東海道歩き旅

No.022:江戸時代の旅体験-自宅から伊勢神宮-

 8回目の東海道歩き旅、お伊勢さんまで466キロを13日1日平均35.8キロで歩きました。12泊というスローペースは初めて、最速で9泊、雨での連泊があったり、2回に分けての完歩のときもせいぜい11泊でした。2年前の、身体が傾いて春秋2回で完歩したり、昨年の、気分よく歩けるときが少なかったりで、1日50キロ以上は歩かない計画としたのです。

 確かに、気分よく歩けるときが昨年よりも少しは増えた気がしますが、歩く日数が増えた分、全体の疲労度は変わらないようにも思います。よれよれで帰宅しており、日々のウォーキングを再開したのは昨年同様帰宅後2週間後でした。疲労のためか、起き上がると回転性のめまいと吐き気がする、「良性発作性頭位めまい」と推定される様態にもなっています。このよれよれ度を今後改善すべく、歩き、食事、睡眠がどうなっていたかをここに記録しておきたいと思います。理想を言えば、帰宅の翌日から日々のウォーキングを始めることができるくらい、疲労の残らない歩き旅にしたいのですが・・・・。

 費用は総額90,724円で、12泊の宿泊代59,870円(1泊4,989円)、13日間の飲食代22,564円(1日1,736円)、13日平均6,341円、帰りの交通費8,290円でした。


自宅から伊勢神宮までの13日間の行程です。<詳細地図を見る>


5月5日(金):自宅07時17分発、平塚19時27分着、46.0㎞


平塚直前で日没<写真へのクリックで拡大できます>

 今年から、初日に箱根湯本までの75kmを歩くのをやめて、途中の平塚で1泊しました。6時頃起床、朝食後7時17分家を出発、12時38分コンビニ(横浜市)のパンと飲むヨーグルトで30分ほどの昼食、16時24分家系ラーメン藤澤家(藤沢市)の野菜ラーメンで30分ほどの夕食、19時27分ホテルに入り、洗濯、入浴、21時30分頃就寝。


6日(土):平塚09時32分発、箱根湯本17時10分着、28.6㎞


箱根湯本到着は日没前<写真へのクリックで拡大できます>

 10時間ほど寝て、7時30分頃起床、朝食後9時32分にホテルを出発、13時17分コンビニ(小田原市国府津)の飲むヨーグルトで30分ほどの昼食、15時03分魚河岸でん(小田原駅前)の海鮮丼で30分ほどの夕食、17時10分ホテルに入り、洗濯、入浴、20時頃就寝。


7日(日):箱根湯本05時57分発、沼津16時28分着、34.5㎞


芦ノ湖を通過<写真へのクリックで拡大できます>

 9時間ほど寝て、5時頃起床、ホテルを出て近くのコンビニでマーボー豆腐と野菜味噌汁で朝食後、5時57分出発。8時54分コンビニ(芦ノ湖)のパンと飲むヨーグルトで30分ほどの昼食、13時44分デニーズ(三島市)のカレードリア・ハンバーグで50分ほどの夕食、16時28分ホテルに入り、洗濯、入浴、19時30分頃就寝。


8日(月):沼津07時31分発、興津17時05分着、37.1km


富士川を渡る<写真へのクリックで拡大できます>

 10時間ほど寝て、5時30分頃起床、朝食後7時31分にホテルを出発、10時12分コンビニ(富士市)の飲むヨーグルトで20分ほどの昼食、12時37分笹子本舗(富士市)のどら焼きで10分ほどのおやつ、14時42分桜えび茶屋(静岡市由比)の桜えび唐揚げ丼で30分ほどの夕食、17時5分ホテルに入り、洗濯、入浴、20時頃就寝。


