痛みが一日中治まらず、夜眠れずに痛み止めを飲みました。原因は帯状疱疹だったのですが、痛み出してから1週間ほど経って首に発疹が出て初めて分かったのです。眠れないほどの痛みは数日でしたが、一日中の痛みは3週間ほど続き、その後も若干の痛みが1週間ほど続きました。
帯状疱疹は免疫力の低下によって、体内の水ぼうそうウイルスが活性化して起こるとのことなのですが、免疫力が低下している自覚は全くなく、思いもよらない発病でした。歳なのでしょう。歳とともに思いもよらないことが起こるものです。
帯状疱疹の治療は抗ウイルス薬の投与ですが、投与開始が発疹24時間以内であることが重要で、72時間以降になると治療効果が期待できない、そうです。私の場合、発疹を見つけたのが土曜日夕方で、翌日曜日に受診、投与開始となったので、24時間は過ぎていたかもしれませんが、72時間は過ぎてはいませんでした。
右耳周辺の頭痛だったため、金曜日に近くの脳神経内科でCT検査を受けましたが異常なく、発疹が出たらすぐに皮膚科へ、と言われていたのが大きな助けとなりました。翌土曜日、散歩中に妻が首に発疹を見つけたのです。すでに夕方だったので、近隣では救急外来も含めて受診できる皮膚科はなく、日曜日に、探す範囲を広げたところ、渋谷センター街にありました。そこは土日でも夜8時まで診療しています。さすが東京です。
すぐにCT検査ができる設備の充実した病院が近くにあって、土日でも診療してくれる病院が、電車で15分の渋谷にあって、地の利を実感しました。
「激痛!コロナ禍で『帯状疱疹が急増』3つの理由」(東洋経済ONLINE 2022/05/25)という記事によると、「日本ではまだ公式の統計は出ていないものの、診療現場の実感として帯状疱疹の患者さんが増えている。世界的にも、例えばブラジルでは、100万人あたりの帯状疱疹患者数がコロナ前比で1.35倍、地域によっては1.77倍にもなっている」とのこと、要注意です。