安倍晋三首相からの「桜を見る会」の招待状を事務所のボスからもらい妻と二人で行ってきました。会場は新宿御苑、もうすっかり葉桜ですが、新緑が輝いていて、花とはまた違った春の風情です。御苑に入るのは何十年ぶりだろう、という妻の言葉に、私もそうだと気付きました。事務所から一望できる御苑はとても身近な存在ですが、こうして中を歩くのは何十年ぶりかです。木々の息吹を直に感じて、事務所から眺めるのとはまた違った味わいがありました。
定刻の朝8時半に入ったにもかかわらず、園内は人でいっぱい、みなさん着物や背広で正装されています。招待客は1万人とのこと、園内にはロープが張ってあり、内側が首相や著名人、外側が我々一般人です。園内に点々と置かれたテーブル上の軽食をつまみ、団子の行列に並び、樽酒をのんでからロープのところまで行きましたが、すでに厚い人垣で、確保できた場所からはどんな著名人が来ているのかよくわかりません。
でも10時頃、安倍首相が帰られるときに、近くを通りました。さすがに大人気、安倍さん、安倍さん、の声がかかり、首相もそれに笑顔で応え、握手などをしています。続いて帰る著名人たちが通るのですが、名前はすぐ出ないまでも、顔は知っている、という人が多く、妻は名前もよく知っているようで、いろいろと教えてくれました。北島三郎さん、由紀さおりさん、菊川玲さん、片岡鶴太郎さんなどなど、私が知っているだけでも挙げるときりがありません。一般の人たちは大はしゃぎ、さすがの私も気分高揚、楽しいひとときとなりました。輝いている人を間近に見て刺激を受けることはいいことです。
やがてお開き、御苑で体が冷えたので何か温かいものを飲もう、お腹が空いたので何か食べよう、とか言いながらも先に買い物、新居の表札を作ってもらい、絵を飾るためのワイヤーなどを見て回りました。新宿に二人で来ることなどほとんどないので、この機会に買い物です。それが終わると、雨が降る前に早く帰ろう、ということになり、3月から相互乗り入れした地下鉄副都心線と東横線を使って、新宿三丁目から直通20分で帰ってきました。とても便利になりました。
こうして、飲まず食わずで帰宅することの多い二人の外出、しかも今回は、いただいたお団子が家での昼食でした。これだから新居が買えたのかもしれません。まあ、楽しい一日でした。