9日(火):興津06時27分発、藤枝18時07分着、42.1km


宇津ノ谷の明治のトンネルを通る<写真へのクリックで拡大できます>

 9時間30分ほど寝て、5時30分頃起床、6時27分にホテルを出発、8時39分コンビニ(静岡市清水)のパンで15分ほどの朝食、11時29分コンビニ(静岡市)のサンドイッチと飲むヨーグルトで20分ほどの昼食、17時13分牛はる(藤枝市)のビビンバで30分ほどの夕食、18時7分ホテルに入り、洗濯、入浴、22時頃就寝。右足親指爪が紫色になり、爪の根元が水膨れしているので、病院で診てもらうため、健康保険証のコピーを家からのメールでもらう。


10日(水):藤枝08時06分発、掛川18時16分着、28.7km


お茶畑を通る<写真へのクリックで拡大できます>

 8時間ほど寝て、6時頃起床、朝食後8時6分にホテルを出て、近くの皮膚科で受診後9時33分出発、9時58分ドラッグストア(藤枝市)でガーゼなどを15分ほどで購入、10時48分コンビニ(島田市)のサンドイッチと飲むヨーグルトで25分ほどの昼食、11時24分はま寿司(島田市)の寿司で20分ほどの軽食、17時10分炭火焼(掛川市)のかま焼きで50分ほどの夕食、18時16分ホテルに入り、洗濯、入浴、20時頃就寝。


11日(木):掛川07時16分発、浜松15時52分着、30.7km


東京・京都500kmの中間点、天竜川を渡る<写真へのクリックで拡大できます>

 8時間ほど寝て、6時頃起床、朝食後7時16分にホテルを出発、12時37分とん汁桝形(磐田市)の野菜肉炒めで35分ほどの昼食兼夕食、14時42分コンビニ(浜松市)の飲むヨーグルトで10分ほどの軽食、15時52分ホテルに入り、洗濯、入浴、19時頃就寝。


12日(金):浜松05時09分発、名電山中駅20時49分着、59.9km


市電が走る豊橋に到着<写真へのクリックで拡大できます>

 9時間ほど寝て、4時頃起床、5時9分にホテルを出て、8時25分コンビニ(浜松市舞阪)のサンドイッチと飲むヨーグルトで20分ほどの朝食、12時4分モスバーガー(豊橋市)のモスバーガーで20分ほどの夕食、12時44分ボンとらや(豊橋市)のドラヤキで10分ほどのおやつ、15時7分ホテルに入り、15時38分出発、17時13分コンビニ(豊川市)のコロッケとアップルジュースで20分ほどの軽食、20時49分名電山中駅到着、21時30分頃ホテル着、洗濯、入浴、11時頃就寝。


13日(土):名電山中駅11時51分発、知立19時52分着、24.7km


岡崎を通過<写真へのクリックで拡大できます>

 8時間30分ほど寝て、7時30分頃起床、朝食後10時30分頃ホテルを出て名電山中駅へ、11時51分駅出発、12時41分道の駅(岡崎市藤川)のカツ丼で2時間ほどの雨宿りと夕食、14時34分道の駅を出発、19時52分ホテルに入り、洗濯、入浴、22時頃就寝。


14日(日):知立06時11分発、名古屋市港区14時04分着、26.9km


豊橋と伊勢を結ぶ国道23号、日曜日なのでトラックは少なかったが、たくさんの乗用車だった<写真へのクリックで拡大できます>

 6時間ほど寝て、4時起床、洗濯ものをドライヤーで乾かし6時11分にホテル出発、6時36分コンビニ(刈谷市)の野菜味噌汁で30分ほどの朝食、12時46分街かど屋(名古屋市港区)のキムチ炒めで30分ほどの夕食、14時4分ホテルに入り、洗濯(乾燥機あり)、入浴、17時頃就寝。


