自律神経のバランスが崩れていると感じています。顔が火照ったり、「顔が赤い」などと妻から言われるときがあるからです。自律神経のバランスが取れていないと免疫力が低下して病気になりやすくなる、実際今年になってから、風邪と思われる下痢や発熱がありました。自律神経を整えるためには、昼は日光を浴びしっかり動いて交感神経を活性化させ、夜は暗いところでぐっすり寝て副交感神経を活性化させる、ということのようですが、これがなかなか難しいのです。
「昼しっかり活動する」は自分の意志でなんとかなるとしても、「夜ぐっすり寝る」のはどうしたらよいのか分かりません。「自律神経を整える10の方法」を見ると全項目とも「ぐっすり寝る」ために大いに役立ちそうです。まあまあ出来ているかな、と思われるのは「身体を動かす」「よく噛む」「就寝3時間前までの夕食」の3項目、「たくさん笑う」は副交感神経を活性化して免疫力を高めるとのことなのですが、なかなかできていません。免疫力を弱めてしまうストレスを克服するためにも一番大切なことなのかもしれませんが。「規則正しい生活」「朝の散歩」「朝の日光浴」の3項目を意識して、朝7時起床-夜11時就寝の7-11の規則正しい生活と、散歩のときに積極的に日光を浴びるようにしています。「ゆっくり入浴」「就寝前にテレビやパソコンを見ない」「就寝前に腹式呼吸」の3項目は面倒そうなので、気に留める程度にしています。まあ相変わらずのいい加減ぶりではありますが。
自律神経のバランスが崩れたままで、免疫力が落ち込んでいくと、大きな病気になりかねません。例えば、癌を防ぐのは免疫力だ、と言われています。我々の体内で発生する癌細胞は、1日5千個ほど、並べると5センチから10センチもの長さになるそうです。毎日です。それでも癌にならないのはひとえに我々の免疫力のおかげなのです。手術や薬に頼らず、免疫力だけで末期癌を消滅させた(【癌ブログ】末期がんを免疫療法で克服)、といった報告もあります。
今まで、風邪をひかないというのが自慢でしたが、もうあまり自慢できなくなりました。歳のせいもあるのでしょうが、生活の変化が大きく影響しているのではないかと考えています。2年前に現在のマンションに引越して、すぐに愛犬モモが亡くなって、暮らしぶりが変わりました。駅直結のマンションで歩く機会が減り、自宅が2割以上も狭くなって家での動線が短くなり、テレビの前にリクライニングチェアーを置いたのでそこでの時間が増え、モモの散歩が無くなったので日光に当たる機会が少なくなったのです。生活が変化してから数年後に影響が出てくる、ということなのでしょう。
人間ドッグの白血球分布データから自律神経のバランスを見てみると、8年前の60歳のときからの6回受診では、現在の個人事務所に勤める前の2回はバランスが崩れていて交感神経過剰、勤務開始後の3回はバランス範囲内、引越半年後はまたバランスが崩れて副交感神経過剰となっています。やはり、仕事や生活の変化が自律神経のバランスに影響しているということのようです。ちなみに36歳から43歳までの7年間4回受診では、4回ともバランスをほぼ崩しており、交感神経過剰と副交感神経過剰が交互に出ています。若い頃はバランスを崩して免疫力が下がっても風邪をひくぐらいで済んでいたのでしょうが、還暦を過ぎるとそうはいかなくなるでしょう。昼はしっかり動いて、夜はぐっすり寝る、自分のペースで暮らせる今であればそれができるはずです。自分次第だからこそ難しいという面もありますが。