今年で10回目となる東海道歩き旅、川崎の自宅から伊勢神宮まで、512kmを79万6千歩で完歩しました。ここ数年、気持よく歩ける日が少なくなり、歳とともに体力の衰えを実感するようになっています。
掛川から浜松までの1日30kmほどの行程では、10kmも行かないのにしんどくなって、休み休みの歩きとなり、20kmあたりで、もう歩くのはいやだ、と思うくらいのしんどさとなりました。伊勢までのほぼ中間地点、1日40km代の日もまだ何日かあり、完歩できる自信を失いかけました。ところが、翌日の40kmの行程では、しんどさはあまりなく、普通に歩き通すことができたのです。
しんどかった原因は、どうやら寝不足だったようです。浜松が午後から雨の予報だったので、午前中に到着しようと午前2時半過ぎに掛川を出発、睡眠時間が5時間ほどでした。浜松には、雨が降る前の午前中に到着し、ホテルで12時間近くの睡眠をとったので、翌日は普通に歩けたようです。
掛川では、静岡からの52km、午前3時から午後7時半までの歩きのため午後9時ごろの就寝となり、睡眠時間が5時間ほどとなったのです。3日前の終日雨での遅れを取り戻すためでした。このような歩きはいままで何回もあり、その都度しんどかったのかもしれませんが、60代では乗り切れたことが、70代では乗り切れなくなった、ということなのでしょう。
疲れの原因は自律神経機能の低下にあるとのことですから、前日に16時間以上歩いて酷使した交感神経を、十分に休ませるための睡眠が必要だったようです。2年前から1日50km以上の行程を組まないようにしていたのですが、これからは睡眠時間も考慮した行程としなくてはなりません。
浜松以降は、睡眠時間を最優先にして、食事や洗濯の時間をできるだけ短縮したので、ほぼ普通通りの歩きとなり、伊勢神宮到着の最終日は、むしろ気持よく歩いた日となりました。来年も頑張れそう、という気になっています。
今年もこの時期に、退職した会社の同期会があり、会場である伊東を経由しての歩き旅となりました。このため、箱根峠は通らず、熱海峠を越えています。参加したのは15名、関西在住と関東在住が半々で、お互い1年ぶりとなる友人もいて、大いに盛り上がりました。2日前に足を骨折した奥さんが怪我をおして参加、何が何でも参加したい、そんな友人たちの楽しい集まりです。来年は奈良、このため東海道歩き旅は自宅から京都までとなるでしょう。歩けそうであれば、ですが。