暮し

No.074:高層マンションへの転居

 3月1日、新居に引越しました。新築の高層マンションで、駅に隣接し、半径200メートル以内にスーパー5つ、ショッピングモール1つ、大学病院2つ、それに市最大の図書館があり、来年以降ですが、医療モールや更なるショッピングモールができます。歳をとって体力が衰えてもできるだけ人様にご迷惑をおかけしない、可能な限り自立していたい、との思いから購入したものです。

 引越しの日、疲れて夕食をとる元気もなかったのですが、夜お腹が空いてきたので、買い出しにでかけ家で簡単な食事をとりました。キッチンが未整理だった数日は外食などもしています。エレベータを降りるとすぐスーパーや食事処なので、これなら体が弱ってもそこそこ暮らしていけそうだ、狙い通りだ、と嬉しく思いました。

恒例の半日スキー
朝日に映える街並み<写真をクリックで拡大>

 38階建の27階南向きの部屋です。安心できる下の階の方がいいのですが、近くに高層マンションがいくつも立っているので、冬の日当たりを考えるとこの階になってしまいます。眺望への期待はなかったのですが、住んでみると、朝日に輝く街並みや、夜景はなかなか見応えがあります。いままでよりも20%以上狭くなるので、狭くなる、狭くなる、と事前に考え続けてきたためか、住んでみると意外と広く感じたりもしています。まあ、大きな食器棚やソファーは大型ゴミで廃棄し、捨てることができなかった桐の和ダンス、整理ダンスは妻の実家に運んだりしているので、そこそこ広く感じるのは当然なのかもしれませんが。おかげで妻の実家はいい迷惑です。広い家で蔵もあるので、これまでも引越しのたびにいろいろなものを持ち込みました。アメリカ駐在から戻った時も、アメリカで購入した食器棚などを持ち込んでおり、純和風の家には似合わないながらも使ってもらっています。

 社会人になって42年、今回が9回目の引越しとなります。1回目は卒業して就職したとき、東京の実家から京都のアパートへ、四畳半一間の部屋でドアの向こうは外廊下、冬起きると室内の水がしばしば凍っていました。それでも、仕事があり、お金があり、仲間との飲み会や旅行があって、それは楽しい日々でした。2回目は会社の近くに買った中古の一戸建へ、広くなったので仲間との飲み会の場に、その2年後に結婚したときには、空の酒瓶が室内で大量に積まれていました。3回目は、滋賀県に職場が変わったのでその近くの新築マンションへ、これも購入したものです。初めてのマンション暮らし、冬の暖かさは格別で、もう一戸建てには住めない、と感じました。

 4回目は、職場が横浜に移り、会社が借りた中古マンションへ。就職して京都に行くときには思ってもみなかった、関東への出戻りです。5回目は同じマンション内での移動、6回目はアメリカ赴任、シカゴ郊外の一戸建へ。広くて冷暖房完備で、ときどきウサギやリスが庭にやって来る、という映画のような暮らしとなりました。7回目は日本に戻っての横浜の中古マンション、これも社宅です。8回目は川崎の新築マンションへ、実家まで電車1本で行けるので購入しました。初めて、仕事都合よりも自己都合を優先させた購入となりました。そして今回の9回目、すでに退社しているので当然ですが、100%自己都合、将来を考えての購入です。

 東日本大震災以来、高層ビルでの長周期地震動が注目されています。新宿の超高層ビルでは10分以上にわたり最大1メールも床が揺れたとか、我が家であれば家具が襲いかかることとなります。マンションの部屋には地震警報が流れるようになっていて、震源地震度3以上の地震で警報が鳴ります。それもかなり大きな音で。いままで3回の警報がありました。実際に揺れたのは1回、震度2での揺れ、免震構造のためかとても緩やかでした。でも1キロほど離れた前のマンションではかなり揺れたそうです。他の2回は遠方での地震で、30秒後に地震が来ます、といった警報でしたが実際には揺れませんでした。この警報システムがあれば、長周期地震動の場合は揺れが来るまでに時間があるので、家具のない安全な部屋に避難できそうです。

 老後を考えての今回の転居ですが、当然、現時点での暮らしをも快適にしてくれています。気懸りは、すでに高齢の愛犬モモが新しい環境に戸惑っている様子で、元気がないこと。モモの精神的なケアーが必要なようです。

の記事

No.207:睡眠スコアその後のその後 (2024年04月30日)