15日(月):名古屋市港区4時45分発、鈴鹿市白子17時51分着、44.8km


国道23号を離れて伊勢湾の海岸線を歩く<写真へのクリックで拡大できます>

 11時間ほど寝て、4時頃起床、4時45分ホテルを出て、6時13分コンビニ(弥富市)のどん兵で30分ほどの朝食、9時59分コンビニ(四日市市)のアイスクリームで15分ほどの休憩、13時59分スーパー(四日市市)のバナナとブドウ寒天で15分ほどの軽食、15時4分ジョイフル(鈴鹿市)のハンバーグと鶏唐揚げで1時間ほどの夕食、17時51分ホテルに入り、洗濯、入浴、21時頃就寝。


16日(火):鈴鹿市白子07時21分発、松阪17時03分着、34.2km


四日市からは旧伊勢街道を進む<写真へのクリックで拡大できます>

 8時間30分ほど寝て、5時30分起床、朝食後7時21分ホテルを出て、10時29分コンビニ(津市)の飲むヨーグルトで10分ほどの昼食、11時19分玉吉餅店(津市)の団子で10分ほどの軽食、14時45分ラーメン横綱(松阪市)のチャーハンと小ラーメンで45分ほどの夕食、16時41分松阪駅で帰りの切符を購入、17時3分ホテルに入り、洗濯、入浴、19時頃就寝。


17日(水):松阪06時54分発、伊勢神宮13時27分着、24.9km


外宮まであと三里、のどかな旧伊勢街道を進む<写真へのクリックで拡大できます>

 10時間30分ほど寝て、5時30分頃起床、朝食後6時54分ホテルを出て、9時26分コンビニ(三重県多気郡)のパンと飲むヨーグルトで25分ほどの昼食、13時27分伊勢神宮内宮鳥居前に到着、13時40分内宮前発バス、14時20分伊勢市駅発快速みえ、16時26分名古屋駅発ひかりに乗車し、17時51分新横浜着、18時15分頃帰宅。帰りは4時間半ほどでした。ちなみに自宅から伊勢神宮までは294時間10分で、65倍ほどかかりました。

の記事

No.024:江戸時代の旅体験-自宅から伊勢神宮 (2019年04月29日)

 10回目の東海道歩き旅、自宅から伊勢神宮まで511kmを14日、1日平均36.5kmで歩きました。会社同期会がある伊東を経由しての歩きなので、いつもより45kmほど回り道となります。中間点を過ぎたころ、もう歩きたくない、と思うほどの疲れを経験し、まだまだ先が長いのに完歩できるのか、と危惧しましたが、原因が「寝不足」らしいと分かり、睡眠時間をできるだけ確保するように工夫し、何とか完歩できました。

No.023:江戸時代の旅体験-京都から掛川、自宅から掛川 (2018年05月06日)

 9回目の東海道歩き旅、京都三条大橋からお江戸日本橋を目差しましたが、掛川で転倒して右膝をいため一旦帰宅、3日休んで、自宅から掛川までを歩きました。前半が8日、後半が6日の計14日、計500キロで1日平均35.7キロでした。途中3日休んだためでしょうか、後半はあまり疲れることなく、掛川から帰宅後すぐに日々ウォーキングを始めています。昨年は始めるまでに2週間かかりました。9回目は、食事時間、場所、内容を書き残します。

No.021:江戸時代の旅体験-自宅から伊勢神宮- (2016年05月04日)

 7回目の東海道歩き旅でした。毎日の行動は、午前6時前に起床、宿でしっかり朝食をとり午前7時に出発、昼食は軽く牛乳とクッキー、午後3時から4時で夕食、午後6時に宿に到着、洗濯と入浴し、午後8時過ぎに就寝、といったところです。疲れをとるために、9時間以上は寝るようにしていて、夕食が苦労の種となります。午後3時か4時には夕食をとりたいのですが、この時間に営業している店が少ない上に、幹線道路を避けて歩いているので店そのものがあまりありません。また、食事に時間がかかるとそれだけ寝る時間が削られるので、どうしてもファーストフード的なものとなります。改善すべき大きな課題なので、今回はどのような夕食だったのかをここに記録しておくこととしました。

