東海道歩き旅

No.023:江戸時代の旅体験-京都から掛川、自宅から掛川

 9回目の東海道歩き旅、京都三条大橋からお江戸日本橋を目差しましたが、掛川で転倒して右膝をいため一旦帰宅、3日休んで、自宅から掛川までを歩きました。前半が8日、後半が6日の計14日、計500キロで1日平均35.7キロでした。途中3日休んだためでしょうか、後半はあまり疲れることなく、掛川から帰宅後すぐに日々ウォーキングを始めています。昨年は始めるまでに2週間かかりました。転倒のことはこちらのコラムをお読みください。9回目は、食事時間、場所、内容を書き残します。

 費用は総額101,873円で、13泊の宿泊代68,979円(1泊5,306円)、14日間の飲食代25,298円(1日1,807円)、交通費5,120円、お土産2回で2,476円でした。


京都三条大橋から掛川、自宅から掛川の14日間の行程です。<詳細地図を見る>


4月9日(月):京都三条大橋11時57分発、大津16時43分着、19.4㎞


三条大橋を正午に出発、現在表示0kmが500kmになればお江戸日本橋。<写真へのクリックで拡大できます>

 12時の出発直前に三条大橋近くの「篠田屋」でニシンうどんの昼食、16時ごろ瀬田の「スシロー」でうどんと寿司の夕食でした。20時か、遅くても21時には寝るので、16時までには夕食を取るようにします。

 神戸・明石での会社同期会翌日、京都に移動して三条大橋からお江戸日本橋へと歩き始めました。初めての、三条大橋から日本橋までの東海道完歩となる予定でしたが・・・・。この日は何回か軽い雨に降られましたが、短距離なのでのんびり歩くことができました。


10日(火):大津07時07分発、水口町14時00分着、28.15㎞


天井川の草津川を渡る。遠方中央に以前住んでいたマンションが見える。<写真へのクリックで拡大できます>

 13時過ぎ、昨日の「スシロー」が良かったので水口の「はま寿司」でお寿司の昼食、うどんがなく、味もいまいちでした。しばらく歩くと「スシロー」がありました、残念です。14時にホテル着、早めに部屋に入れていただき、買っておいた「ローソン」のサンドイッチで夕食、洗濯、事務所のメール処理などをして早めに就寝しました。水口を過ぎると宿がなので、短距離ですがここでの宿泊としています。


11日(水):水口07時19分発、鈴鹿18時20分着、45.28㎞


鈴鹿峠ではまだ桜が咲いていた。<写真へのクリックで拡大できます>

 1日目に冷たいものをたくさん飲んだので胃が不調です。10時半ごろに土山町の道の駅「あいの土山」で塩おにぎり3つセットを買い、12時過ぎに、鈴鹿峠を越えたところで雨が降ってきたので雨宿りがてらの昼食としました。美味しいおむすびでした。15時半ごろ、工場と畑の中にポツンとある亀山の「亀八食堂」に入るとそこは焼肉専門店、肉は無理なので、肉以外の数少ないメニューだった、とん汁、キムチ、ご飯で夕食としました。ホテル近くまで行かないと食べるところがなさそうだったのでしかたありません。


12日(木):鈴鹿06時45分発、名古屋19時01分着、48.25km


合流した長良川と揖斐川(いびがわ)を渡る。1959年9月の伊勢湾台風でこのあたりの堤防が決壊した。<写真へのクリックで拡大できます>

 12時ごろ、四日市の「ミニストップ」でサンドイッチの昼食、17時半ごろ、23号線名四国道沿の定食屋「街かど屋十一屋店」で春野菜と豚の焼きしゃぶ定食の夕食、トラック運転手さんが利用する店なので期待しましたが、それほどではありませんでした。

 宿泊予定の名古屋「トラックステーション」が満室、考えもしなかったことで慌てました。やっと探したのが「ハーバーロッジなごや」、船員とその家族のための宿泊設備で、トラック運転手のための「トラックステーション」よりもホテルらしい部屋と設備でした。この辺りは適当な宿泊所がなく、偶然ですが良いところが見つかりました。


