暮し

No.118:4台目の一眼レフカメラ

 一眼レフカメラは持って行く気がしない、との友人の言葉に思わず頷きました。同じカメラを持っているのですが、重くてかさ張るのです。必ず持って行っていた海外旅行でしたが、今年7月のベトナムは小型カメラだけにしました。歳のせいでしょう。それに、パーティのような少し暗い所では、ファインダー越しに人の表情をうまく確認することができず、僅かなシャッターチャンスを逃したりもします。片目での視力がかなり落ちているのです。これも歳なのでしょう。

 そこで、年末年始の海外旅行を前に、世界最小・最軽量のデジタル一眼レフカメラを購入しました。持ち歩きに便利だし、ファインダーだけでなく、液晶モニターでも構図を確認できるので、人の表情を両目で、モニターと同時に直視もできます。身体的機能低下をカメラの高性能化、多機能化でカバーしようという目論見です。それに、今持っているカメラは、カバーが剥がれて内部が見えているところをスコッチテープで補修し、外れた蓋をスコッチテープで留めています。まさに満身創痍の感があり、そろそろ買え替え時でもあるのです。


最初のお出かけは小江戸・川越でした。明るい青空も暗い日陰も表現できるHDR(High Dynamic Range:光の感度幅を広げるデジタル処理。初代モデルにはなかった機能)撮影(上)と通常撮影(下)。<写真へのクリックで拡大できます>

 実際手にしてみると、嬉しさがこみ上げてくる小型軽量さ、今までより重量が63%、縦サイズと厚みは90%,95%ですが、横サイズは82%です。同じモデルですが、13年前の初代と今の9代目の違い、価格も14万円ほどだったのが3万5千円と4分の1に、性能は、解像度が3倍、感度が8倍と飛躍的に向上しています。

 一眼レフを初めて購入したのは大学生のとき、50年前です。長期のアルバイトのお金で買い、学友との旅行や、就職してからのスキーやテニスなどで使いました。オリンパスペンFという世界初のハーフサイズ一眼の初代モデルでした。それから27年後、2台目をアメリカ赴任直前に赴任手当で買い、アメリカでの旅行などで使いました。EOS Kissというエントリークラス一眼の初代モデルでした。更に10年後、3台目を家計費で買い、海外旅行などで使いました。広告代理店に出向し、休暇が取りやすくなり、海外旅行に出かける機会が増えたので、たくさんの写真を気軽に撮れるデジカメとしたのです。EOS Kissデジタル版の初代モデルでした。そして13年後、今回の4台目をお小遣いで買いました。それで買える価格帯となったのです。海外旅行などで使います。EOS Kissデジタルの9代目モデルです。

 この4台目も10年以上は使うことになるでしょう。次の5台目は更なる進化を遂げ、身体的衰えをよりカバーしてくれるに違いありません。でも、課題は、その時点でどれだけ行動しているかです。行動していなければカメラはあまり必要ありません。10年以降も健康で活動的で、5台目が必要となる暮らしであることを願うばかりです。

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No.214:80歳の壁 (2024年11月30日)

 会社仲間の集い、あわら温泉での宴の翌日、車3台で観光に出かけました。一緒に宿を出たのですが、内1台が集合場所に現れません。電話で、「どこにいるの?」と尋ねると、「第1駐車場」との答、ここの駐車場は1つ、第1も、第2もありません。結局、「一乗谷朝倉氏遺跡博物館」集合を「一乗谷朝倉氏遺跡」集合と思い込んでいたようです。事前に決めた行程が狂い、「行程表を見ていない」と、幹事は少々お怒りでした。

No.207:睡眠スコアその後のその後 (2024年04月30日)

 大谷翔平さんは睡眠を大切にしていて、遠征に寝具を持ち込んだり、日々の睡眠データを計測しているそうです。超ビッグな大谷さんを引き合いに出すのはおこがましいのですが、私も睡眠データを計測しています。私のデータは、睡眠の質を示すスマートウォッチの睡眠スコアです。それが、30日移動平均で、昨年7月28日の、100点満点中83をピークに、どんどん低下し、今年3月19日には70にまで下がってしまいました。

No.203:人生の転機となった学校 (2023年12月31日)

 「授業中もぼんやりしていることが多い」とか、「教科書を忘れて来る」、「えんぴつも持たずに登校する」とかを小学校の通信簿連絡欄に書かれていた私ですが、中学に入ってからは少しまともになりました。

No.198:睡眠は改善したものの・・・ (2023年07月31日)

 スマートウォッチによる睡眠の質が「良し」となる「睡眠スコア80以上」の日が続いています。記録し始めた昨年7月から、30日移動平均が75から80の間で上下していましたが、今年6月から80超えで安定し、現在82超えとなっています。ですから免疫力には少々自信があったのですが、7月に帯状疱疹になってしまいました。年金生活者にとって、健康維持は大切なお仕事、お務めのようなものですが、いろいろ努力しても歳には勝てない、ということなのかもしれません。

No.197:帯状疱疹になりました (2023年06月30日)

 痛みが一日中治まらず、夜眠れずに痛み止めを飲みました。原因は帯状疱疹だったのですが、痛み出してから1週間ほど経って首に発疹が出て初めて分かったのです。眠れないほどの痛みは数日でしたが、一日中の痛みは3週間ほど続き、その後も若干の痛みが1週間ほど続きました。

No.193:睡眠スコアその後 (2023年02月28日)

 今月、スマートウォッチの睡眠スコアが63になった日がありました。89~80が「(睡眠の質が)良い」で、79~60は「やや低い」、59~は「低い」なので、「低い」に近いスコアです。気のせいかもしれませんが、スコアが高いと体調が良いし、低いと寝不足感があります。

No.187:睡眠スコア (2022年08月31日)

 睡眠の質が「良い」の睡眠スコア80を越える日が増えました。睡眠スコアはスマートウォッチを着けて寝ることで測定します。今月前半2週間では、80を超えたのが2日、平均74.6でした。それが、後半2週間では80越えが6日あり、平均80.3と、平均で5.7ポイント上がりました。前半2週間は暑さのため昼間のウォーキングをやめており、後半2週間は、ジムマシンでの屋内昼間ウォーキングを始めています。運動量の違いが、睡眠の質の違いになった、ということだと思います。

No.183:帝国ホテル特製フレンチトースト (2022年04月30日)

 京都、横浜、シカゴ、銀座など、「おしゃれ」を連想させる地域が勤務地でした。そして今、内幸町の帝国ホテル東京となり、「高級」という響きが加わりました。おしゃれや高級とは最も縁遠い私が、そんなところで働くなんて、不思議なめぐり合わせです。最近暑くなってきて、半そでTシャツでの出勤、そんな恰好だと帝国ホテルに入れてもらえないわよ、と妻に言われながら出かけます。

No.182:マンションの売却 (2022年03月31日)

 貸していたマンションを売却しました。入院中の長兄が自宅を売ろうとしたのですが、そのうち物事の判断ができなくなり、売るに売れない状況になりました。家が売れたのは長兄が亡くなってからです。そんなことがあって、80歳までには売却しておきたいと考えていました。

No.181:勤務先は帝国ホテル (2022年02月28日)

 事務所のボスが事務所兼自宅を売却して新しいマンションを購入しました。マンション完成まで2年弱あるので、それまでを帝国ホテル東京で過ごすと決め、昨年の12月からホテルに住んでいます。このため、私の勤務先が帝国ホテルとなり、それまで歩いていた自宅から新宿が、自宅から内幸町となりました。


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