長岡まつり大花火大会を見物しました。日本一の花火大会と言われるだけあって、全国からたくさんの人が押し寄せ、宿が取れません。そこでバスツアーに参加、花火終了後の宿は遠く離れた越後湯沢で、大会終了後の混雑もあって、ホテル到着が夜12時半、寝たのが午前2時でした。そんなハードなツアーでも行った価値は十分ありました。
17時20分、「慰霊と平和への祈り」として真っ白な大輪の花火、尺玉(花火直径320m)3発が一つひとつ厳かに打ち上り、2時間に及ぶ花火大会が始まりました。最も大がかりと思われるのは「復興祈願花火フェニックス」、平原綾香さんの「Jupiter」と共に、5分20秒間途切れることなく打ち上り、重なり合いながら開く花火が、2km幅に渡って並ぶ様は壮観です。また、日本最大の正三尺玉(花火直径650m)も2回、見事に打ち上りました。
長岡の1週間後、びわ湖大花火大会を観に行きました。33年前、滋賀県に住んでいたときに観て、強く印象に残っていたので、もう一度観たいと思ったのです。最初の印象は強烈なので、今回はあまり感激しないかも、しかも長岡の花火を観た直後だし、と思いつつ出かけたのですが、おおいに楽しんで帰ってきました。
荘厳ささえ感じられる長岡の花火に対して、びわ湖花火は、変化に富んだ楽しい花火でした。斜めに打ち上げられ、湖面すれすれに開く花火や、水中で開いて湖上に半円形に広がる花火、ニコニコマークとかハートマークだけでなく、カエル、魚、キノコ、クラゲなどの花火もありました。33年前にはなかった楽しさだと思います。新幹線で出掛けた甲斐がありました。
長岡の前々日には横浜「みなとみらい花火大会」を観に行きました。横浜というお洒落な街での花火には、美しさと優雅さがあったように思います。友人の住むマンションが会場の目の前にあり、その屋上からの観賞で、おそらく有料観覧席よりも素晴らしい花火観賞だったことでしょう。会社の同僚とその奥さん7人が友人宅に集まり、友人手作り料理での夕食、花火観賞、夜遅くまでのおしゃべり、と実に楽しい時間を過ごしました。
首都圏最大級のみなとみらい、関西最大級のびわ湖、日本一の長岡、と花火尽くしの夏となりました。若い人が圧倒的に多い中での花火観賞、若者気分になり、元気をもらって帰ってきました。暑かったけど出かけて良かった、と思います。