1日40km弱、9時間ほどを5日間歩きましたが、何事も起きませんでした。歩いているうちに身体が左に傾いてきて、腰を痛め、やがて歩けなくなり中断した今年の東海道歩き旅、その原因を突き詰めようとしたのです。
最初の2日間は何も持たずに、後半3日間はペットボトルなどで4kgにしたリュックを背負いました。4日目から、左肩甲骨周辺の背中の痛みが出ましたが、身体が傾くようなことはありませんでした。左鎖骨の骨折で肩甲骨が右よりも飛び出していることや、リュックの重みが関係してるのかもしれません。この痛みを和らげようと無意識に体を左に傾けたのでしょうか。
今回の試し歩きで、来年も歩き旅ができそうだとの感触を得ました。身体が傾く可能性を常に留意しながら、1日40km程度にして、毎日しっかり休んで疲れを溜めず、リュックを出来るだけ軽くして出かけたいと考えています。
「自立」に向かっていた若いころに対して、「自立」から離れていく老いのとき、「自立の持続」が大きなテーマです。経済的自立、体力的自立、精神的自立、どれが欠けても「自立の持続」は難しくなります。そんななかで、東海道歩き旅の今回の中断は、歩くことで体力を維持しようという私には大きなショックでした。東海道歩き旅の楽しさが、毎日歩く一つの励みになっているからです。尊敬するプロスキーヤー三浦敬三さんが、スキーをやりたくて毎日トレーニングをしていたように。
三浦敬三さんは90を過ぎてから3回も骨折したそうです。101歳のときにスキー場の階段で雪が崩れスキー板で首の骨を折り、その数か月後に亡くなるという、最後の最後までスキーを楽しんでいた人生、骨折にもめげない「攻めの人生」でした。家に閉じこもりがちだった叔母に、「少し歩いた方がいいよ」と勧めると、「転んだりしたら寝たきりになっちゃうよ」と取り合わなかったのですが、やがて本当に歩けなくなってしまいました。守りも大切ですが、攻めも大切、特に攻めが面倒な年寄りには、そんな気がします。
ということで、私の今年の10大ニュースのトップは「東海道歩き旅頓挫」です。
1.東海道歩き旅頓挫
結局3回に分けて自宅から伊勢神宮までを完歩、新幹線に4回も乗れました。いつもは1回です。
2.歩いての通勤
事務所のボスにお願いして、週2日の各半日勤務としてもらいました。朝の満員電車に乗ることなく、16kmを3時間半ほどかけて優雅に通勤しています。
3.ウォーキング年間4,561km、1日平均12.5km
4,500kmを越えたのは6年ぶり、母がいた施設に通っていた頃の距離に戻りました。歩き通勤の効果です。目的地を作ることが大切なようです。
4.鎖骨の骨折部分骨癒合せず
昨年10月に骨折し1年以上経ちましたが骨癒合しません。歳なのでもう骨癒合しない可能性大です。日常生活には全く問題はないのですが。
5.例年と同様の旅行
海外旅行4回、国内旅行3回と例年と同じようなペースで旅行しています。経済面、体力面、精神面と充実している証かもしれません。
6.LCC初体験
台湾2泊3日の旅で格安航空会社LCC初体験、若者に混じっての楽しい旅でした。
7.義父の納骨
京都・東本願寺での納骨、内輪での楽しい京都旅行となりました。
8.スマホ購入
ウォーキング中での雨雲チェック、海外でのメール処理や地図利用などで威力を発揮しています。WiFi利用なので月額0円、それがミソです。
9.義母二年ぶりに我家へ
お母さんが我が家に来てくれて、一緒に久能山東照宮に行きました。久々に、富士山を新幹線から間近に見てちょっと感激です。
10.周辺タワーマンション価格高騰
我家周辺のタワーマンションが高騰し、購入時点よりも平均25.6%も値上がりしました。いいときに購入したのです。