趣味

No.031:”マスコミの学校”再開校

 久しぶりの学校です。2006年末から中断していた「マスコミの学校」がまた始まり、その再開校記念講演会、計4回講演が開催されているので受講しています。この記念講演会後に本格開校となります。3年前に受講したこの学校がきっかけで、いまの仕事や仲間があるわたしにとっては、たいへんお世話になった母校です。受講の楽しみと、懐かしい人に会える期待で申し込みました。

 8月8日のジャーナリスト・田原総一郎氏が最初で、22日がノンフィクション作家・小松成美氏、29日幻冬舎代表取締役社長・見城徹氏、そして最後が9月5日の作家・大下英治氏となっており、いつもながら豪華な講師陣です。こういった第一線で活躍されている方々とじかに接する経験は非日常的で刺激的であり、そのときの印象は後々どこかで蘇ってきて、大事な方向付けをしてくれる、そんな気がします。

「マスコミの学校」再開校
校長・花田紀凱氏

 それにしてもこの講師陣、校長の花田紀凱(はなだ かずよし)氏の人脈力のなせる技です。田原氏は「無いに等しい講演料だが、・・・・」、見城氏は「1日6件ぐらいくる講演依頼は全て断っているが、・・・・」、お二人とも「花田さんの依頼であればしかたがない」と、そして小松氏は講演メモを用意するほどの熱心さで花田氏の要望に応えています。

 卓越した能力を持ちながらも、謙虚で飾らない月刊『WiLL』編集長・花田氏は来月9月で67歳、週刊文春の黄金期を築いた「ミスター文春」は、いま「月刊『WiLL』の目標は『文藝春秋』だ!」とますます意気盛んです。ゲラの校正中についうとうとすることもあるらしいのですが、大好きな雑誌作りにいつまでも熱中し、生涯現役を貫く様子、多くの人がそうありたいと願う、羨ましい人生です。

 そんな花田氏を近くで見て、話を聴き、身近に感じることで「そうありたい」という思いはより具体的となり、少なくとも氏が現役で頑張った歳まではいまの仕事で頑張りたい、という気になります。3年前にはなかったそんな気持ち、2年前に会社という後ろ盾が無くなり、自分の力で生きている氏を少しでも見習いたいという思いがあるのかもしれません。そうだとしたら、これが今回受講の最大の成果となりそうです。

 ところで、同じ編集者である見城氏が、花田氏のいいかげんさに散々な思いをしてきた、今回も講演依頼の電話が1回あっただけで、2回目からはいきなり事務局からの連絡、頼んだ本人が最後までやるべきだ、会場に来てみると知らない間に講演テーマが決まっていて、許可も出していない写真が使われ、しかも、しかも、受講料を3,000円もとるという、と語気を荒げる場面がありました。それに対して花田氏は「見城さんにはいつも叱られるんですよ」とケロッとしたもの。このお互いの信頼関係を羨ましく思うと同時に、そんな物怖じしない、大雑把な花田氏にますます親近感が強まりました。

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No.177:試し歩き (2021年10月31日)

 コロナ禍で2年間中断している東海道歩き旅、来年春には行けそうなので、事前の試し歩きをしてみました。毎日、日帰りで32キロ、5日間、雨のため1日だけ23キロだったので合計151キロ、自宅から静岡までの160キロの少し手前相当の歩きとなります。歳と共に低下する体力、それに加えての長い自粛生活でどうなるのか心配でしたが、何とか来年行けそうな感じです。

No.171:アンクルウエイトを重くしました (2021年04月30日)

 歩くときのアンクルウエイトを片足0.5kgから1.5kgに変更しました。1.5kg2個が入った袋を持った妻は、「こんな重いものを足に付けたら田園調布の坂を越えられないわよ」と心配しています。田園調布の住宅街は高台にあり、川崎の自宅からはそこそこの坂を上るのです。

No.169:コロナ禍最強の趣味 (2021年02月28日)

 「やることがなくて毎日が辛い。(あなたは)どうしてる?」と勤務先事務所のボス、「散歩と囲碁で過ごしています」と答えると、「そう・・・」と羨ましそうな感じでした。緊急事態宣言で在宅勤務、というよりも、仕事がないので勤務はなく、単なる在宅となっていて、ボスとは電話でときどき話をします。人好き、話好きなボスのこと、ストレスがかなり溜まっていることでしょう。

No.164:新たな囲碁の先生 (2020年09月30日)

 囲碁の先生が一人増えて二人になりました。新しい先生からのメールには、私のレベルに合った、大切と思われる詰碁問題と共に「目で5~10秒以内くらいで解ける」ように、との指示が付いています。つまり、詰碁が解けるだけでは駄目で、完璧に身に着けろ、ということなのです。囲碁も武術や柔術のように鍛錬こそ大切、ということでしょうか。

No.163:夏休みは囲碁三昧 (2020年08月31日)

 突然のこと、事務所のボスが2週間のホテル住いとなりました。どうやら、都心にある超一流ホテルに避暑、ということのようです。その間、私も思いがけない夏休み、どこかに行こうかと一瞬考えましたが、所詮はコロナ禍、結局囲碁三昧となりました。

No.162:オンライン囲碁対局 (2020年07月31日)

 地域の囲碁サークルで毎週日曜日にオンライン囲碁対局を始めて8週目となりました。皆さんご高齢なので参加されるか否か、提案者としては不安でしたが、始めてみるとみなさん熱心で、毎回10名ほどが参加されています。いままでの実対局でも、8名から多くても15名の参加でしたから、まずまずの成功、と言えます。

No.153:囲碁サークル (2019年10月31日)

 「上達しましたね」と私の囲碁対局を取り囲む人たちが口々に褒めてくれました。毎週日曜日の囲碁サークル、終了時間間近で他の対局はすでに終わって、メンバー全員が見守るという中で勝利したのです。ルンルン気分で帰宅しました。この日は2勝1敗、1年間続けて初めての勝ち越しです。9目という大きなハンディをもらっての勝利なのですが、それでも勝てなかった今までと比べると大進歩です。「勉強してますね」とも言われました。

No.147:10回目の東海道歩き旅 (2019年04月30日)

 今年で10回目となる東海道歩き旅、川崎の自宅から伊勢神宮まで、512kmを79万6千歩で完歩しました。ここ数年、気持よく歩ける日が少なくなり、歳とともに体力の衰えを実感するようになっています。

No.146:囲碁サークル (2019年03月31日)

 趣味は「旅行」と「ウォーキング」です。最近、それに「囲碁」が加わろうとしています。実益など求めず、ただただ楽しむ、それが本来の趣味というものなのかもしれませんが、私の場合は実益のない趣味は考えられません。貧乏性なのです。「旅行」は妻と二人、一緒に暮らす智恵を授けてくれます。一人旅はしません、実益が見いだせないのです。毎年の「東海道歩き旅」は一人ですが、これは毎日のウォーキングの励みの元になる、という実益があります。

No.135:東海道歩き旅で転倒しました (2018年04月30日)

 一瞬、何が起きたのか分かりませんでした。あっ、という間の転倒、自転車とのすれ違いざまでのことです。なかなか起き上がることができず情けなく、立止まった自転車の女子高校生から「大丈夫ですか」と声を掛けられ恥ずかしくもありました。


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