趣味

No.012:散歩好き

歩き大好き
この幅広靴で歩いています

 散歩好きがエスカレートしています。銀座での新年会に、電車であれば1時間前に自宅を出れば間に合うのに、4時間前に出て自宅から銀座までの約20kmを歩きました。また、会社のある築地まで、友人との待合せの浜松町まで、やはり自宅から3、4時間かけて歩いたのです。

 時間があり、金も使わず、体力のあるわたしとしてはある意味自然なのですが、大切な時間をそんなことに使う人はあまりいないので、変なおじさんの部類に入りつつあるといえるのかもしれません。

 決して無理はしていません。浜松町まで歩いたあとに東京タワーの大展望台への階段を上り下りしても、翌日に残るような痛みや疲れはありません。妻からは「歩いた分の電車賃を貯金したら」という、ありがたいアドバイスをもらっています。実行していませんが。

 今年の年賀状に「昨年は3,200km歩いた」と書いたら、「それは日本縦断の距離だ。なんでそんなに歩けるか?風邪気味の日も歩くのか?メリットはなにか?」との友人からの質問メールが入ってきました。風邪気味の日は歩きません、でもそんな日は昨年はありませんでした、風邪をほとんどひかなくなったのがメリットでしょうか、などと返信を書きながら「なんでそんなに歩けるのか?」を考えました。

 健康維持を目的に歩き始めたのが、習慣となり、やがて好きになった、という感じなのですが、「なぜ好きなのか」がうまく説明できません。

 わが家のお犬様モモの散歩大好きと同じで、外に出て歩くことを身体が喜んでいるのでしょうか。わくわくするような楽しさがあるわけではないのですが。人びとが歩かなくなったのは40年ぐらい前から始まった車社会になってからで、それまでの1万年以上は歩くことが当たり前だったわけですから、身体が喜ぶと考えてもおかしくはないのかもしれない、などと考えているときに、プロスキーヤー三浦雄一郎さんがゲストのTV番組をみました。

 お父様のプロスキーヤー三浦敬三さんが99歳のときの毎朝のウォーキング映像をみながら、雄一郎さんが「(父は)好きですから」とポツリと言ったのです。75歳になっても毎日のトレーニングを欠かさないご自分の素直な気持ちでもあるのでしょう。共感し、納得した一言でした。

 「好きだから歩ける」それだけで十分なようです。それ以上のことを考えても後付け理由だけがでてくる気がします。

 スポーツとは違って、特別な支度も、相手も必要なく、思い立ったときにすぐ歩ける、しかも自分のペースで無理なくできる、そんな気楽で自然な歩き、これからも末永いお付き合いとなりそうです。

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No.177:試し歩き (2021年10月31日)

 コロナ禍で2年間中断している東海道歩き旅、来年春には行けそうなので、事前の試し歩きをしてみました。毎日、日帰りで32キロ、5日間、雨のため1日だけ23キロだったので合計151キロ、自宅から静岡までの160キロの少し手前相当の歩きとなります。歳と共に低下する体力、それに加えての長い自粛生活でどうなるのか心配でしたが、何とか来年行けそうな感じです。

No.171:アンクルウエイトを重くしました (2021年04月30日)

 歩くときのアンクルウエイトを片足0.5kgから1.5kgに変更しました。1.5kg2個が入った袋を持った妻は、「こんな重いものを足に付けたら田園調布の坂を越えられないわよ」と心配しています。田園調布の住宅街は高台にあり、川崎の自宅からはそこそこの坂を上るのです。

No.169:コロナ禍最強の趣味 (2021年02月28日)

 「やることがなくて毎日が辛い。(あなたは)どうしてる?」と勤務先事務所のボス、「散歩と囲碁で過ごしています」と答えると、「そう・・・」と羨ましそうな感じでした。緊急事態宣言で在宅勤務、というよりも、仕事がないので勤務はなく、単なる在宅となっていて、ボスとは電話でときどき話をします。人好き、話好きなボスのこと、ストレスがかなり溜まっていることでしょう。

No.164:新たな囲碁の先生 (2020年09月30日)

 囲碁の先生が一人増えて二人になりました。新しい先生からのメールには、私のレベルに合った、大切と思われる詰碁問題と共に「目で5~10秒以内くらいで解ける」ように、との指示が付いています。つまり、詰碁が解けるだけでは駄目で、完璧に身に着けろ、ということなのです。囲碁も武術や柔術のように鍛錬こそ大切、ということでしょうか。

No.163:夏休みは囲碁三昧 (2020年08月31日)

 突然のこと、事務所のボスが2週間のホテル住いとなりました。どうやら、都心にある超一流ホテルに避暑、ということのようです。その間、私も思いがけない夏休み、どこかに行こうかと一瞬考えましたが、所詮はコロナ禍、結局囲碁三昧となりました。

No.162:オンライン囲碁対局 (2020年07月31日)

 地域の囲碁サークルで毎週日曜日にオンライン囲碁対局を始めて8週目となりました。皆さんご高齢なので参加されるか否か、提案者としては不安でしたが、始めてみるとみなさん熱心で、毎回10名ほどが参加されています。いままでの実対局でも、8名から多くても15名の参加でしたから、まずまずの成功、と言えます。

No.153:囲碁サークル (2019年10月31日)

 「上達しましたね」と私の囲碁対局を取り囲む人たちが口々に褒めてくれました。毎週日曜日の囲碁サークル、終了時間間近で他の対局はすでに終わって、メンバー全員が見守るという中で勝利したのです。ルンルン気分で帰宅しました。この日は2勝1敗、1年間続けて初めての勝ち越しです。9目という大きなハンディをもらっての勝利なのですが、それでも勝てなかった今までと比べると大進歩です。「勉強してますね」とも言われました。

No.147:10回目の東海道歩き旅 (2019年04月30日)

 今年で10回目となる東海道歩き旅、川崎の自宅から伊勢神宮まで、512kmを79万6千歩で完歩しました。ここ数年、気持よく歩ける日が少なくなり、歳とともに体力の衰えを実感するようになっています。

No.146:囲碁サークル (2019年03月31日)

 趣味は「旅行」と「ウォーキング」です。最近、それに「囲碁」が加わろうとしています。実益など求めず、ただただ楽しむ、それが本来の趣味というものなのかもしれませんが、私の場合は実益のない趣味は考えられません。貧乏性なのです。「旅行」は妻と二人、一緒に暮らす智恵を授けてくれます。一人旅はしません、実益が見いだせないのです。毎年の「東海道歩き旅」は一人ですが、これは毎日のウォーキングの励みの元になる、という実益があります。

No.135:東海道歩き旅で転倒しました (2018年04月30日)

 一瞬、何が起きたのか分かりませんでした。あっ、という間の転倒、自転車とのすれ違いざまでのことです。なかなか起き上がることができず情けなく、立止まった自転車の女子高校生から「大丈夫ですか」と声を掛けられ恥ずかしくもありました。


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