暮し

No.045:特上のうな重

 特上のうな重4,000円、これが昼食、老舗のうなぎ屋さんから取り寄せたお重の大きさは普通、いやむしろ小さめともいえます。でも、厚い肉、脂のほどよいのり具合、とろけるような柔らかさ、秘伝とおもわれるたれの味、まさに極上品です。週2日働いている事務所のボスのおごり、ここではいろいろと美味しい思いをしています。

 先月までは台湾料理のシェフが昼食を作ってくれていたのですが、台湾料理店を開くこととなり今月から来なくなりました。そこで料理は主にボス、これがシェフ以上に美味しい。うな重のような出前は、その日のスタッフがたまたまわたしだけのとき、他のスタッフがいるときには頼みません。それは公言しているのでみんなも知っています。ホームページやメールの処理で家でも働いているのを知っているからこその特別待遇です。他のスタッフがうな重の話を聞きつけて、とても羨ましそうでした。

特上のうな重
牛肉もたっぷりのスープ

 みんながそろっているときのボスの料理は台湾の家庭料理、栄養、ボリュームたっぷりで、飽きるのことない味付けです。先日は具が盛り沢山のスープ、前日から煮込んで柔らかくなった牛のすね肉、北海道から届いたばかりのジャガイモ、大切りのニンジン、とけた玉ねぎ、トマト、味付けは塩だけ、たくさんの肉や野菜から生まれる絶妙な味、栄養満点で、体も心も暖まる特製スープ、食べることに強いこだわりを持つボスならではです。

 前日に浅草今半新宿店まで牛肉を買い出しに行き、長時間煮込んで、翌日にスタッフに振る舞います。前々日は飛騨高山からの夜遅い帰り、その前の2日間は大阪・枚方と浜松で、4日ぶりの帰宅でも休む暇なく買い出し、料理、それに原稿を仕上げて、翌日スタッフと昼食をとったあとは雑誌の取材を受け、夜はあるシンクタンクの総会に出席、とても76歳の後期高齢者とは思えません。自分が後期高齢者となったとき、こんなに元気でいられたらいいなぁ、という思いでいつも見ています。

 そんなボスの元気が詰まった料理は、先月までのシェフの料理よりも確実に美味しい、だいたい材料が違います。美味しいもののためにはお金を惜しまないボス、自分のお金でもないのに節約志向のシェフ、サンマが高いとき、1匹400円近かったころですが、サンマは100円というのが頭から離れず人数分をどうしても買うことができないで、自分1人サンマを我慢したシェフ、同じ台湾出身の二人ですがあまりにも対照的です。ついていくならば当然ボス、次のシェフは、と当初は思ったものの、最近はどうかこのままで、と願っています。何しろときどきは特上うな重が食べれることもあって。

の記事

No.203:人生の転機となった学校 (2023年12月31日)

 「授業中もぼんやりしていることが多い」とか、「教科書を忘れて来る」、「えんぴつも持たずに登校する」とかを小学校の通信簿連絡欄に書かれていた私ですが、中学に入ってからは少しまともになりました。

No.198:睡眠は改善したものの・・・ (2023年07月31日)

 スマートウォッチによる睡眠の質が「良し」となる「睡眠スコア80以上」の日が続いています。記録し始めた昨年7月から、30日移動平均が75から80の間で上下していましたが、今年6月から80超えで安定し、現在82超えとなっています。ですから免疫力には少々自信があったのですが、7月に帯状疱疹になってしまいました。年金生活者にとって、健康維持は大切なお仕事、お務めのようなものですが、いろいろ努力しても歳には勝てない、ということなのかもしれません。

No.197:帯状疱疹になりました (2023年06月30日)

 痛みが一日中治まらず、夜眠れずに痛み止めを飲みました。原因は帯状疱疹だったのですが、痛み出してから1週間ほど経って首に発疹が出て初めて分かったのです。眠れないほどの痛みは数日でしたが、一日中の痛みは3週間ほど続き、その後も若干の痛みが1週間ほど続きました。

No.193:睡眠スコアその後 (2023年02月28日)

 今月、スマートウォッチの睡眠スコアが63になった日がありました。89~80が「(睡眠の質が)良い」で、79~60は「やや低い」、59~は「低い」なので、「低い」に近いスコアです。気のせいかもしれませんが、スコアが高いと体調が良いし、低いと寝不足感があります。

No.187:睡眠スコア (2022年08月31日)

 睡眠の質が「良い」の睡眠スコア80を越える日が増えました。睡眠スコアはスマートウォッチを着けて寝ることで測定します。今月前半2週間では、80を超えたのが2日、平均74.6でした。それが、後半2週間では80越えが6日あり、平均80.3と、平均で5.7ポイント上がりました。前半2週間は暑さのため昼間のウォーキングをやめており、後半2週間は、ジムマシンでの屋内昼間ウォーキングを始めています。運動量の違いが、睡眠の質の違いになった、ということだと思います。

No.183:帝国ホテル特製フレンチトースト (2022年04月30日)

 京都、横浜、シカゴ、銀座など、「おしゃれ」を連想させる地域が勤務地でした。そして今、内幸町の帝国ホテル東京となり、「高級」という響きが加わりました。おしゃれや高級とは最も縁遠い私が、そんなところで働くなんて、不思議なめぐり合わせです。最近暑くなってきて、半そでTシャツでの出勤、そんな恰好だと帝国ホテルに入れてもらえないわよ、と妻に言われながら出かけます。

No.182:マンションの売却 (2022年03月31日)

 貸していたマンションを売却しました。入院中の長兄が自宅を売ろうとしたのですが、そのうち物事の判断ができなくなり、売るに売れない状況になりました。家が売れたのは長兄が亡くなってからです。そんなことがあって、80歳までには売却しておきたいと考えていました。

No.181:勤務先は帝国ホテル (2022年02月28日)

 事務所のボスが事務所兼自宅を売却して新しいマンションを購入しました。マンション完成まで2年弱あるので、それまでを帝国ホテル東京で過ごすと決め、昨年の12月からホテルに住んでいます。このため、私の勤務先が帝国ホテルとなり、それまで歩いていた自宅から新宿が、自宅から内幸町となりました。

No.175:囲碁三昧の日々 (2021年08月31日)

 「何で(事務所に)来ないの!!」と事務所のボスに責められぎみです。事務所への往きは歩きなので、感染の危険は渋谷スクランブル交差点付近ぐらいですが、帰りは電車なので、小さいとはいえ感染リスクがあります。感染力の強いデルタ株で感染が爆発しており、どこに感染者がいるか分かりません。それに、感染したら自宅療養、という切迫した医療状況なので、避けることができるリスクは避けるべきでしょう。

No.174:月を眺めるひととき (2021年07月31日)

よく出会う80代と思われるお二人、ご夫婦に違いなく、女性は杖代わりのように男性の腕をつかんでゆっくりゆっくり歩いています。お二人に出会うのは夕食後の妻との散歩のとき、我々の10年後を想像してしまいます。どちらかを杖代わりにして散歩しているでしょうか。お二人の歩きはおそらく健康のためでしょう、敬意をもって見つめています。


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