川崎の自宅から伊勢神宮までの歩き旅、春に8日間367.8km歩いて名古屋に到着したところで中止となり残念な思いをしました。続きをこの秋に、ということで名古屋から伊勢神宮までを3日間108.8km歩きました。これで4回目の東海道歩き旅完歩です。
10月30日(水):自宅5時20分発、6時新横浜発のひかりで名古屋へ、名古屋築地口駅発8時、鈴鹿(白子)20時3分着、50.1km
春の歩きを中止して帰るときに乗車した名古屋港の築地口駅からのスタートです。ここから揖斐川(いびがわ)を渡り切るまでの約18kmのうち12kmほどがたくさんのトラックや乗用車が走る横を歩くことになります。国道23号線です。旧東海道で「七里の渡し」と言われた宮宿(愛知県名古屋市熱田)から桑名宿(三重県桑名)までの海上の渡しだったところを走る国道1号線、そのバイパスとして作られた23号線は1号線の南、名古屋港湾岸を走っています。桑名で1号線に近づき、四日市を過ぎて旧東海道が旧伊勢街道と別れる日永(ひなが)の追分あたりから1号線から離れて南の伊勢神宮へと向かいます。物流の大動脈のようで、とにかく交通量が多く、自宅からの全行程のうちで最も排ガスにさらされるところ、マスク必着です。朝8時に出発して、揖斐川を渡り切ってこの排ガスから脱したのが12時45分でした。そこから先は23号線に沿った間道をのんびり歩き、鈴鹿サーキット近くの白子というところで宿泊しています。
31日(木):鈴鹿(白子)7時38分発、伊勢市駅21時22分着、54.4㎞
白子から松阪までの25kmほどは23号線から離れた間道で、旧伊勢街道なども通ってのんびりでしたが、松阪から伊勢市までの20kmほどは再び23号線を歩きました。松阪を出たのが16時27分、伊勢市駅に着いたのが21時22分、夜となるなか、途切れなく走る車の横を5時間ほど歩くという、最悪の事態です。初めて東海道を歩いたときに国道1号線を歩いて懲りたのに、初めての伊勢街道で同じ過ちを犯しました。車のなかった江戸時代をうらやましく思っています。この日は伊勢市での宿がとれず、松阪に戻っての宿泊です。
11月1日(金):伊勢市駅8時56分発、伊勢神宮内宮前9時54分着、4.3㎞
宿泊した松阪から、昨日の到着地点である伊勢市駅へ、そこから伊勢神宮内宮前まで1時間ほどの歩きでした。東海道中膝栗毛の弥次さん、喜多さんが目指したお伊勢さんに到着です。内宮前で109km、このうち23号線以外での歩きでは、天候に恵まれた気持ちよい歩きとなっています。内宮前からすぐに伊勢市駅に歩いて戻り、妻と待ち合せて外宮、内宮と参拝しています。3連休前の平日でしたが、たくさんの人の流れが絶えることのない大変な賑わいでした。