No.020:江戸時代の旅体験-伊勢神宮から島田- (2015年11月14日)

 春のお伊勢参りが202km歩いて島田で頓挫したので、残りを秋に、伊勢神宮から島田まで268kmを歩きました。6回目の東海道歩き旅完歩です。ところが今回は、歩いているうちに身体が左横に傾き、後ろから見ると逆「く」の字になってしまうようになりました。このため3日歩いて帰宅、1週間ほど休んで、また4日歩いての完歩でした。原因は分からず、このままだと来年の7回目はありません。どのような状況だったのか、ここに記録しておきます。江戸時代にもこんな人がいたかもしれません。

No.019:江戸時代の旅体験-自宅から島田- (2015年05月25日)

 今年のお伊勢参り450km歩き旅は島田202kmで頓挫し泣く泣く帰宅の途につきました。原因は初日にできた足のマメ、潰れてからも歩き続け6日目の朝ついにギブアップしたのです。この秋に何とか続きを歩けたら、と考えています。 

No.018:江戸時代の旅体験-自宅から伊勢神宮- (2014年05月15日)

 今年の東海道はお伊勢参り、463キロを9日で歩きました。平均で1日51キロです。初日4月28日が75キロ歩いて箱根湯本泊、29日箱根を越え34キロ歩いて沼津で雨となり宿泊、30日雨で沼津に1日足止め、5月1日から6日まで、静岡56キロ、掛川53キロ、湖西(浜名湖の西)56キロ、知立58キロ、四日市54キロ、松阪53キロと、6日間連続で1日50キロ超を歩きました。最後の7日は伊勢神宮までの25キロです。今年も元気で歩いたお伊勢参り、連日の50キロ越えでひとつの自信がつきました。以下、今回どのように歩いたのか、GPS記録を見ながら振り返ってみました。今後の計画立案に役立つデータが一つできたような気がします。

No.017:江戸時代の旅体験-名古屋から伊勢神宮- (2013年11月11日)

 川崎の自宅から伊勢神宮までの歩き旅、春に8日間367.8km歩いて名古屋に到着したところで中止となり残念な思いをしました。続きをこの秋に、ということで名古屋から伊勢神宮までを3日間108.8km歩きました。これで4回目の東海道歩き旅完歩です。

No.016:江戸時代の旅体験-自宅から名古屋- (2013年05月23日)

 川崎の自宅から伊勢神宮までの歩き旅、11日間で455kmの予定でしたが、8日間367.8kmで中止して名古屋駅から新幹線で戻りました。転んで足首を強く打ったためです。8割ほどの行程で打切りとなり、4回目の東海道歩き旅完歩は来年に持ち越されました。

No.015:江戸時代の旅体験-自宅から京都- (2012年05月24日)

 川崎の自宅から京都までの歩き旅、11日間で498.2km、1日平均45.3kmでした。今年は3日目に足裏にマメができてしまい苦しい歩きとなり、もう歩けない、と思った瞬間もあります。現代では、何かあればいつでも帰ることができますが、帰るに帰れない江戸時代、場合によっては大変な思いをした人も多かったのではないでしょうか。なお、合計498.2kmは、持参したGPS機で記録された距離です。地図上の計画ルートでは478.5kmなので4%ほど回り道などをしたことになります。

No.014:江戸時代の旅体験-自宅から京都- (2011年05月05日)

 川崎の自宅から京都まで11日間連続で歩いて合計510kmとなりました。歩きが少々辛かったのは4日目のみ、その他の日々は疲れはするものの、翌朝にはとれてまた元気に歩ける、京都に着いたときも、まだまだ歩ける、といった感じでした。日常よく歩いていた江戸時代の人にとっての歩き旅は特別なことではなかった、そんな気がしています。江戸時代実感の旅です。


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