東海道歩き旅

No.020:江戸時代の旅体験-伊勢神宮から島田-

 春のお伊勢参りが202km歩いて島田で頓挫したので、残りを秋に、伊勢神宮から島田まで268kmを歩きました。6回目の東海道歩き旅完歩です。ところが今回は、歩いているうちに身体が左横に傾き、後ろから見ると逆「く」の字になってしまうようになりました。このため3日歩いて帰宅、1週間ほど休んで、また4日歩いての完歩でした。原因は分からず、このままだと来年の7回目はありません。どのような状況だったのか、ここに記録しておきます。江戸時代にもこんな人がいたかもしれません。


伊勢神宮から名古屋まで4日間、更に島田までの4日間、計8日間の行程です。赤マークがスタート点。<詳細地図を見る>


10月9日(金):伊勢神宮10時48分発、松阪17時12分着、25.1㎞

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伊勢神宮内宮鳥居前をスタート(後ろは「おはら町」、GPS機に鳥居が映っています)

 朝6時に自宅を出て、「ひかり501号」で名古屋駅、快速「みえ1号」で伊勢市駅、バスで伊勢神宮内宮鳥居前に10時40分ごろ到着、門前町の「おはらい町」を通って今日の宿、松阪に向かって張り切って歩き始めました。この日は何事も無くいつもの東海道歩き旅でしたが、宿に到着してから「たかが25kmにしてはちょっと疲れたなぁ」という感じではありました。


10日(土):松阪7時1分発、白子(鈴鹿)17時1分着、34.3㎞

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実りの秋、春は田植えだった(雲出川を渡って津に入ったところ)

 朝、気持ちよく歩いていたのですが、10km地点あたりから身体が左に傾き始めました。あれ、どうしたんだろう、と思いながら歩き続けると20km地点あたりからかなり傾くようになり、通常4.5kmほどの時速が3.8kmに落ちました。身体を曲げて歩くので腰が痛くなり、30km地点の王将に入った時はカウンターにつかまらないと椅子に座ることが出来なくなっていました。34km地点のホテルに着く直前では大きく傾いています。


11日(日):白子8時27分発、名古屋22時42分着、44.3㎞

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四日市の工業地帯

 5kmほどから少し傾き始め、15km地点ではかなり傾き、32km地点の長島温泉で夕食をとるときは、もうこれ以上歩くは無理か、と思われるほどでした。夕食で1時間ほど休んで歩き始めましたが、44km地点のホテルまで100歩歩いては休み、100歩歩いては休みで、時速2.5kmとなりました。


12日(月):名古屋6時28分発、名古屋(築地口)9時6分着、6.1㎞

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輝く朝、名古屋港に流れ込む直前の新川で。

 朝歩き始めてすぐに傾きだし、100歩歩いては休み、100歩歩いては休みとなるので、6kmほど歩いたところにあった名古屋市内の地下鉄の駅から帰路につきました。


13日(火)ー20日(火):自宅休養

 5日ほどおとなしく休養していましたが、どうしても納得できず、2日間1日32km歩いてみました。何ともありません。身体は傾きません。あの傾きは何だったんんだ、と思いながら残りを歩こうと、喜び勇んで出かけました。


21日(水):名古屋8時8分発、岡崎17時28分着、35.3㎞

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旧東海道松並木(知立)

 朝5時半に家を出て、始発の「ひかり」で名古屋へ、12日に乗車した名古屋市内の地下鉄の駅「築地口」に8時頃到着、張り切って歩き始めました。岡崎までの35km、何事も無く無事完歩です。


22日(木):岡崎4時5分発、浜名湖19時25分着、56.0km

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旧東海道松並木(豊川)

 25km過ぎから傾き始めましたが、56km地点の宿まで休まないと歩けない状況にはならないでまあまあ無事完歩。52km地点で丸亀うどんを食べたときには店内を歩くのにも辛い状況ではありましたが。