 大谷翔平さんは睡眠を大切にしていて、遠征に寝具を持ち込んだり、日々の睡眠データを計測しているそうです。超ビッグな大谷さんを引き合いに出すのはおこがましいのですが、私も睡眠データを計測しています。私のデータは、睡眠の質を示すスマートウォッチの睡眠スコアです。それが、30日移動平均で、昨年7月28日の83をピークに、どんどん低下し、今年3月19日には70にまで下がってしまいました。

No.203:人生の転機となった学校 (2023年12月31日)

 「授業中もぼんやりしていることが多い」とか、「教科書を忘れて来る」、「えんぴつも持たずに登校する」とかを小学校の通信簿連絡欄に書かれていた私ですが、中学に入ってからは少しまともになりました。

No.198:睡眠は改善したものの・・・ (2023年07月31日)

 スマートウォッチによる睡眠の質が「良し」となる「睡眠スコア80以上」の日が続いています。記録し始めた昨年7月から、30日移動平均が75から80の間で上下していましたが、今年6月から80超えで安定し、現在82超えとなっています。ですから免疫力には少々自信があったのですが、7月に帯状疱疹になってしまいました。年金生活者にとって、健康維持は大切なお仕事、お務めのようなものですが、いろいろ努力しても歳には勝てない、ということなのかもしれません。

No.197:帯状疱疹になりました (2023年06月30日)

 痛みが一日中治まらず、夜眠れずに痛み止めを飲みました。原因は帯状疱疹だったのですが、痛み出してから1週間ほど経って首に発疹が出て初めて分かったのです。眠れないほどの痛みは数日でしたが、一日中の痛みは3週間ほど続き、その後も若干の痛みが1週間ほど続きました。

No.193:睡眠スコアその後 (2023年02月28日)

 今月、スマートウォッチの睡眠スコアが63になった日がありました。89~80が「(睡眠の質が)良い」で、79~60は「やや低い」、59~は「低い」なので、「低い」に近いスコアです。気のせいかもしれませんが、スコアが高いと体調が良いし、低いと寝不足感があります。

No.187:睡眠スコア (2022年08月31日)

 睡眠の質が「良い」の睡眠スコア80を越える日が増えました。睡眠スコアはスマートウォッチを着けて寝ることで測定します。今月前半2週間では、80を超えたのが2日、平均74.6でした。それが、後半2週間では80越えが6日あり、平均80.3と、平均で5.7ポイント上がりました。前半2週間は暑さのため昼間のウォーキングをやめており、後半2週間は、ジムマシンでの屋内昼間ウォーキングを始めています。運動量の違いが、睡眠の質の違いになった、ということだと思います。

No.183:帝国ホテル特製フレンチトースト (2022年04月30日)

 京都、横浜、シカゴ、銀座など、「おしゃれ」を連想させる地域が勤務地でした。そして今、内幸町の帝国ホテル東京となり、「高級」という響きが加わりました。おしゃれや高級とは最も縁遠い私が、そんなところで働くなんて、不思議なめぐり合わせです。最近暑くなってきて、半そでTシャツでの出勤、そんな恰好だと帝国ホテルに入れてもらえないわよ、と妻に言われながら出かけます。

No.182:マンションの売却 (2022年03月31日)

 貸していたマンションを売却しました。入院中の長兄が自宅を売ろうとしたのですが、そのうち物事の判断ができなくなり、売るに売れない状況になりました。家が売れたのは長兄が亡くなってからです。そんなことがあって、80歳までには売却しておきたいと考えていました。

No.181:勤務先は帝国ホテル (2022年02月28日)

 事務所のボスが事務所兼自宅を売却して新しいマンションを購入しました。マンション完成まで2年弱あるので、それまでを帝国ホテル東京で過ごすと決め、昨年の12月からホテルに住んでいます。このため、私の勤務先が帝国ホテルとなり、それまで歩いていた自宅から新宿が、自宅から内幸町となりました。

No.175:囲碁三昧の日々 (2021年08月31日)

 「何で(事務所に)来ないの!!」と事務所のボスに責められぎみです。事務所への往きは歩きなので、感染の危険は渋谷スクランブル交差点付近ぐらいですが、帰りは電車なので、小さいとはいえ感染リスクがあります。感染力の強いデルタ株で感染が爆発しており、どこに感染者がいるか分かりません。それに、感染したら自宅療養、という切迫した医療状況なので、避けることができるリスクは避けるべきでしょう。


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