久々に太陽を望遠鏡で観測したら表面に黒点が出ていた。地球の何倍もありそうな大きな黒点が数個、太陽活動が活発になってきたようだ。
太陽活動はほぼ11年の周期で変化している。直近では2001年がピークだったのでそろそろ活発になる時期だ。黒点のまわりでは強烈な爆発が起きていて、高速のプラズマ粒子、いわゆる太陽風を吹き出している。この太陽風が地球の磁場に捉えられ、大気の原子と衝突して発光するのがオーロラだ。太陽風が強いと赤いオーロラが現れるそうだ。また、穀物の収穫高も太陽活動と密接な関係があり、それが世界景気にも影響しているという説がある。
この黒点が今後どう変化するか、しばらく観測を続けてみよう。
写真データ:2011/3/13am11:30撮影,NikonD90,Sigma500mm,1.4Telecon,BaaderND-5filter,ISO800,1/4000,PhotoshopEL8