡大できます>

 宿で朝食、雨がまだ降っていて、連泊が必要かと考えていましたが、午後1時ごろには止むとの予報なので、当初予定の次の宿泊地豊橋を、より近い湖西市新所原に変更し、予報では明日から当面雨がないとのことなので、伊勢神宮までの全ての宿も予約しました。午後1時になると小雨になったので出かけ、午後4時半前舞阪に、新幹線をすぐ横に見ながら浜名湖を渡ります。この浜名湖は新幹線からの眺めで好きな景色のひとつです。舞阪のコンビニで昼食、牛乳142円と持参クッキーを食べました。午後6時に湖西市で夕食、野菜かき揚アサリうどん820円でした。新所原の宿到着は午後7時過ぎ、ここは大きなお風呂があるので、ゆっくり入浴し、洗濯はせずに午後9時就寝です。すぐ横をJRが走っているので、何回か起こされました。


12日(木):湖西市新所原6時52分発、岡崎18時10分着、44.0km


町名の由来となった豊橋<写真へのクリックで拡大できます>

 朝食後、午前7時に宿を出て、午前9時半に当初宿泊予定だった豊橋を通過、午後3時半に藤川の駅前にある道の駅で昼食兼夕食、桜エビのような小さな海老としらすを盛った丼980円をいただきました。併設しているミニストップでソフトクリームを食べましたが、これが予想外の美味しさでした。午後6時過ぎに岡崎の宿に到着、ここには温泉があるのでゆっくり入浴し、洗濯後午後9時就寝です。


13日(金):岡崎7時1分発、名古屋市港区18時1分着、41.5km


明るいうちに港区の宿へ<写真へのクリックで拡大できます>

 朝食後、午前7時に宿を出て、午前8時半安城の市営トイレを利用しました。朝のトイレを宿で済ませるとどうしても時間がかかってしまうので、途中のコンビニで済ませています。このように市営トイレがあるととても助かります。コンビニは人の出入りが多く、落ち着きません。午前10時に当初宿泊予定だった知立を通過、午後1時半過ぎ名古屋市緑区のコンビニで昼食、のむヨーグルト173円と持参クッキー、午後3時前に名古屋市南区で昼食兼夕食、ラーメンと餃子で712円、ここから今日の宿まで適当な食事処がなく、この辺でもほとんどが午後5時からなので、食事のできるところを探すのに時間がかかりました。午後6時に名古屋市港区の宿に到着、ここはトラックの運転手さんが仮眠するための施設で、部屋に風呂やトイレはなく、大きなお風呂と共同トイレ、洗濯せず、入浴して午後8時就寝です。


14日(土):名古屋市港区4時59分発、鈴鹿市白子17時56分着、44.7km


鈴鹿の日没<写真へのクリックで拡大できます>

 今日の鈴鹿宿泊で雨によるいままでの遅れを取り戻すことになります。いままでよりも距離が長いので、午前5時に宿を出ました。午前6時半に弥富のコンビニで朝食、おにぎりと野菜スープで372円、午前8時半前に長島スポーツランドでトイレ休憩、朝のトイレはコンビニが殆どなのでいつもは休憩しませんが、ここはお茶も飲めるので少し休憩しました。10時半に四日市市のコンビニで昼食、のむヨーグルトとパンで271円、ミニストップだったのでソフトクリームもいただきました。やはり美味しい。午後3時半に鈴鹿で夕食、お店が何もなく、やっと見つけたジョイフルで黒酢あん定食と豚汁で735円をいただきました。午後6時に白子の宿に到着、洗濯、入浴、そして午後9時就寝です。名古屋では洗濯しなかったので、2日分の洗濯となりました。


