LINEグループが便利です。中・高校同期と大学同期の2つのLINEグループがあり、日常的に話をしています。たわいもない話ですが、それぞれの暮らしの断片が見えたりして、参考になるときもあります。話題に無理に入る必要はなく、聴くだけのときもあり、逆に、言うだけで反応のないときもあり、どちらも、気心の知れた数人の仲間なので気楽に楽しんでいます。
最近、会社仲間のグループが新たにできました。今年の、あわら温泉での宴の連絡用にと幹事さんが声をかけたところ、たちまち、1人だけまだですが、残り全員9人が参加しました。みんな、家族との連絡や孫たちの写真受信などでLINEになじんでいるのでしょう。なくてはならないツールになっているのかもしれません。
早速、今月の中秋の名月の夜、自宅マンション最上階からの名月の写真を送ったところ、京都在住の仲間から、自宅から眺めた名月の写真が送られてきました。会社仲間全員が若いときに過ごした地での名月です。何かとても懐かしい気持ちになりました。
私の名月写真を他の2つのグループにも送ったところ、大学同期から、ダンゴと新米、のっぺい汁をお供えし、ススキとワレモコウを飾った観月写真が送られてきました。栃木県在住の友人で、そうやって観月したり、庭で育てた、採りたて野菜を料理して酒を飲んだりする報告が届いていて、穏やかで心豊かな暮らしぶりが想像できます。
この友人の観月写真を中・高校同期に送ったところ、「団子をお供えするのは珍しい、ススキまであって完璧です」と。生まれも育ちも、そして今も都区内在住の友人には新鮮だったようです。それぞれのグループで、育ち、学業、仕事が異なり、話題も異なります。私が歩んできた人生の、ある時期、ある期間を共に過ごした仲間、どの仲間も大切で、LINEグループがその仲間をつなぐ一助となっています。ちなみに、幹事さんが命名した会社仲間のグループ名は「何時までも良き仲間」、みんなの気持ちを代弁しています。