4月に家を売却したお金をどうするか、夫婦で考えましたが、なかなか思いつきません。投資して増やすのは、減るリスクもあり、時間も労力も必要で面倒、この歳になったら投資よりも消費だろう、ということなのですが、お金を使い慣れていないので、これが難しいのです。さしあたり旅行、それに美味しいものを食べよう、ということになりました。
勤務先事務所のボスは、子供は超が付く高給取りで何の心配もないので、いままで稼いだお金は全て使い切ってしまおう、と考えている様子です。帝国ホテルに住み、子供たち家族と高級レスランで毎週食事をしています。ホテル住いは、快適、安心、安全で子供たちも安心だし、レストランでの食事は全額ボス持ちですが、ボスとしては家族と過ごす楽しい時間です。
自分が楽しむためにお金を使う、ボスらしいうまいお金の使い方だと、自分がお金をどう使うかを考えて初めて気づきました。何をしたいのか、何が楽しいのか、それをはっきりさせ、限りあるお金と時間なので、優先順位付けをしなくてはいけません。そういったことが難しいのです。
ということで、早速旅行に行ってきました。でも、長年染みついた貧乏性で、県民割というお得感あっての旅行です。節約に励んでいる、と思わないと落ち着かない、楽しめないのかもしれません。
友人夫妻と4人での草津温泉、誘える友人がいるだけ幸せですが、さらに、友人が車を運転してくれるので、こんなありがたいことはありません。取れる部屋がなく、4人部屋での宿泊でしたが、いつものことで、本当に気兼ねのない友人夫妻です。我々2人は、草津温泉は初めて。旅行会社が選んだ「にっぽんの温泉100選」(観光経済新聞社発表)で19年連続1位とのこと。若い人が多く、たくさんのお土産屋さんや、射的場、湯もみショー、お湯巡り、更には大露天風呂での混浴、ライトアップされた夜の湯畑、などなどを浴衣姿で楽しんでいます。もちろん、年寄りの我々も大いに楽しめました。混浴の露天風呂は残念ながらお休みでしたが。
県民割で1人計7千円も補助が出るので、すき焼きコースにグレードアップしました。厚手の上州牛に4人とも大喜び、美味しい、美味しいの連発で、会話も盛り上がって幸せなひと時でした。浴衣姿での夜の湯畑見物も楽しく、さすが19年連続1位だけのことはある、と納得しました。2位が下呂温泉なので、いつか行きたいと思っています。