友人

No.016:学生時代の友人たち

学生時代の友人たち
夢中になれる子供時代

 子供時代を心豊かに暮らすために、なくてはならないもののひとつが友達でしょう。定年後も同じような気がします。充実感を得る糧が、仕事から遊びや趣味に移り、子供時代のように時間を忘れてそれらに熱中するには、一緒に遊んでくれる友達や趣味の価値を分かちあえる友達が欠かせないからです。

 そんな遊び仲間に大学時代の友人たちがいます。卒業してから定年間近までの30年以上の間は一緒に遊ぶことなどほとんどなかったのですが、最近は数か月に1回のペースで遊び、飲むようになりました。東京大空襲を思い浅草へ、下町情緒を楽しもうと巣鴨へ、とらさんの世界を見ようと柴又へ、戦前戦後の暮らしを知ろうと昭和館へ、最先端のプラネタリウムで宇宙を学ぼうと科学未来館へ、富士山に沈む夕陽を見ようと東京タワーへ、そして先日は、懐かしい電車に乗ろうと交通博物館へ出かけました。それらのあとの飲み会が主な目的ではあるのですが、一応はテーマを決めて行動します。そこが団塊の世代らしいところでしょうか。

 子供時代の友達がそうであるように、興味や生活環境が似ていないと遊び友達にはなりにくく、大学時代の友人はまさにぴったしなのです。同じような歳、職業歴、経済感覚で、クラブも一緒で、学生時代を家族と同じぐらい長い時間一緒に過ごした仲間で、友達としてのルールができていてリラックスできます。少しは我慢しなければいけないこともありますが、そこは子供時代の遊び仲間と同じです。

 先日もちょっとした事件がありました。交通博物館の後は近くにある大宮大成鉄道村での飲み会でしたが、まず風呂に入ってから飲み、いい気分になったところでもう一度風呂に入りました。飲んだ後だから風呂はやめるという慎重派1人が残り、その他の楽天派3人が風呂に行ったのですが、1時間半経っても戻らず、心配した慎重派が探すと、なんと3人はすぐ近くでぐっすり寝入っていたのです。さんざん待たされた慎重派の怒りが爆発したことはいうまでもありません。でもそこは我慢、3人へのきつい説教でその場は落ち着きました。

 他の場面では、別の人が我慢することになります。若いころを一緒にすごした、我慢するに値する大切な友人たちだと考えているからこそでしょう。ところでこの慎重派、酔って風呂に入る危険性をホームページで翌日早々訴えていました。楽天派3人はホームページでも説教されたわけです。でも、そんなことも楽しい思いとなってしまう、そんな仲間なのです。

の記事

No.212:LINEグループ (2024年09月30日)

 LINEグループが便利です。中・高校同期と大学同期の2つのLINEグループがあり、日常的に話をしています。たわいもない話ですが、それぞれの暮らしの断片が見えたりして、参考になるときもあります。話題に無理に入る必要はなく、聴くだけのときもあり、逆に、言うだけで反応のないときもあり、どちらも、気心の知れた数人の仲間なので気楽に楽しんでいます。

No.210:友人が帯状疱疹になりました (2024年07月31日)

 先月、友人から「顔の右半分に何ヶ所か疱疹ができておりこれがかなり痛い」とのLINE報告、受診したとき「帯状疱疹ですか?」と訊ねると、「いえ、単純疱疹です」と明言されたとのこと。でも、1ヶ月経っても治まらないので別の病院で診てもらったら、「帯状疱疹です。いまからでは薬の効果はないので、自然治癒を待つしかありません」と言われたそうです。最短であと1ヶ月はかかるとも。

No.209:「ありがとう 秀吉さん」の長浜 (2024年06月30日)

 今月は長浜へ、秀吉が初めて一国一城の主となり、城を造り、城下町を作りました。周辺から商人を集め、楽市楽座などの施策で町の経済を発展させた秀吉は、町衆に慕われ続けていたようです。天下人となって作った城下町、大阪の原点とも言える町なのでしょう。

No.206:日本海に蟹を食べに行きました (2024年03月31日)

 「(福井県の)小浜に蟹を食べに行くけど・・・(行かないか?)」と京都在住の友人からメールが届きました。京都に住んでいた若いころ、日本海での蟹といえば、蟹、蟹、蟹の蟹尽くしのイメージがあって、しかも、今回のメンバー5人全員が会社の元同僚で、内2人は私と同じ大学、これは行かなくては、と即決しました。

No.201:14回目の会社同期会 (2023年10月31日)

 同期入社を中心とした、かつての遊び仲間が岐阜・下呂温泉に集まりました。関西在住6名、関東在住6名の12名のうち、今回は8名、同伴奥さん4名で計12名の参加でした。会社在籍中から家族ぐるみでの付き合いです。

No.200:恐山と奥入瀬渓流 (2023年09月30日)

 友人夫妻との旅行、今回は恐山と奥入瀬渓流でした。我々夫婦だと電車、バス、徒歩での旅行なので、車を運転する友人との旅行は、車でしか行けないところ、あるいは車でないと便が悪いところ、となります。今回は、新幹線と在来線で下北半島のむつ市に、そこからレンタカーで、霊場恐山、本州最北端大間崎、下風呂温泉、車で南下して、ミシュラン・グリーンガイド二つ星の奥入瀬渓流、カルデラ湖の十和田湖、田沢湖近くの国見温泉、そして盛岡から新幹線で東京、という行程でした。

No.196:伊豆大島G7 (2023年05月31日)

 今月、伊豆大島にG(爺)7が集結しました。大学同期の部活仲間7人、島を観光し、椿油での贅沢なフォンデュをいただき、濃厚な大島牛乳やそのアイスを味わい、夜の勉強会では2人の真剣な議論を子守歌に4人が眠りに陥りました。昨年11月の新潟県松之山温泉での53年ぶりの合宿、その楽しさがまたまた再現されたのです。

No.190:53年ぶりの合宿 (2022年11月30日)

 大学同期の部活仲間との53年ぶりの宿泊旅行です。卒業後はほとんど会うことがありませんでしたが、定年間近になってから数カ月に1回程度会うようになりました。そのころ始めたこのブログ、名前「リタイア間近組」はこの仲間のことです。コロナ禍では、オンラインでの飲み会を毎月のように開催していました。3年ぶりのリアル飲み会、しかも泊り、です。

No.161:会社仲間とのオンライン飲み会 (2020年06月30日)

「この中で、誰が一番早く(10万円の特別給付金を)受け取るか、楽しみだ」、行政の効率の悪さ、IT化の遅れをみんなで嘆いていたときの一言です。会社仲間とのオンライン飲み会でのこと。毎週金曜日、夜6時から10時頃までの4時間ほど、いろいろな...

No.159:オンライン飲み会 (2020年04月30日)

 人から人に感染する新型コロナウイルス、無症状の感染者がいるので、自分も含めて、人はコロナ、だと思っての行動が必要です。このため、日々のウォーキングで人と1m以内ですれ違うときは息を止めています。数秒で、ソーシャルディスタンスの2mは確実に離れます。ジョギングしている人のときはもう少し長く息を止め、かつ道の反対側に移動します。


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