国内旅行

No.185:草津温泉

   4月に家を売却したお金をどうするか、夫婦で考えましたが、なかなか思いつきません。投資して増やすのは、減るリスクもあり、時間も労力も必要で面倒、この歳になったら投資よりも消費だろう、ということなのですが、お金を使い慣れていないので、これが難しいのです。さしあたり旅行、それに美味しいものを食べよう、ということになりました。

   勤務先事務所のボスは、子供は超が付く高給取りで何の心配もないので、いままで稼いだお金は全て使い切ってしまおう、と考えている様子です。帝国ホテルに住み、子供たち家族と高級レスランで毎週食事をしています。ホテル住いは、快適、安心、安全で子供たちも安心だし、レストランでの食事は全額ボス持ちですが、ボスとしては家族と過ごす楽しい時間です。

   自分が楽しむためにお金を使う、ボスらしいうまいお金の使い方だと、自分がお金をどう使うかを考えて初めて気づきました。何をしたいのか、何が楽しいのか、それをはっきりさせ、限りあるお金と時間なので、優先順位付けをしなくてはいけません。そういったことが難しいのです。

   ということで、早速旅行に行ってきました。でも、長年染みついた貧乏性で、県民割というお得感あっての旅行です。節約に励んでいる、と思わないと落ち着かない、楽しめないのかもしれません。

草津温泉名物「湯畑」には大量の源泉が流れている<写真へのクリックで拡大できます>

   友人夫妻と4人での草津温泉、誘える友人がいるだけ幸せですが、さらに、友人が車を運転してくれるので、こんなありがたいことはありません。取れる部屋がなく、4人部屋での宿泊でしたが、いつものことで、本当に気兼ねのない友人夫妻です。我々2人は、草津温泉は初めて。旅行会社が選んだ「にっぽんの温泉100選」(観光経済新聞社発表)で19年連続1位とのこと。若い人が多く、たくさんのお土産屋さんや、射的場、湯もみショー、お湯巡り、更には大露天風呂での混浴、ライトアップされた夜の湯畑、などなどを浴衣姿で楽しんでいます。もちろん、年寄りの我々も大いに楽しめました。混浴の露天風呂は残念ながらお休みでしたが。

   県民割で1人計7千円も補助が出るので、すき焼きコースにグレードアップしました。厚手の上州牛に4人とも大喜び、美味しい、美味しいの連発で、会話も盛り上がって幸せなひと時でした。浴衣姿での夜の湯畑見物も楽しく、さすが19年連続1位だけのことはある、と納得しました。2位が下呂温泉なので、いつか行きたいと思っています。

の記事

No.196:伊豆大島G7 (2023年05月31日)

 今月、伊豆大島にG(爺)7が集結しました。大学同期の部活仲間7人、島を観光し、椿油での贅沢なフォンデュをいただき、濃厚な大島牛乳やそのアイスを味わい、夜の勉強会では2人の真剣な議論を子守歌に4人が眠りに陥りました。昨年11月の新潟県松之山温泉での53年ぶりの合宿、その楽しさがまたまた再現されたのです。

No.195:春、日本のベストシーズン (2023年04月30日)

 風邪をひき、1週間おとなしくして、やっと回復しました。その間、かなり弱気になっています。月並みですが、健康のありがたさ、大切さを改めて感じました。健康第一、と考え、出来るだけのことはしていても、病気になるときはなるものです。

No.194:旅は2泊3日がちょうどいい (2023年03月31日)

 今月は、広島原爆ドーム、厳島神社、錦帯橋、足立美術館、出雲大社を「3日間でじっくり巡るツアー」に参加しました。いつかは訪れたいと思っていた名所ばかりで、しかもそれぞれに時間をかけての見物で、盛りだくさんの慌ただしいツアーにはない、充実感がありました。

No.192:年末年始は京都 (2023年01月31日)

 ちらついていた雪がすっかりやみ、陽が差してきた長野善光寺参道、隣で妻が食べるアップルパイの甘い香りの中、私は野沢菜おやきをいただきました。この日は誕生日、おそばを食べ、栗おこわを買い、信州の美味しさでのお祝いとなりました。あと4年で80歳、80歳の誕生日もこのように旅先で迎えることができるのでしょうか。

No.191:鹿児島・宮崎旅行 (2022年12月31日)

 今年は8回も国内旅行に出かけました。盛んに旅行したアメリカ駐在時代にもなかった頻度です。家を売って気が大きくなったわけではありません。コロナ禍前の年2回ほどの海外旅行よりも少ない出費です。旅行支援も背中を押してくれました。

No.189:ひたち海浜公園コキア (2022年10月31日)

 秋の行楽シーズン、紅葉したコキアを観に国営ひたち海浜公園に行きました。コキアは和名がほうき草、乾燥させてほうきにします。真っ赤に紅葉した、まるまるモフモフの可愛らしい、3万3千本ものコキアが丘一面に広がる様は圧巻です。雨模様が続く日々のなか、せめて曇りの日に、と出かけたのが日曜日、大変な人出でした。でもこれ以上はないという秋晴れに恵まれ、大満足の観光となりました。

No.188:伊香保温泉 (2022年09月30日)

 今月は伊香保温泉に行きました。群馬県温泉人気第2位で、両側に宿や店が並ぶ365段の階段街が有名です。階段中央には湯樋が埋められ両側の宿に源泉を引湯しています。戦国時代の1576年、武田勝頼が負傷兵の湯治のために造成したもので、わが国「温泉都市計画第一号」との碑石が階段途中にありました。山形県山寺、香川県金毘羅と並ぶ日本三大名段だそうです。登り切ったところには伊香保神社があり、ここでは冷えたジンジャ(神社からの)エール(応援)が売られていて、疲れた体を癒してくれます。ちなみに群馬県温泉人気第1位は草津温泉です。草津温泉同様にここでも若者が多く訪れていました。

No.186:北海道旅行 (2022年07月31日)

 コロナ感染の第7波急拡大で、8月8日~9日の勉強会合宿が延期となりました。「勉強会」は大学同期の行楽付飲み会で、名称のとおり向上心あふれる??仲間の集いです。定年を機に集まり始めたのでもう15年、多いときは年4回ほど集まっていましたが、コロナ禍で2年半以上集まっていません。

No.184:試し歩き2 (2022年05月31日)

 昨年秋に続いて2回目の東海道試し歩き、日帰りで32キロ歩いて、15日で伊勢神宮までの距離(459km)というのが今回の目論見でしたが、結果は1日22キロ歩いて16日で名古屋の熱田神宮までの距離(347km)どまりとなりました。初日の25キロあたりから腰が痛くなり、2日目は10キロほどから強い腰痛、3日目には14キロで腰痛でギブアップ、電車で帰る、というスタートでした。そこでやめればいいものを、「たかが10キロ程度で腰痛なんて」とても納得できず、歩き続けました。

No.180:年末年始は京都でした (2022年01月31日)

 20年ほど住んでいた京都ですが、お正月を過ごした覚えがありません。そのため、年末年始の京都、とても楽しみでした。12月31日朝早くから家を出て、1月5日夜に帰宅、5泊6日の比較的ゆったりした京都滞在です。いたるところが観光スポットで、行くところに困ることは無く、美味しいものもたくさんあります。


タイトルとURLをコピーしました