北茨城の平潟の海岸で星空を撮っていた夜は、警官の職務質問にあったり雲がかかったりで何度も撮りなおしているうちに午前5時を回ってしまい、気が付くと白みだした東の空には明けの明星が輝いていた。
この時期、金星は太陽の西側に回って明けの明星となり、マイナス4等星、昼間でも見えるほど明るい。目を凝らして良く見ないと気が付かないが、海の上に金星の光が反射してきらきらとした帯となり沖まで伸びている。太陽や月が出没する時に海面に反射してできる光の帯はよく見るが金星では初めてだ。
暗い海に幻想的な光景をかもし出している。
撮影データ:2011/02/10 am5:30,NikonD90,Fisheye10.5mm,ISO1600,45sec,PhotoshopEL8
参考:No.128「金星」