ニコンの最新コンパクトデジタルカメラCOOLPIX S51cを入手しました。これがなかなか優れもので、その優れぶりをニコンのホームページに萩原稔レポートとして掲載します。このため、いまはつねに持ち歩き写真を撮りまくっています。モデルとなるわが家のお犬様モモや、友人、仲間は迷惑していることでしょう。
散歩でも立ち止まることが多くなり、周囲から見た変なおじさんぶりがエスカレートしています。その結果、カメラマンの福田文昭(ふくだ ふみあき)氏が「マスコミの学校」で強く勧めていた「いつもカメラを持ち歩く」ことの大切さ、楽しさがあらためて理解できた気がします。ズボンのポケットに入れて、歩いても、座っても異物感のない大きさ、重さのこのカメラであればこそ実現した、私の新たな楽しみです。
入手して最初に撮ったのはわが家のお犬様モモです。ズーム、しかもレンズの飛び出さないスマートなタイプ、を使って少し離れたところから撮ります。あまり近くから撮ろうとするとすぐ寄ってきてしまうので写真にならないのです。散歩の写真もズームで、しかもアングルを工夫している余裕がないので、撮ったあとに欲しいアングルでトリミングします。このトリミングもカメラだけでできるのが嬉しい機能です。5年前に買った小型デジカメとは便利さで隔世の感があります。まあ進歩の早いデジカメであれば当然なのかもしれませんが、わたしにとってはとても新鮮な体験です。
散歩していて、川のほとりにある小さな木の優しげな紅葉が気にいりシャッターをきりました。2週間後に行ったときには、すでに色あせ、多くの葉は落ちていて、あのときに撮っておいてよかったと、ポケットにいつも入れておけるありがたさを実感したのです。写真の左が最初に見たとき、右がその2週間後で、最初の出会いが右写真の、紅葉の美しさを失った時期であれば撮らなかったでしょう。カメラに慣れてきた右の写真のほうが、接写とズームを組み合わせて撮る工夫はできているのですが、気持ちは乗っていません。
このカメラには、カメラ単体でインターネットとつながるという特徴があって、このことが「撮る」意欲を盛り上げてくれます。萩原稔レポートではそのあたりを書こうと考えていますので、興味のあるかたはぜひご覧ください。いまのところ、最も気にいった、手ばなせないわたしのオモチャです。