13日(金):名古屋06時56分発、岡崎15時59分着、35.76km


岡崎城手前の矢作橋で寝ていた日吉丸(後の秀吉)の頭を小六が蹴ったのが二人の出会いだった。<写真へのクリックで拡大できます>

 12時半ごろ知立の食品館「美松」でバナナを買ってこれを昼食としました。16時ごろ岡崎のホテルにチェックインし、近くの「がんこ親父」という手打ちうどんの店で鍋焼きうどん「しめじ鍋」の夕食、おやじさんが合間をみてうどんを手打ちしていました。おやじさん手作りのケーキのスポンジもあったのでこれもいただきました。共に美味しかったです。


14日(土):岡崎05時52分発、豊橋13時56分着、32.56km


御油の松並木。<写真へのクリックで拡大できます>

 ホテルを出てすぐに「すき家」でカレーの朝食、14時に豊橋のホテル着、近くの「勢川本店」で鍋焼きうどんを昼食兼夕食としました。老舗の人気店らしく、食事時でもないのにかなりのお客の入りです。具沢山の美味しい鍋焼きうどんでした。ここのところうどんばかりです。


15日(日):豊橋08時16分発、浜松19時27分着、40.44km


浜名湖畔を進む。<写真へのクリックで拡大できます>

 今日もうどん、13時ごろ湖西の「丸亀製麺」できつねうどんの昼食、17時ごろ浜松の「マクドナルド」でエビフィレオで夕食、遅い夕食なので軽め、と考えてのことでしたが、魚とはいえフライなので胃にややもたれました。


16日(月):浜松07時22分発、掛川16時14分着、30.77km


袋井近くの松並木、田んぼに囲まれて、御油よりも趣きがある。<写真へのクリックで拡大できます>

 10時半ごろに磐田の「マックスバリュー」でバナナを買って隣のお寺で昼食、14時に袋井でみそ煮込みの店「サガミ」のカレーうどんで夕食、このお店はこれで3回目です。掛川の宿到着直前に転倒して翌朝一旦帰宅しました。詳細はこちらで


17日(火)ー19日(木):自宅に戻り、膝レントゲン診察、休養、出勤。

 


20日(金):自宅04時27分発、平塚17時53分着、47.12km


平塚で初めて海を見る。<写真へのクリックで拡大できます>

 10時ごろ横浜・緑園都市の「業務スーパー」でバナナを買って朝食とし、12時ごろ横浜・泉区の「吉野家」でカレーの昼食、13時前に横浜・泉区の「横濱アイス工房ゆめが丘店」でソフトクリームをいただきました。16時ごろ、平塚手前6キロほどのところにラーメン屋がポツンとあったので、このあたりで食べておかないと、と入り味噌ラーメンでの夕食としましたが、あまり美味しいくはありませんでした。店を出たところの信号待ちで焼肉店を発見、あそこにすればよかった、と後悔しています。


21日(土):平塚07時05分発、箱根町15時33分着、28.83km


箱根湯本に到着。<写真へのクリックで拡大できます>

 朝食をホテルでしっかりいただき、昼食はコンビニで適当にいただきました。14時過ぎ、箱根湯本手前の「札幌ラーメンユキンコ」で長崎ちゃんぽんの夕食、盛りだくさんの野菜で美味しく、良い店が見つかったと喜んでいます。場所、内容ともに良し、というところはなかなかありません。

 いつもの箱根町「かっぱ天国」が満室、「トラック・ステーション」といい、「かっぱ天国」といい、全くの予想外でした。しかたなく箱根湯本から小田原まで電車で戻り、「万葉の湯」に宿泊、寝るのは広いリラックスルームなので他人のイビキやテレビの音で眠れません、失敗でした。


22日(日):箱根町05時59分発、沼津17時01分着、35.64km


芦ノ湖の先に美しい富士山が。<写真へのクリックで拡大できます>

 出発前に「ローソン」のおにぎり2個で朝食、9時ごろ箱根町の「セブン・イレブン」でパンと団子を買って、目の前の芦ノ湖岸で昼食、14時ごろトラックの運転手さん相手の三島「一番亭」でたっぷり野菜ラーメンの夕食、美味しかった。いつも利用する店です。