23日(金):浜名湖7時17分発、袋井18時56分着、36.5km

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浜名湖

 16km地点の浜松でモスバーガーを食べるころはすでに傾いていました。この日の宿泊予定は44km地点の掛川でしたが、28km地点で10分ほど休憩して様子をみて、34㎞地点で10km先の掛川泊をあきらめ、2km先の36km地点の袋井泊に変更しました。あと10kmは歩けそうにありませんでした。


24日(土):袋井8時57分発、島田18時3分着、30.6km

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大井川を渡る、対岸が島田

 10kmも行かないうちに傾き始め、15km地点では後ろから自転車で来た高校生らしき若者がわざわざ立ち止まって「大丈夫ですか?」と尋ねてくれるほどの傾き歩きとなりました。そこから「「小夜(さよ)の中山」を越えて27km地点の大井川に着いたときにはかなり傾いて、1km以上ある橋を100歩歩いては休み、100歩歩いては休みながら渡りました。渡り切ってから2kmほどで島田駅、18:16発の東海道線に乗車して21:46川崎の自宅最寄駅に到着しました。

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No.024:江戸時代の旅体験-自宅から伊勢神宮 (2019年04月29日)

 10回目の東海道歩き旅、自宅から伊勢神宮まで511kmを14日、1日平均36.5kmで歩きました。会社同期会がある伊東を経由しての歩きなので、いつもより45kmほど回り道となります。中間点を過ぎたころ、もう歩きたくない、と思うほどの疲れを経験し、まだまだ先が長いのに完歩できるのか、と危惧しましたが、原因が「寝不足」らしいと分かり、睡眠時間をできるだけ確保するように工夫し、何とか完歩できました。

No.023:江戸時代の旅体験-京都から掛川、自宅から掛川 (2018年05月06日)

 9回目の東海道歩き旅、京都三条大橋からお江戸日本橋を目差しましたが、掛川で転倒して右膝をいため一旦帰宅、3日休んで、自宅から掛川までを歩きました。前半が8日、後半が6日の計14日、計500キロで1日平均35.7キロでした。途中3日休んだためでしょうか、後半はあまり疲れることなく、掛川から帰宅後すぐに日々ウォーキングを始めています。昨年は始めるまでに2週間かかりました。9回目は、食事時間、場所、内容を書き残します。

No.022:江戸時代の旅体験-自宅から伊勢神宮- (2017年05月30日)

8回目の東海道歩き旅、お伊勢さんまで466キロを13日1日平均35.8キロで歩きました。12泊というスローペースは初めて、最速で9泊、雨での連泊があったり、2回に分けての完歩のときもせいぜい11泊でした。2年前の、身体が傾いて春秋2回で完歩したり、昨年の、気分よく歩けるときが少なかったりで、1日50キロ以上は歩かない計画としたのです。  確かに、気分よく歩けるときが昨年よりも少しは増えた気がしますが、歩く日数が増えた分、全体の疲労度は変わらないようにも思います。よれよれで帰宅しており、日々のウォーキングを再開したのは昨年同様帰宅後2週間後でした。疲労のためか、起き上がると回転性のめまいと吐き気がする、「良性発作性頭位めまい」と推定される様態にもなっています。このよれよれ度を今後改善すべく、歩き、食事、睡眠がどうなっていたかをここに記録しておきたいと思います。理想を言えば、帰宅の翌日から日々のウォーキングを始めることができるくらい、疲労の残らない歩き旅にしたいのですが・・・・。  費用に関しては、総額90,724円(昨年は87,744円)、1日平均6,979円(昨年は7,058円)でした。内訳は、12泊の宿泊代が59,870円(昨年11泊で57,700円)、1泊平均4,989円(昨年は5,245円) 、飲食代が22,564円(昨年は21,754円)、1日平均1,736円(昨年は1,813円)、帰りの交通費が8,290円(昨年と同額)でした。

No.021:江戸時代の旅体験-自宅から伊勢神宮- (2016年05月04日)