15日(日):鈴鹿市白子7時47分発、松阪17時4分着、34.1km


いくつかある旧伊勢街道のひとつ<写真へのクリックで拡大できます>

 宿の朝食が鯛茶漬け、ヨーグルトやオレンジもあってこの旅行一番の充実朝食、ゆっくり味わってから、午前8時に宿を出ました。午前11時に津のコンビニで昼食、牛乳141円と持参クッキー、午後3時半に松阪で夕食、パチンコ屋が客のために作った小さな店でかつ丼600円、予想通り、美味しものではありません。近くに「横綱」というラーメンチェーン店を見つけたのですが、残念ながら翌16日開店でした。午後5時に松阪の宿に到着、JR松阪駅前なので、明日の帰りの切符を駅で購入し、洗濯、入浴、午後8時就寝です。


16日(月):松阪7時2分発、伊勢神宮13時23分着、23.9km


伊勢神宮到着<写真へのクリックで拡大できます>

 朝食後、午前7時に宿を出たのですが、途中で霧雨となり傘が必要となりました。雨雲の動きを見ようと、当初予定のルートから外れて幹線道路を歩きコンビニ探し、午前10時半過ぎにやっとコンビニを見つけて雨雲の動きを確認しましたが、雨雲はほとんどなく、レーダーに映らない霧雨のようでした。それなら大したことないだろう、と歩き続けているうちに霧雨も止み、午後1時半前に伊勢神宮に到着しました。以前食べて美味しかった熊野の押し寿司と赤福を買って、午後2時20分の快速『みえ』で伊勢市駅を出て、午後4時3分名古屋着、昼食にきしめんをいただき、16時27分の『ひかり』で新横浜へ、自宅最寄駅には午後6時18分に到着しました。帰りは4時間でした。

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No.024:江戸時代の旅体験-自宅から伊勢神宮 (2019年04月29日)

 10回目の東海道歩き旅、自宅から伊勢神宮まで511kmを14日、1日平均36.5kmで歩きました。会社同期会がある伊東を経由しての歩きなので、いつもより45kmほど回り道となります。中間点を過ぎたころ、もう歩きたくない、と思うほどの疲れを経験し、まだまだ先が長いのに完歩できるのか、と危惧しましたが、原因が「寝不足」らしいと分かり、睡眠時間をできるだけ確保するように工夫し、何とか完歩できました。

No.023:江戸時代の旅体験-京都から掛川、自宅から掛川 (2018年05月06日)

 9回目の東海道歩き旅、京都三条大橋からお江戸日本橋を目差しましたが、掛川で転倒して右膝をいため一旦帰宅、3日休んで、自宅から掛川までを歩きました。前半が8日、後半が6日の計14日、計500キロで1日平均35.7キロでした。途中3日休んだためでしょうか、後半はあまり疲れることなく、掛川から帰宅後すぐに日々ウォーキングを始めています。昨年は始めるまでに2週間かかりました。9回目は、食事時間、場所、内容を書き残します。

No.022:江戸時代の旅体験-自宅から伊勢神宮- (2017年05月30日)

8回目の東海道歩き旅、お伊勢さんまで466キロを13日1日平均35.8キロで歩きました。12泊というスローペースは初めて、最速で9泊、雨での連泊があったり、2回に分けての完歩のときもせいぜい11泊でした。2年前の、身体が傾いて春秋2回で完歩したり、昨年の、気分よく歩けるときが少なかったりで、1日50キロ以上は歩かない計画としたのです。  確かに、気分よく歩けるときが昨年よりも少しは増えた気がしますが、歩く日数が増えた分、全体の疲労度は変わらないようにも思います。よれよれで帰宅しており、日々のウォーキングを再開したのは昨年同様帰宅後2週間後でした。疲労のためか、起き上がると回転性のめまいと吐き気がする、「良性発作性頭位めまい」と推定される様態にもなっています。このよれよれ度を今後改善すべく、歩き、食事、睡眠がどうなっていたかをここに記録しておきたいと思います。理想を言えば、帰宅の翌日から日々のウォーキングを始めることができるくらい、疲労の残らない歩き旅にしたいのですが・・・・。  費用に関しては、総額90,724円(昨年は87,744円)、1日平均6,979円(昨年は7,058円)でした。内訳は、12泊の宿泊代が59,870円(昨年11泊で57,700円)、1泊平均4,989円(昨年は5,245円) 、飲食代が22,564円(昨年は21,754円)、1日平均1,736円(昨年は1,813円)、帰りの交通費が8,290円(昨年と同額)でした。

