大学を卒業して今年で50年、この節目を迎えての部活同期の集いを開催することとなりました。積極的に、「やろう!!」いう面倒見の良いのが1人いて、それに引っ張られるように私ともう1人、計3人の世話役トリオでまず連絡先調査から始めました。同期は14名、たかだかこの人数の集まりなのに、事前打合せを3回も、開催当日は2時間前に世話役トリオで集まって最終確認、という念の入れようでした。そのおかげか、14人中12人が参加して、楽しい時間を過ごすことができました。
連絡先がどうしても分からない1人を除く13人にeメールで開催案内を出すとすぐに返事があり、僅か24時間ほどで全員出席の確認が取れました。母校のある田町での開催、遠方の島根県松江市から1人、後は関東在住ですが宇都宮といった遠くからの人もいるのに何と素晴らしい、と少しびっくりするとともに、みんなの期待の大きさを感じました。
部活は無線部でした。大学祭の準備やアマチュアTVの送信実験などで大学に泊まり込んだり、春と夏の合宿やそれに続けて同期数人で旅行したり、私は参加していませんが、インターカレッジスキー大会でクロスカントリーコースのいくつかのポイントに立ち雪情況を無線で報告したり、多くの日々で寝食を共にした仲間です。無線、テレビ、オーディオの機器が所狭しと並ぶ狭い部室で、機器製作に奮闘し、その完成に喜び、それに何といっても、部室に行けば仲間に会える、話ができる愉しさがありました。嬉々として部室に通ったものです。おかげで本当に楽しい学生生活となりました。
当日、体調不良の1人を除く12名が田町駅に集まりました。50年ぶりや13年ぶりのため、「誰だろう?」という人もいましたが、徐々に思い出し、近代的ビルに変身した母校を職員の方に案内していただいたり、食事をしながら、学生時代の写真をみんなで見たり近況を語り合ったり、この仲間でしか味わえない懐かしさと楽しさに溢れました。15時から6時間ほど、なかなか語り尽くせないこともあって、こんどは泊まり込みで、という声が出るほどでした。
後日、みんなからの感謝のメールが届くたびに、やって良かった、と感じています。来週、世話役トリオ+αで反省会をやります。事前打合せも、反省会も所詮は飲むための口実、一番楽しんだのは世話役トリオだったのかもしれません。