春のお伊勢参りが202km歩いて島田で頓挫したので、残りを秋に、伊勢神宮から島田まで268kmを歩きました。6回目の東海道歩き旅完歩です。ところが今回は、歩いているうちに身体が左横に傾き、後ろから見ると逆「く」の字になってしまうようになりました。このため3日歩いて帰宅、1週間ほど休んで、また4日歩いての完歩でした。原因は分からず、このままだと来年の7回目はありません。どのような状況だったのか、ここに記録しておきます。江戸時代にもこんな人がいたかもしれません。
10月9日(金):伊勢神宮10時48分発、松阪17時12分着、25.1㎞
朝6時に自宅を出て、「ひかり501号」で名古屋駅、快速「みえ1号」で伊勢市駅、バスで伊勢神宮内宮鳥居前に10時40分ごろ到着、門前町の「おはらい町」を通って今日の宿、松阪に向かって張り切って歩き始めました。この日は何事も無くいつもの東海道歩き旅でしたが、宿に到着してから「たかが25kmにしてはちょっと疲れたなぁ」という感じではありました。
10日(土):松阪7時1分発、白子(鈴鹿)17時1分着、34.3㎞
朝、気持ちよく歩いていたのですが、10km地点あたりから身体が左に傾き始めました。あれ、どうしたんだろう、と思いながら歩き続けると20km地点あたりからかなり傾くようになり、通常4.5kmほどの時速が3.8kmに落ちました。身体を曲げて歩くので腰が痛くなり、30km地点の王将に入った時はカウンターにつかまらないと椅子に座ることが出来なくなっていました。34km地点のホテルに着く直前では大きく傾いています。
11日(日):白子8時27分発、名古屋22時42分着、44.3㎞
5kmほどから少し傾き始め、15km地点ではかなり傾き、32km地点の長島温泉で夕食をとるときは、もうこれ以上歩くは無理か、と思われるほどでした。夕食で1時間ほど休んで歩き始めましたが、44km地点のホテルまで100歩歩いては休み、100歩歩いては休みで、時速2.5kmとなりました。
12日(月):名古屋6時28分発、名古屋(築地口)9時6分着、6.1㎞
朝歩き始めてすぐに傾きだし、100歩歩いては休み、100歩歩いては休みとなるので、6kmほど歩いたところにあった名古屋市内の地下鉄の駅から帰路につきました。
13日(火)ー20日(火):自宅休養
5日ほどおとなしく休養していましたが、どうしても納得できず、2日間1日32km歩いてみました。何ともありません。身体は傾きません。あの傾きは何だったんんだ、と思いながら残りを歩こうと、喜び勇んで出かけました。
21日(水):名古屋8時8分発、岡崎17時28分着、35.3㎞
朝5時半に家を出て、始発の「ひかり」で名古屋へ、12日に乗車した名古屋市内の地下鉄の駅「築地口」に8時頃到着、張り切って歩き始めました。岡崎までの35km、何事も無く無事完歩です。
22日(木):岡崎4時5分発、浜名湖19時25分着、56.0km
25km過ぎから傾き始めましたが、56km地点の宿まで休まないと歩けない状況にはならないでまあまあ無事完歩。52km地点で丸亀うどんを食べたときには店内を歩くのにも辛い状況ではありましたが。
23日(金):浜名湖7時17分発、袋井18時56分着、36.5km
16km地点の浜松でモスバーガーを食べるころはすでに傾いていました。この日の宿泊予定は44km地点の掛川でしたが、28km地点で10分ほど休憩して様子をみて、34㎞地点で10km先の掛川泊をあきらめ、2km先の36km地点の袋井泊に変更しました。あと10kmは歩けそうにありませんでした。
24日(土):袋井8時57分発、島田18時3分着、30.6km
10kmも行かないうちに傾き始め、15km地点では後ろから自転車で来た高校生らしき若者がわざわざ立ち止まって「大丈夫ですか?」と尋ねてくれるほどの傾き歩きとなりました。そこから「「小夜(さよ)の中山」を越えて27km地点の大井川に着いたときにはかなり傾いて、1km以上ある橋を100歩歩いては休み、100歩歩いては休みながら渡りました。渡り切ってから2kmほどで島田駅、18:16発の東海道線に乗車して21:46川崎の自宅最寄駅に到着しました。