地域の囲碁サークルで毎週日曜日にオンライン囲碁対局を始めて8週目となりました。皆さん高齢者なので参加されるか否か、提案者としては不安でしたが、始めてみるとみなさん熱心で、毎回10名ほどが参加されています。いままでの実対局でも、8名から多くても15名の参加でしたから、まずまずの成功、と言えます。
3月から実対局を休止し、6月に入っても再開の見通しが立たないため、オンライン対局を提案、何人かの賛同を得て、6月7日日曜日に第1回目を開催しました。対局相手と、各自持ち点によるハンディの決定にLINEグループ通話を使い、対局にはヤフー囲碁を使います。LINEはみなさん慣れていて、比較的スムースに設定が進んだのですが、ヤフー囲碁はそう簡単ではありませんでした。
ヤフー囲碁に辿り着くまでに、会員登録やフラッシュというソフトのダウンロードを可能にする設定が必要です。一人ひとりとLINEで話しをしながらパソコンを操作していただくのですが、登録や設定に不慣れな方が多く、2、3時間かかる方もおられました。タブレットでやりたい、という方の時も2時間ぐらい経ってから、結局タブレットではできない、とういことが分かりパソコンに切り替えていただきました。私自身も手探りの状態だったのです。
「わしは携帯やスマホは持たない」という、TVコマーシャルに出て来そうな方もおられました。固定電話があればパソコンでのLINE開設ができることが分かり、電話で話しながら、2時間ほどかけてLINEを開設しました。でも声が届きません、パソコンにマイクがないのです。後日マイクを購入されたのですが、今度は私の声が相手に届きません。後日イヤホンを購入されてやっとLINE通話ができるようになりました。
7週目で初参加、「ようやく参加することができました。LINEの指導からお手数かけました。ありがとうございます」とのメールが届いています。囲碁の実力はサークル内でトップ3に入る方、ワースト3に入る私からすると雲の上の方です。
オンライン対局は私なしでは実現できなかった、と勝手に自負しています。懇切丁寧に囲碁を教えていただき、お世話になった皆さんへの恩返しが少しはできたのではないでしょうか。それにしても肝心の囲碁があまり上達しません。ワクチンや治療薬ができて、コロナ禍が治まるころまでには何とかしたい、と希望しています。