喜田村洋一氏:ジャーナリスト編集者に必要な法律知識
週刊文春などをめぐる裁判を担当している弁護士喜田村洋一(きたむら よういち:1950年生まれ)氏より名誉毀損、プライバシー侵害、著作権について編集者・ライターが知っておくべき法律知識についての講義を受けた。「社会的な評価を低下させた場合に名誉毀損となる、事実かどうかとは別」「他人に知られたくない私事を公開すればプライバシー侵害となる、真実性は問題にならない」とのことで、これらの裁判での主な争点は「報道内容の公共性」となる。著作権侵害にならない「正当な引用」の条件は「公表された著作物であること」「引用の目的上正当な範囲であること」「引用された著作物が従的であること」「公正な慣行に合致すること(出典の明記)」である。個人情報保護法上では「イベント写真などで顔がはっきりと認識できる場合は個人から削除を求められる」可能性がある。といった内容だった。
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