暮し

No.050:東日本大震災

 そのときマンション5階の自宅でパソコンに向かっていました。激しく揺れて、照明が消え、部屋がギシギシと音を立てています。さほどの恐怖感はないものの、大きな揺れが一向に収まらないので、テーブルの下へと移動、近くにいた愛犬モモを引き寄せて一緒に地震が通りすぎるのを待ちました。

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我が家の停電対策グッズ(携帯バッテリー、携帯TV用アンテナ、小型懐中電灯)

 揺れが止まってからすぐに携帯でTVをみると宮城県沖を震源地とした巨大地震、余震も何回かやって来ます。銀座にいた妻から電話があり、無事とのこと、TVの地震情報を伝え、電話中にも余震があったので、早く安全なところに避難するように言いました。携帯が通じたのはそのときが最初で最後です。外に出てみると信号も消えています。明るいうちに懐中電灯を買っておこうと近くの100円ショップへ、かろうじて売れ残っている小さなLEDランプを購入しました。みんな電池をたくさん買っています。駅周辺地域には電気がきていたので、携帯の充電場所を探しました。唯一の情報源であり連絡手段である携帯がバッテリー切れになると、目も耳もふさがれた状態になってしまいます。

 電話会社のショップに行くと、今日はもう閉めます、と入れてくれません。こんな時こそ開けてみんなの役に立つべきでは、と思いつつ歩いているとありました、充電できるところが。マックです。カウンターテーブルに電源コンセントが付いています。初めて知りました。でも食べたいものは何もない、かろうじて食べれそうな100円のパンケーキを買って充電させてもらいました。マックさん、ありがとう。

 充電が終わって外に出るとすでに暗くなっており、食事をしようとしましたがどこもたくさんの人が並んでいます。充電前は行列などどこにもなかったのに、完全に出遅れています。行列に並んでラーメンを食べて家に戻りました。散歩をせがむモモを連れて真っ暗な中で階段を下りるときの危うさはもう経験したくはありません。我が家はガスコンロからIHコンロにしたばかり、お湯も沸かせません。お風呂も、電話も、TVもだめ、寝るしかありません。寒さの中で携帯を枕元に置いて眠りに着きました。

 電気が復旧した翌日以降、TVの映像は悲惨さを日々増していき、日本国中を悲しみのどん底に叩きつけました。どうしたら良いのか分からない、そんな感じを多くの人が持ったのではないでしょうか。こんなときこそ生きるための日々の営みをしっかりやる、強い人はその強さを維持して、家族を失い、家財を失って弱者となってしまった人たちを助ける、さほど助けにならない人はせめて人の邪魔はしない。とにかく、元気な人までも落ち込まない、それが大切なのではないでしょうか。わたくしはどちらかいうと「あまり助けにはならない」方です。ですからいまできることは、節電する、買占めしない、そして義援金を出す、といったところでしょうか。

の記事

No.214:80歳の壁 (2024年11月30日)

 会社仲間の集い、あわら温泉での宴の翌日、車3台で観光に出かけました。一緒に宿を出たのですが、内1台が集合場所に現れません。電話で、「どこにいるの?」と尋ねると、「第1駐車場」との答、ここの駐車場は1つ、第1も、第2もありません。結局、「一乗谷朝倉氏遺跡博物館」集合を「一乗谷朝倉氏遺跡」集合と思い込んでいたようです。事前に決めた行程が狂い、「行程表を見ていない」と、幹事は少々お怒りでした。

No.207:睡眠スコアその後のその後 (2024年04月30日)

 大谷翔平さんは睡眠を大切にしていて、遠征に寝具を持ち込んだり、日々の睡眠データを計測しているそうです。超ビッグな大谷さんを引き合いに出すのはおこがましいのですが、私も睡眠データを計測しています。私のデータは、睡眠の質を示すスマートウォッチの睡眠スコアです。それが、30日移動平均で、昨年7月28日の、100点満点中83をピークに、どんどん低下し、今年3月19日には70にまで下がってしまいました。

No.203:人生の転機となった学校 (2023年12月31日)

 「授業中もぼんやりしていることが多い」とか、「教科書を忘れて来る」、「えんぴつも持たずに登校する」とかを小学校の通信簿連絡欄に書かれていた私ですが、中学に入ってからは少しまともになりました。

No.198:睡眠は改善したものの・・・ (2023年07月31日)

 スマートウォッチによる睡眠の質が「良し」となる「睡眠スコア80以上」の日が続いています。記録し始めた昨年7月から、30日移動平均が75から80の間で上下していましたが、今年6月から80超えで安定し、現在82超えとなっています。ですから免疫力には少々自信があったのですが、7月に帯状疱疹になってしまいました。年金生活者にとって、健康維持は大切なお仕事、お務めのようなものですが、いろいろ努力しても歳には勝てない、ということなのかもしれません。

No.197:帯状疱疹になりました (2023年06月30日)

 痛みが一日中治まらず、夜眠れずに痛み止めを飲みました。原因は帯状疱疹だったのですが、痛み出してから1週間ほど経って首に発疹が出て初めて分かったのです。眠れないほどの痛みは数日でしたが、一日中の痛みは3週間ほど続き、その後も若干の痛みが1週間ほど続きました。

No.193:睡眠スコアその後 (2023年02月28日)

 今月、スマートウォッチの睡眠スコアが63になった日がありました。89~80が「(睡眠の質が)良い」で、79~60は「やや低い」、59~は「低い」なので、「低い」に近いスコアです。気のせいかもしれませんが、スコアが高いと体調が良いし、低いと寝不足感があります。

No.187:睡眠スコア (2022年08月31日)

 睡眠の質が「良い」の睡眠スコア80を越える日が増えました。睡眠スコアはスマートウォッチを着けて寝ることで測定します。今月前半2週間では、80を超えたのが2日、平均74.6でした。それが、後半2週間では80越えが6日あり、平均80.3と、平均で5.7ポイント上がりました。前半2週間は暑さのため昼間のウォーキングをやめており、後半2週間は、ジムマシンでの屋内昼間ウォーキングを始めています。運動量の違いが、睡眠の質の違いになった、ということだと思います。

No.183:帝国ホテル特製フレンチトースト (2022年04月30日)

 京都、横浜、シカゴ、銀座など、「おしゃれ」を連想させる地域が勤務地でした。そして今、内幸町の帝国ホテル東京となり、「高級」という響きが加わりました。おしゃれや高級とは最も縁遠い私が、そんなところで働くなんて、不思議なめぐり合わせです。最近暑くなってきて、半そでTシャツでの出勤、そんな恰好だと帝国ホテルに入れてもらえないわよ、と妻に言われながら出かけます。

No.182:マンションの売却 (2022年03月31日)

 貸していたマンションを売却しました。入院中の長兄が自宅を売ろうとしたのですが、そのうち物事の判断ができなくなり、売るに売れない状況になりました。家が売れたのは長兄が亡くなってからです。そんなことがあって、80歳までには売却しておきたいと考えていました。

No.181:勤務先は帝国ホテル (2022年02月28日)

 事務所のボスが事務所兼自宅を売却して新しいマンションを購入しました。マンション完成まで2年弱あるので、それまでを帝国ホテル東京で過ごすと決め、昨年の12月からホテルに住んでいます。このため、私の勤務先が帝国ホテルとなり、それまで歩いていた自宅から新宿が、自宅から内幸町となりました。


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