趣味

No.124:東海道歩き旅2017


お伊勢さんまで完歩(注:GPS機で記録できなかった歩きがあったので、463kmとなっています)<写真へのクリックで拡大できます>

 70歳になっても歩けていたらいいなぁ、と思いながら始めた毎年の東海道歩き旅、その70歳の今年も完歩しました。8回目です。自宅から伊勢神宮まで466キロ、13日の歩き旅でした。

 一昨年から歩き旅の楽しさが失われつつあります。それまでは、通しで75キロ歩いた、とか、仮眠2時間をはさんで夜通し96キロ歩いた、とか、6日連続で1日50キロ以上歩いた、とか、まるで荒行のような旅で、それが楽しさでもあったのです。ところが、一昨年、身体が傾いてあまり歩けなくなり、春と秋の2回での完歩となってしまい、昨年は、1回で完歩したものの、帰宅してから2週間ほど疲れが取れませんでした。今年も同様に疲れが残り、70歳を機に歩き方を考え直すときがきたようです。

 荒行のような旅はもうできないのでしょう。歳を考えるとそれが当たり前なのかもしれません。健康維持を目的に始めた歩きですから、それで疲れを溜め、健康を害するようなことがあれば本末転倒です。分かってはいるのですが、楽しみが奪われたような寂しさもあります。

 自分の歳や体力に見合った歩き旅、妻は、「日光にしたら」と言います。自宅から150キロほどで、到着後に観光する余裕すらあるかもしれないし、日光なら妻も電車でやって来るかもしれません。返事はしていません。歩き旅、無理してまでやるようなことではないのですが、少し無理した目標でないと、完歩することでの達成感や喜びがありません。「少しの無理」と、「歳」や「体力」との見極めが難しいところです。

 箱根下山で出会った男性は、歩くのが大好き、とのこと。海抜0メートルの海岸から歩き始め、富士山頂浅間大社奥宮に海水を奉納すること16回だそうです。箱根下山の、芦ノ湖から三島のご自宅までの20キロほどは、いつものウォーキングコース、といった感じでした。77歳だそうで、話を聞いてとても元気づけられました。私も、私なりの目標設定をして、いつまでも元気に歩き旅を続けたいものです。

 勤務先事務所を2週間以上休んで出勤した日、「また来年も行くつもりです」とボスに言うと、「まだ行くの」と少しあきれ顔でした。疲れが取れていないときだったので、「たぶん」とだけ答えています。でも、来年の春には、喉元過ぎれば何とやら、で、またお伊勢さんにいそいそと出かけて行くような気がします。何にこだわるかは人様々、それがその人のアイデンティティ、好きにさせて、などと言いながら。

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No.177:試し歩き (2021年10月31日)

 コロナ禍で2年間中断している東海道歩き旅、来年春には行けそうなので、事前の試し歩きをしてみました。毎日、日帰りで32キロ、5日間、雨のため1日だけ23キロだったので合計151キロ、自宅から静岡までの160キロの少し手前相当の歩きとなります。歳と共に低下する体力、それに加えての長い自粛生活でどうなるのか心配でしたが、何とか来年行けそうな感じです。

No.171:アンクルウエイトを重くしました (2021年04月30日)

 歩くときのアンクルウエイトを片足0.5kgから1.5kgに変更しました。1.5kg2個が入った袋を持った妻は、「こんな重いものを足に付けたら田園調布の坂を越えられないわよ」と心配しています。田園調布の住宅街は高台にあり、川崎の自宅からはそこそこの坂を上るのです。

No.169:コロナ禍最強の趣味 (2021年02月28日)

 「やることがなくて毎日が辛い。(あなたは)どうしてる?」と勤務先事務所のボス、「散歩と囲碁で過ごしています」と答えると、「そう・・・」と羨ましそうな感じでした。緊急事態宣言で在宅勤務、というよりも、仕事がないので勤務はなく、単なる在宅となっていて、ボスとは電話でときどき話をします。人好き、話好きなボスのこと、ストレスがかなり溜まっていることでしょう。

No.164:新たな囲碁の先生 (2020年09月30日)

 囲碁の先生が一人増えて二人になりました。新しい先生からのメールには、私のレベルに合った、大切と思われる詰碁問題と共に「目で5~10秒以内くらいで解ける」ように、との指示が付いています。つまり、詰碁が解けるだけでは駄目で、完璧に身に着けろ、ということなのです。囲碁も武術や柔術のように鍛錬こそ大切、ということでしょうか。

No.163:夏休みは囲碁三昧 (2020年08月31日)

 突然のこと、事務所のボスが2週間のホテル住いとなりました。どうやら、都心にある超一流ホテルに避暑、ということのようです。その間、私も思いがけない夏休み、どこかに行こうかと一瞬考えましたが、所詮はコロナ禍、結局囲碁三昧となりました。

No.162:オンライン囲碁対局 (2020年07月31日)

 地域の囲碁サークルで毎週日曜日にオンライン囲碁対局を始めて8週目となりました。皆さんご高齢なので参加されるか否か、提案者としては不安でしたが、始めてみるとみなさん熱心で、毎回10名ほどが参加されています。いままでの実対局でも、8名から多くても15名の参加でしたから、まずまずの成功、と言えます。

No.153:囲碁サークル (2019年10月31日)

 「上達しましたね」と私の囲碁対局を取り囲む人たちが口々に褒めてくれました。毎週日曜日の囲碁サークル、終了時間間近で他の対局はすでに終わって、メンバー全員が見守るという中で勝利したのです。ルンルン気分で帰宅しました。この日は2勝1敗、1年間続けて初めての勝ち越しです。9目という大きなハンディをもらっての勝利なのですが、それでも勝てなかった今までと比べると大進歩です。「勉強してますね」とも言われました。

No.147:10回目の東海道歩き旅 (2019年04月30日)

 今年で10回目となる東海道歩き旅、川崎の自宅から伊勢神宮まで、512kmを79万6千歩で完歩しました。ここ数年、気持よく歩ける日が少なくなり、歳とともに体力の衰えを実感するようになっています。

No.146:囲碁サークル (2019年03月31日)

 趣味は「旅行」と「ウォーキング」です。最近、それに「囲碁」が加わろうとしています。実益など求めず、ただただ楽しむ、それが本来の趣味というものなのかもしれませんが、私の場合は実益のない趣味は考えられません。貧乏性なのです。「旅行」は妻と二人、一緒に暮らす智恵を授けてくれます。一人旅はしません、実益が見いだせないのです。毎年の「東海道歩き旅」は一人ですが、これは毎日のウォーキングの励みの元になる、という実益があります。

No.135:東海道歩き旅で転倒しました (2018年04月30日)

 一瞬、何が起きたのか分かりませんでした。あっ、という間の転倒、自転車とのすれ違いざまでのことです。なかなか起き上がることができず情けなく、立止まった自転車の女子高校生から「大丈夫ですか」と声を掛けられ恥ずかしくもありました。


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