8月10日東京最高気温37℃との天気予報、体温よりも熱い気温はめったに体験できないと、自宅と渋谷駅の往復23キロほどを歩きました。熱中症で死ぬ人がいるというのに、(ウォーキングなんて)とんでもない、との妻の声を背に、自宅を出たのが朝8時半、強い日差しで気温はすでに31℃でした。
渋谷駅に到着したのが11時ごろ、気温は35℃、折り返して自宅に帰ったのが13時半、気温は37℃になっていました。もう汗びっしょり、早速シャワーでさっぱりして、冷えたビールで喉を潤し、ほろ酔い気分で昼寝、ささいなことながらも達成感があって、なんとも言えない心地良さでした。今年最高気温での猛暑日ウォーキングだった、と喜んでいたら、翌11日に東京の最高気温が38℃を超えて今年最高気温をあっさり更新してしまいました。ちょっと悔しい。
17日には信州安曇野を30キロほど歩きました。義父の新盆で妻の実家に行った帰り、糸魚川駅から安曇沓掛駅まで大糸線に乗り、そこから松本駅まで、車を避けるために、田んぼの中の農道を多く歩いています。強い日差しのもとで力強く伸びている稲、それがどこまでも続いています。北アルプスの山々を右手に見て、農道側溝の豊富で激しい流れの農業用水の音をを聞きながらのウォーキングです。この日の最高気温は穂高観測所(大糸線穂高駅近く)で34.5℃、猛暑日に0.5℃足りない真夏日でしたが、田んぼの中なので日陰はないものの、風は心地良く、都会のコンクリートによる反射熱もないので、汗はさほどかきませんでした。農作業の人に会うこともほとんどなく、延々と続く農道を独り占め、ときどき近づく普通道路の脇に自動販売機を見つけては飲み物を買いに出かけてまた農道に戻っています。
この日、妻の実家を出たのが朝4時半、糸魚川駅までの5キロほどを歩いて、6時4分の大糸線始発に乗ろうとしたのですが、夜明け前の暗さのなかでGPSの歩行ルートデータを消去してしまったため、実家に戻ってデータを入れ直してから再度出発しました。乗ったのは糸魚川駅8時15分発、何と2時間以上後、なにしろ1日9本の電車しかないのです。このため40キロの歩き予定を30キロに変更しました。
安曇沓掛駅到着が11時、下車したのは私一人、民家もまばらな寂しい駅でした。そこから30キロほど、松本駅に到着したのは午後6時、そろそろ暗くなってくる時間です。全くの手ぶらで、懐中電灯などないので、暗くなる前に、と昼食は歩きながらのビスケットでした。でも松本手前の午後5時ごろ、さすがに空腹には勝てず、産直販売所で20分ほど休んで稲荷寿司を食べました。これが実に美味しかった。揚げも、お米も、それに水も。水はお店の人に何杯もお願いして少し恥ずかしい思いをしています。松本6時35分発の特急「スーパーあずさ」に乗車しましたが、お楽しみのビールは乗車前に飲んでしまいました。自由席を確保するために松本駅ホームで並んでいるときに、我慢できずに。自宅に着いたのは午後9時半ごろ、都会では味わえない、自然の中でのウォーキングでした。
30日は自宅・横浜みなとみらいの往復30キロほどを歩きました。みなとみらいドックヤードでのプロジェクションマッピングを見物しようと整理券をもらいに行ったのです。朝10時からの発券なので、6時前に自宅を出て、9時半前に横浜ランドマークタワーに到着、10時の発券を並んで待ち、午後7時半開演分の整理券をもらって、また歩いて帰りました。自宅には13時半過ぎに到着、シャワーを浴びて、冷えたビールを飲み、昼寝し、午後5時ごろに再びみなとみらいへ出かけています。2回目は往復とも電車です。この日の横浜は最高気温34.6℃の真夏日、往きはまだ家々の日陰があって涼しかったのですが、帰りは太陽が真上で日陰はなく、日差しも強く結構体力を消耗しました。途中、スーパーで購入したスポーツ飲料の1リットルを一気に飲み干しています。プロジェクションマッピングは友人夫妻と4人で見物、なかなか見応えがありましたが、わずか7分の上映です。7分のために、往復で7時間、真夏日の中を歩きました。
このように、今年の夏もせっせと歩いています。もちろん、毎日の10キロ以上ウォーキングも欠かしません。要するに、暇、ということでしょうか。他にやることはないのか、との声が聞こえてきそうです。