わが家の必需品、それはインターネットです。とても重宝しています。DVDレコーダーを、ネット情報をもとに、安い家電量販店よりもさらに3割以上安く買いました。クリスマスシーズンのドイツを旅行しようとネットでパッケージツアーを調べましたがコースや滞在日数が気にいらないので、飛行機とホテルをそれぞれネット予約しました。カスタムメイドなので割高を覚悟していましたが、激安パッケージツアーよりもさらに安いのです。
自分の気にいった場所と日程で安くいけるのであれば、今後はこの手にかぎります。ちなみに、旅行を企画・提案した妻がすべてを手配しています。インターネットは夫婦ふたりの必須アイテムとなりつつあるのです。私の在宅時間がふえたので、各自のパソコンをはさんでふたりで向かい合うことも多くなりました。静かで平穏なひとときです。私の画面は、読書やウォーキングに向けての情報収集や自作ホームページでの情報発信といった趣味関連が主ですが、妻の画面は、株売買、銀行手続きなどといった実用的なものが主となっています。安いものを探す道具、趣味や実用の道具としてインターネットを活用しているのです。
最近、読む書籍の範囲が広がり、いままで知らなかったことがらや著者に出合い、何か人生の幅が広がったおもいがしています。お気に入りの著者に偏りがちだった書店での書籍選びから、ネットでの書籍選びに変えたのです。同じ選択時間であれば、選択範囲は飛躍的に拡大し、未知の内容や著者にたどり着くことができます。図書館のネット予約を使って、気楽に借り出しができることも大きく貢献しています。
ウォーキングでも、何気ない風景が価値ある風景となり、楽しさが倍増しています。現代、明治、江戸の地図を重ねることができるインターネットページを見つけてからは、古い時代を想像し、感じながらの歩きとなったからです。残念ながらそのページは閉鎖されたため、同様機能のソフトを購入しました。歩いた距離を測ったり、各場所のいわれや歴史を知るのにもインターネットが威力を発揮します。また、このホームページの定期更新は、ともするとだらけがちな自分を律する道具となり、暮らしのリズムを保つ助けともなっているのです。読んでくれる人がたとえ少なくても、「読まれている」というおもいが緊張感とやる気を与えてくれます。自分の想いや印象を整理するよい機会でもあるのです。
インターネットには、100人いれば100通りの活用法があり、そのなかには犯罪や自殺といった物騒な活用もあって、使う人の気持や姿勢があらわれます。私の場合、定年後の暮らしを少しでも豊かなものにしたいという想いで使っていますが、いまのところは楽しく使っており、うまく活用できているのでしょう。しょせんは道具ですから、振り回されることなく、錆びさせることもなく、うまくつきあっていきたいものです。