 7回目の東海道歩き旅でした。毎日の行動は、午前6時前に起床、宿でしっかり朝食をとり午前7時に出発、昼食は軽く牛乳とクッキー、午後3時から4時で夕食、午後6時に宿に到着、洗濯と入浴し、午後8時過ぎに就寝、といったところです。疲れをとるために、9時間以上は寝るようにしていて、夕食が苦労の種となります。午後3時か4時には夕食をとりたいのですが、この時間に営業している店が少ない上に、幹線道路を避けて歩いているので店そのものがあまりありません。また、食事に時間がかかるとそれだけ寝る時間が削られるので、どうしてもファーストフード的なものとなります。改善すべき大きな課題なので、今回はどのような夕食だったのかをここに記録しておくこととしました。

No.019:江戸時代の旅体験-自宅から島田- (2015年05月25日)

 今年のお伊勢参り450km歩き旅は島田202kmで頓挫し泣く泣く帰宅の途につきました。原因は初日にできた足のマメ、潰れてからも歩き続け6日目の朝ついにギブアップしたのです。この秋に何とか続きを歩けたら、と考えています。 

No.018:江戸時代の旅体験-自宅から伊勢神宮- (2014年05月15日)

 今年の東海道はお伊勢参り、463キロを9日で歩きました。平均で1日51キロです。初日4月28日が75キロ歩いて箱根湯本泊、29日箱根を越え34キロ歩いて沼津で雨となり宿泊、30日雨で沼津に1日足止め、5月1日から6日まで、静岡56キロ、掛川53キロ、湖西(浜名湖の西)56キロ、知立58キロ、四日市54キロ、松阪53キロと、6日間連続で1日50キロ超を歩きました。最後の7日は伊勢神宮までの25キロです。今年も元気で歩いたお伊勢参り、連日の50キロ越えでひとつの自信がつきました。以下、今回どのように歩いたのか、GPS記録を見ながら振り返ってみました。今後の計画立案に役立つデータが一つできたような気がします。

No.017:江戸時代の旅体験-名古屋から伊勢神宮- (2013年11月11日)

 川崎の自宅から伊勢神宮までの歩き旅、春に8日間367.8km歩いて名古屋に到着したところで中止となり残念な思いをしました。続きをこの秋に、ということで名古屋から伊勢神宮までを3日間108.8km歩きました。これで4回目の東海道歩き旅完歩です。

No.016:江戸時代の旅体験-自宅から名古屋- (2013年05月23日)

 川崎の自宅から伊勢神宮までの歩き旅、11日間で455kmの予定でしたが、8日間367.8kmで中止して名古屋駅から新幹線で戻りました。転んで足首を強く打ったためです。8割ほどの行程で打切りとなり、4回目の東海道歩き旅完歩は来年に持ち越されました。

No.015:江戸時代の旅体験-自宅から京都- (2012年05月24日)

 川崎の自宅から京都までの歩き旅、11日間で498.2km、1日平均45.3kmでした。今年は3日目に足裏にマメができてしまい苦しい歩きとなり、もう歩けない、と思った瞬間もあります。現代では、何かあればいつでも帰ることができますが、帰るに帰れない江戸時代、場合によっては大変な思いをした人も多かったのではないでしょうか。なお、合計498.2kmは、持参したGPS機で記録された距離です。地図上の計画ルートでは478.5kmなので4%ほど回り道などをしたことになります。

No.014:江戸時代の旅体験-自宅から京都- (2011年05月05日)

 川崎の自宅から京都まで11日間連続で歩いて合計510kmとなりました。歩きが少々辛かったのは4日目のみ、その他の日々は疲れはするものの、翌朝にはとれてまた元気に歩ける、京都に着いたときも、まだまだ歩ける、といった感じでした。日常よく歩いていた江戸時代の人にとっての歩き旅は特別なことではなかった、そんな気がしています。江戸時代実感の旅です。


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