男の料理教室、今年も参加し、料理のレパートリーが1つ増えました。と言っても、全てを1人で料理したわけではないので、まだ準レパートリーといったところですが。料理は「カクテキ」、大根のキムチです。料理教室の翌日、友人宅に持って行って一緒に食べ、翌々日、昨日ですが、自宅で食べて、発酵はまだ不十分ながらもさっぱり味で美味しく、これから更に美味しくなる手ごたえを得ました。復習を兼ねて一人で全てをやって、完全なレパートリーにしようという気になっています。
でも、レパートリーが1つ増えるといっても、昨年の「肉団子のスープ」とその後作ってみた「ミートソーススパゲティ」に続く3つ目なので、1年間の進歩はわずかなものです。また、今回、「カクテキ」」以外に、韓国春雨と野菜や牛肉を甘辛く炒めた「チャプチェ」と「牡蠣の炊き込みごはん」もあったのですが、先生の実演だけで実習がなかったので、愛着がわかず、作る気になりません。まあ、本気度が足りない、ということなのでしょう。この道、必要に迫られないとなかなか進みそうにありません。
生徒は14人ほど、昨年ご一緒した81歳だった方も参加されており、今年81歳という方も新たに参加されていました。お二人とも、奥様が亡くなられたりご病気になったりしたのがきっかけで料理を始めたとのことです。昨年81歳だった方は、耳が少し遠くなった感じでしたが、元気さは相変わらずで、どこどこの魚が新鮮で美味しい、どこどこのしゃぶしゃぶ店が美味しくてゆっくり楽しめる、と一人暮らしの気楽さのなかで活発に動いておられる様子が伺えました。
今年81歳の方は、料理教室に5年も通ったベテラン、いちょう切りの意味が分からなかった私が、大根を輪切りのままにして置くと、いちょう切りですからそれを4等分するんです、と教えてくれました。日本を代表する大手電機メーカーを60歳で定年退職され、67歳まで子会社で働き、その後は毎年のように海外旅行を楽しんでいるとのこと。「ヨーロッパなどの遠方は大変でしょう、時差ボケは大丈夫ですか?」と尋ねると「大丈夫です。ビジネス席ですし」との答え、エコノミー席での旅は70歳前までだったそうです。既婚の2人の娘さんも同行されるとのことで、家族4人のビジネス席の旅、全員分出す、とのことなのでかなりの出費でしょう。優雅な年金生活です。
齢を訊かれて、68歳です、と答えると、一番いい時期ですよ、と励ましてくれました。時間があり、体力もあり、お金もそこそこある、今の時期、やはり人生のゴールデンタイムなのでしょう。これからも海外旅行などを大いに楽しむこととします。ただ、私の場合、エコノミー席での旅が大前提なので、長時間のフライトや時差ボケに耐えられない体力になったら、近くで時差の少ない国々への旅行に切り替えることになります。それはそれでまた楽しいかもしれません。