歩くときのアンクルウエイトを片足0.5kgから1.5kgに変更しました。1.5kg2個が入った袋を持った妻は、「こんな重いものを足に付けたら田園調布の坂を越えられないわよ」と心配しています。田園調布の住宅街は高台にあり、川崎の自宅からはそこそこの坂を上るのです。
変更したのは、TV番組で「だらだら歩いていても体力はつかない」と言われたとき、自分のことだ、と思ったからです。ここ12年間で4万8千キロ以上、1日平均で11キロ歩いた、と自慢していますが、最近体力の衰えを強く感じるようになりました。
週2回、4時間近く歩いて出勤しています。約3カ月間、緊急事態宣言で出勤を最小限に抑え、宣言解除の3月末から通常出勤としたとき、異常な疲れを感じました。それまで経験したことのない疲れで、体力の低下を強く自覚したのです。このままではコロナ禍で中断している500キロ東海道歩き旅の再開ができなくなる、との危機感から、どうにかしたいという思いが募りました。
最初に考えたのは毎日の散歩コースの変更で、田園調布の坂コースを試したのですが、上り切ってしまえばあとは平坦だし、南北方向なので、日陰が少なく、往きは背中から、帰りは正面から日が当たり、暑がり屋の私には不向きでした。よいコースがないので、ウエイト変更としました。
ずっしりとした重みですが、歩くたびに最初ほどではなくなっています。初めのころは、家に帰ってウエイトを外すと、しばらくは足が浮いているような感じだったのですが、最近はそんな感じもなくなりました。ウエイトを重くしたので、朝の歩きを11キロから6キロに短縮しています。歩き出勤は短縮できないので、従来の片足0.5kgのままです。
89歳の三浦雄一郎さんは、65歳からアンクルウエイトを使い始め、最初は片足1kg、1年後に2kg、3年後に5kgとしたそうです。私は、片足0.5kgから始めて半年で片足1.5kgとなりました。これを続けて、更に重くできるだけの体力が得られるのかわかりませんが、膝や腰を傷めないように、三浦さんが勧めるゆっくり歩きで頑張ります。東海道歩き旅の再開を目指して。