国内旅行

No.192:年末年始は京都

   ちらついていた雪がすっかりやみ、陽が差してきた長野善光寺参道、隣で妻が食べるアップルパイの甘い香りの中、私は野沢菜おやきをいただきました。この日は誕生日、おそばを食べ、栗おこわを買い、信州の美味しさでのお祝いとなりました。あと4年で80歳、80歳の誕生日もこのように旅先で迎えることができるのでしょうか。

   2年ほど前から体力の衰えを感じています。電車で座ることなど稀だったのに、乗車する前から空席を物色するようになり、何ともなかった上り階段も、息が荒くなりました。昨年貧血と診断され、それが原因なのかもしれません。鉄分を増やす薬を飲んだのですが、胃の調子が悪くなり服用をやめました。薬の副作用の怖さを体験し、長年続けていた高尿酸結晶の薬、いわゆる痛風の薬もやめて様子を見ています。とにかく、歳とともにいろいろなことが起きるものです。旅行に行けるのも今のうちかもしれません。

京都・御髪神社。昨年は京都・御金(みかね)神社でお金、今年は御髪(みかみ)神社で髪、のお願いをしました。<写真へのクリックで拡大できます>

   年末年始は京都で6泊して、ゆっくり過ごしました。京都はいたるところに歴史があり、絵になるところが多く、歩くのに困りません。7日間で122,565歩、1日17,509歩歩きました。彦根で途中下車して「ひこにゃん」に会ってから京都へ、祇園~東山、嵯峨野~嵐山、平安神宮~吉田山、北野天満宮~二条城、哲学の道、下賀茂神社、と歩き回りました。

   今月中旬には、JR閑散期に発売される4日間乗り放題切符「大人の休日倶楽部パス」を利用し、1日目は下田・爪木崎で、群生する300万本の野水仙を見物し、帰りに小田原で海鮮チラシをいただき、2日目は伊香保温泉へ、1泊して3日目、長野の善光寺をお参りし、おそば、おやきをいただき、栗おこわを買って帰りました。これが誕生日です。最終4日目は成田山新勝寺をお参りし、うな重をいただきました。踊り子号、成田エクスプレスといった特急や新幹線を利用して、目一杯動き回っています。乗り放題だとつい張り切ってしまいます。

   旅は一人よりも二人、二人よりも三人、のほうがより楽しいものです。実際、観光地のホテルで一人旅はあまり見かけません。このため、夫婦二人ともに元気でなければなりません。足腰を鍛えて、まだまだ二人で遊び歩けるようにしたいものです。

の記事

No.214:80歳の壁 (2024年11月30日)

 会社仲間の集い、あわら温泉での宴の翌日、車3台で観光に出かけました。一緒に宿を出たのですが、内1台が集合場所に現れません。電話で、「どこにいるの?」と尋ねると、「第1駐車場」との答、ここの駐車場は1つ、第1も、第2もありません。結局、「一乗谷朝倉氏遺跡博物館」集合を「一乗谷朝倉氏遺跡」集合と思い込んでいたようです。事前に決めた行程が狂い、「行程表を見ていない」と、幹事は少々お怒りでした。

No.213:大人の休日倶楽部パスの旅ーその後ー (2024年10月28日)

 年3回発売されるJR東日本5日間乗り放題パス「大人の休日倶楽部パス」を初めて使ったのは2012年9月の角館でした。その後は毎年、最近は発売ごとに年に何回も使っています。お得なパスなので、行かなくっちゃ!!、ということなのですが、それだけではありません。

No.211:東北の祭 (2024年08月31日)

 高さ12m・重さ50kgの46個の提灯を吊るした竿燈280本が大通り一杯に揺らめく秋田竿燈まつり、幅9m・奥行7m・高さ5m・重さ4tの巨大灯籠「ねぶた」が大通りを練り歩く青森ねぶた祭、5つの絢爛豪華な吹流しで飾られた長さ10mの笹3千本が商店街を埋め尽くす仙台七夕まつり、この東北三大祭に加えて、高さ23m・重さ19tの巨大な立佞武多がゆっくりと進む五所川原立佞武多、棟方志功も描いたことがある弘前ねぷた、を一気に見物しました。5泊6日の欲張り旅でした。

No.209:「ありがとう 秀吉さん」の長浜 (2024年06月30日)

 今月は長浜へ、秀吉が初めて一国一城の主となり、城を造り、城下町を作りました。周辺から商人を集め、楽市楽座などの施策で町の経済を発展させた秀吉は、町衆に慕われ続けていたようです。天下人となって作った城下町、大阪の原点とも言える町なのでしょう。

No.208:名古屋観光 (2024年05月31日)

 今月は名古屋1泊での観光でした。名古屋と言えば名古屋城、そして金の鯱、本丸広場から大天守を見上げると、頂で黄金に輝く鯱が大天守を守っています。城に隣接した飲食店街・金シャチ横丁には実物大のレプリカがありました。本丸広場には、かつてそこにあった本丸御殿が、9年かけて復元され、6年前に完成公開されました。真新しく、美しく、きらびやかに、当時の姿を鮮やかに伝えています。

No.207:睡眠スコアその後のその後 (2024年04月30日)

 大谷翔平さんは睡眠を大切にしていて、遠征に寝具を持ち込んだり、日々の睡眠データを計測しているそうです。超ビッグな大谷さんを引き合いに出すのはおこがましいのですが、私も睡眠データを計測しています。私のデータは、睡眠の質を示すスマートウォッチの睡眠スコアです。それが、30日移動平均で、昨年7月28日の、100点満点中83をピークに、どんどん低下し、今年3月19日には70にまで下がってしまいました。

No.206:日本海に蟹を食べに行きました (2024年03月31日)

 「(福井県の)小浜に蟹を食べに行くけど・・・(行かないか?)」と京都在住の友人からメールが届きました。京都に住んでいた若いころ、日本海での蟹といえば、蟹、蟹、蟹の蟹尽くしのイメージがあって、しかも、今回のメンバー5人全員が会社の元同僚で、内2人は私と同じ大学、これは行かなくては、と即決しました。

No.205:長崎ランタンフェスティバル (2024年02月29日)

 旧正月を祝う長崎ランタンフェスティバルを見物してきました。旧正月のランタンフェスティバルといえば台湾、無数のランタンが夜空に舞い上がる風景が有名ですが、長崎も負けてはいません。無数の光るランタンが広場や通路の頭上にあり、人物や動物のオブジェや高さ10mにもなる大型オブジェが市内中心部のいたるところで輝いています。

No.204:年末年始は今年も京都 (2024年01月31日)

 年末年始は京都でした。3年連続ですが、どこを歩いても楽しく、街歩きに飽きることはありません。今回は、嵐電1日パスでの名所巡り、大津、宇治に足を延ばしての「紫式部ゆかりの地」巡りでした。6日間で11.5万歩、二人でぶらぶら歩いた楽しい旅でした。

No.202:北陸の旅 (2023年11月30日)

 カニ漁の解禁が今月初め、しかも今年は豊漁とのこと、カニへの期待を膨らませて金沢に3泊した旅でした。ズワイガニを目の前で茹でててくれる居酒屋でいただきましたが、期待が大きすぎたためか、少し物足りなさを感じました。カニといえばカニカマ、という普段の生活なので、あの大きさと食感がないと満足できないようです。でも、お寿司屋さんでは、のどくろやガスエビといった北陸の美味しさに大満足、同じ店に2日出かけ、「たくさん食べていただきありがとうございます」とお礼を言われました。美味しいお寿司をたくさん頂きました。


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