No.020:江戸時代の旅体験-伊勢神宮から島田- (2015年11月14日)

 春のお伊勢参りが202km歩いて島田で頓挫したので、残りを秋に、伊勢神宮から島田まで268kmを歩きました。6回目の東海道歩き旅完歩です。ところが今回は、歩いているうちに身体が左横に傾き、後ろから見ると逆「く」の字になってしまうようになりました。このため3日歩いて帰宅、1週間ほど休んで、また4日歩いての完歩でした。原因は分からず、このままだと来年の7回目はありません。どのような状況だったのか、ここに記録しておきます。江戸時代にもこんな人がいたかもしれません。

No.019:江戸時代の旅体験-自宅から島田- (2015年05月25日)

 今年のお伊勢参り450km歩き旅は島田202kmで頓挫し泣く泣く帰宅の途につきました。原因は初日にできた足のマメ、潰れてからも歩き続け6日目の朝ついにギブアップしたのです。この秋に何とか続きを歩けたら、と考えています。 

No.018:江戸時代の旅体験-自宅から伊勢神宮- (2014年05月15日)

 今年の東海道はお伊勢参り、463キロを9日で歩きました。平均で1日51キロです。初日4月28日が75キロ歩いて箱根湯本泊、29日箱根を越え34キロ歩いて沼津で雨となり宿泊、30日雨で沼津に1日足止め、5月1日から6日まで、静岡56キロ、掛川53キロ、湖西(浜名湖の西)56キロ、知立58キロ、四日市54キロ、松阪53キロと、6日間連続で1日50キロ超を歩きました。最後の7日は伊勢神宮までの25キロです。今年も元気で歩いたお伊勢参り、連日の50キロ越えでひとつの自信がつきました。以下、今回どのように歩いたのか、GPS記録を見ながら振り返ってみました。今後の計画立案に役立つデータが一つできたような気がします。

No.017:江戸時代の旅体験-名古屋から伊勢神宮- (2013年11月11日)

 川崎の自宅から伊勢神宮までの歩き旅、春に8日間367.8km歩いて名古屋に到着したところで中止となり残念な思いをしました。続きをこの秋に、ということで名古屋から伊勢神宮までを3日間108.8km歩きました。これで4回目の東海道歩き旅完歩です。

No.016:江戸時代の旅体験-自宅から名古屋- (2013年05月23日)

 川崎の自宅から伊勢神宮までの歩き旅、11日間で455kmの予定でしたが、8日間367.8kmで中止して名古屋駅から新幹線で戻りました。転んで足首を強く打ったためです。8割ほどの行程で打切りとなり、4回目の東海道歩き旅完歩は来年に持ち越されました。

No.015:江戸時代の旅体験-自宅から京都- (2012年05月24日)

 川崎の自宅から京都までの歩き旅、11日間で498.2km、1日平均45.3kmでした。今年は3日目に足裏にマメができてしまい苦しい歩きとなり、もう歩けない、と思った瞬間もあります。現代では、何かあればいつでも帰ることができますが、帰るに帰れない江戸時代、場合によっては大変な思いをした人も多かったのではないでしょうか。なお、合計498.2kmは、持参したGPS機で記録された距離です。地図上の計画ルートでは478.5kmなので4%ほど回り道などをしたことになります。

No.014:江戸時代の旅体験-自宅から京都- (2011年05月05日)

 川崎の自宅から京都まで11日間連続で歩いて合計510kmとなりました。歩きが少々辛かったのは4日目のみ、その他の日々は疲れはするものの、翌朝にはとれてまた元気に歩ける、京都に着いたときも、まだまだ歩ける、といった感じでした。日常よく歩いていた江戸時代の人にとっての歩き旅は特別なことではなかった、そんな気がしています。江戸時代実感の旅です。


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