23日(月):沼津05時11分発、興津町16時13分着、37.51km


海に迫る由比の岬の先に宿泊のホテルが見える。<写真へのクリックで拡大できます>

 5時半ごろ「セブン・イレブン」のサンドイッチで朝食、9時半ごろ吉原のスーパー「オカムラ」で出来立ての焼きそばを買って、前の公園で昼食、12時半ごろいつもの蒲原の寿司処「やましち」でいつもの桜えび丼で夕食、しつこさのないかき揚で、桜えびの旨みのある、いつもの美味しさでした。


24日(火):興津町02時10分発、藤枝14時16分着、42.47km


安倍川を渡る。<写真へのクリックで拡大できます>

 7時ごろ静岡の「吉野家」で牛カルビ定食で朝食、美味しくありません。12時ごろに岡部の米屋「かど万」の甘酒、昨年もいただきましたが、美味しい甘酒です。14時過ぎに藤枝のホテルにチェックインして、近くの「沼津魚がし鮨」の春の大漁盛とかんぴょう巻で夕食、これも美味しくいただきました。


25日(水):藤枝10時11分発、掛川16時47分着、27.98km


夜の雨で、橋から見ると怖いくらいの大井川の濁流。<写真へのクリックで拡大できます>

 13時ごろ金谷の食料品店「植野ストアー」でクッキーを買って、これを歩きながら食べての昼食、掛川から在来線で帰宅、途中19時過ぎ、熱海での乗換時、うどんを食べようとしましたがすでに閉店、しかたなく「鯛めし」弁当を夕食にしました。17日同様に熱海のアジの干物をお土産に買って帰りました。

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No.024:江戸時代の旅体験-自宅から伊勢神宮 (2019年04月29日)

 10回目の東海道歩き旅、自宅から伊勢神宮まで511kmを14日、1日平均36.5kmで歩きました。会社同期会がある伊東を経由しての歩きなので、いつもより45kmほど回り道となります。中間点を過ぎたころ、もう歩きたくない、と思うほどの疲れを経験し、まだまだ先が長いのに完歩できるのか、と危惧しましたが、原因が「寝不足」らしいと分かり、睡眠時間をできるだけ確保するように工夫し、何とか完歩できました。

No.022:江戸時代の旅体験-自宅から伊勢神宮- (2017年05月30日)

8回目の東海道歩き旅、お伊勢さんまで466キロを13日1日平均35.8キロで歩きました。12泊というスローペースは初めて、最速で9泊、雨での連泊があったり、2回に分けての完歩のときもせいぜい11泊でした。2年前の、身体が傾いて春秋2回で完歩したり、昨年の、気分よく歩けるときが少なかったりで、1日50キロ以上は歩かない計画としたのです。  確かに、気分よく歩けるときが昨年よりも少しは増えた気がしますが、歩く日数が増えた分、全体の疲労度は変わらないようにも思います。よれよれで帰宅しており、日々のウォーキングを再開したのは昨年同様帰宅後2週間後でした。疲労のためか、起き上がると回転性のめまいと吐き気がする、「良性発作性頭位めまい」と推定される様態にもなっています。このよれよれ度を今後改善すべく、歩き、食事、睡眠がどうなっていたかをここに記録しておきたいと思います。理想を言えば、帰宅の翌日から日々のウォーキングを始めることができるくらい、疲労の残らない歩き旅にしたいのですが・・・・。  費用に関しては、総額90,724円(昨年は87,744円)、1日平均6,979円(昨年は7,058円)でした。内訳は、12泊の宿泊代が59,870円(昨年11泊で57,700円)、1泊平均4,989円(昨年は5,245円) 、飲食代が22,564円(昨年は21,754円)、1日平均1,736円(昨年は1,813円)、帰りの交通費が8,290円(昨年と同額)でした。

No.021:江戸時代の旅体験-自宅から伊勢神宮- (2016年05月04日)

