突然のこと、事務所のボスが2週間のホテル住いとなりました。どうやら、都心にある超一流ホテルに避暑、ということのようです。その間、私も思いがけない夏休み、どこかに行こうかと一瞬考えましたが、所詮はコロナ禍、結局囲碁三昧となりました。
囲碁サークルにとても親切な方がいて、日曜日の夜1時間半ほど、昼のサークルでのオンライン対局を、Zoomで棋譜再生しながら改善点を教えてくれます。もう3回もご指導いただきました。そのおかげか、少しだけ勝てるようになりました。
作家の江波戸哲夫氏が「三度の飯より囲碁が好き」(日本経済新聞8月23日)というタイトルで、囲碁は「チョー面白い」と、次のように書いています。
数年前、プロ棋士に教えてもらう機会を得た時、”詰碁””定石”など基本を勉強し直してみた。するとジワジワ力がついてくる気がしたので続けていたら、アマ7段から8段になってしまった。長い低迷を抜け出した私は今もう少し上達したいと欲がわいて囲碁が面白くてたまらないのだ。
私も2年間続けてきて、少し勝てるようになり、「チョー面白い」には全く至らないまでも、このまま続けていたら楽しくなるだろう、と期待できるようになりました。それに、1946年7月生まれの氏は私と同学年、レベルは全く違いますが、この歳でもまだまだ伸び代がある、と励まされます。
オンライン対局になってから、先の親切な先生だけでなく、積極的に対局を申し出て下さったり、所属する他の囲碁クラブに勧誘して下さる方があり、下手にもかかわらず、囲碁仲間として受け入れていただいている、と感じています。「ガッツがある人は伸びますよ」と言われ、ますますその気になっています。
オンライン対局は、立ち上げ支援に自分の時間をかなり費やしましたが、その恩恵を最も被ったのが私自身のような気がします。みんなのため、とか言いながら、しっかり、ちゃっかり、自分が良い思いをしている、ということのようです。これで、「(囲碁は)チョー面白い」となれば最高なのですが・・・。