 7回目の東海道歩き旅でした。毎日の行動は、午前6時前に起床、宿でしっかり朝食をとり午前7時に出発、昼食は軽く牛乳とクッキー、午後3時から4時で夕食、午後6時に宿に到着、洗濯と入浴し、午後8時過ぎに就寝、といったところです。疲れをとるために、9時間以上は寝るようにしていて、夕食が苦労の種となります。午後3時か4時には夕食をとりたいのですが、この時間に営業している店が少ない上に、幹線道路を避けて歩いているので店そのものがあまりありません。また、食事に時間がかかるとそれだけ寝る時間が削られるので、どうしてもファーストフード的なものとなります。改善すべき大きな課題なので、今回はどのような夕食だったのかをここに記録しておくこととしました。

No.020:江戸時代の旅体験-伊勢神宮から島田- (2015年11月14日)

 春のお伊勢参りが202km歩いて島田で頓挫したので、残りを秋に、伊勢神宮から島田まで268kmを歩きました。6回目の東海道歩き旅完歩です。ところが今回は、歩いているうちに身体が左横に傾き、後ろから見ると逆「く」の字になってしまうようになりました。このため3日歩いて帰宅、1週間ほど休んで、また4日歩いての完歩でした。原因は分からず、このままだと来年の7回目はありません。どのような状況だったのか、ここに記録しておきます。江戸時代にもこんな人がいたかもしれません。

No.019:江戸時代の旅体験-自宅から島田- (2015年05月25日)

 今年のお伊勢参り450km歩き旅は島田202kmで頓挫し泣く泣く帰宅の途につきました。原因は初日にできた足のマメ、潰れてからも歩き続け6日目の朝ついにギブアップしたのです。この秋に何とか続きを歩けたら、と考えています。 

No.018:江戸時代の旅体験-自宅から伊勢神宮- (2014年05月15日)

 今年の東海道はお伊勢参り、463キロを9日で歩きました。平均で1日51キロです。初日4月28日が75キロ歩いて箱根湯本泊、29日箱根を越え34キロ歩いて沼津で雨となり宿泊、30日雨で沼津に1日足止め、5月1日から6日まで、静岡56キロ、掛川53キロ、湖西(浜名湖の西)56キロ、知立58キロ、四日市54キロ、松阪53キロと、6日間連続で1日50キロ超を歩きました。最後の7日は伊勢神宮までの25キロです。今年も元気で歩いたお伊勢参り、連日の50キロ越えでひとつの自信がつきました。以下、今回どのように歩いたのか、GPS記録を見ながら振り返ってみました。今後の計画立案に役立つデータが一つできたような気がします。

No.017:江戸時代の旅体験-名古屋から伊勢神宮- (2013年11月11日)

 川崎の自宅から伊勢神宮までの歩き旅、春に8日間367.8km歩いて名古屋に到着したところで中止となり残念な思いをしました。続きをこの秋に、ということで名古屋から伊勢神宮までを3日間108.8km歩きました。これで4回目の東海道歩き旅完歩です。

No.016:江戸時代の旅体験-自宅から名古屋- (2013年05月23日)

 川崎の自宅から伊勢神宮までの歩き旅、11日間で455kmの予定でしたが、8日間367.8kmで中止して名古屋駅から新幹線で戻りました。転んで足首を強く打ったためです。8割ほどの行程で打切りとなり、4回目の東海道歩き旅完歩は来年に持ち越されました。

No.015:江戸時代の旅体験-自宅から京都- (2012年05月24日)

 川崎の自宅から京都までの歩き旅、11日間で498.2km、1日平均45.3kmでした。今年は3日目に足裏にマメができてしまい苦しい歩きとなり、もう歩けない、と思った瞬間もあります。現代では、何かあればいつでも帰ることができますが、帰るに帰れない江戸時代、場合によっては大変な思いをした人も多かったのではないでしょうか。なお、合計498.2kmは、持参したGPS機で記録された距離です。地図上の計画ルートでは478.5kmなので4%ほど回り道などをしたことになります。

No.014:江戸時代の旅体験-自宅から京都- (2011年05月05日)

 川崎の自宅から京都まで11日間連続で歩いて合計510kmとなりました。歩きが少々辛かったのは4日目のみ、その他の日々は疲れはするものの、翌朝にはとれてまた元気に歩ける、京都に着いたときも、まだまだ歩ける、といった感じでした。日常よく歩いていた江戸時代の人にとっての歩き旅は特別なことではなかった、そんな気がしています。江戸時代実感の旅です。


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