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自由研究 No.181-200


目次

No.200:風船蔓の種 / Seed of balloon vine  No.199:コンポスター  No.198:イラムシ  No.197:風船蔓  No.196:ウォーキング 9月  No.195:ソーラーシステム  No.194:赤いオクラ / Red Okura  No.193:雷  No.192:ウォーキング 8月  No.191:皆既日食 2008.8.1  No.190:地下空洞  No.189:エダマメ  No.188:ウォーキング 7月  No.187:ツユクサ / Dayflower  No.186:ハンゲショウ  No.185:栗  No.184:スズメバチ  No.183:ウォーキング 6月  No.182:柿 / Persimmon  No.181:卯の花

風船蔓の種 / Seed of balloon vine

 居間の窓を覆っていた風船蔓が終わったので種を採取した。茶色になった風船の中に直径5mmほどの丸い種が3つずつ入っている。白いハートのマークが付いていて小さなチョコレートボールのようだ。

 窓に這い上がった蔓は、緑の葉で太陽光をさえぎり、水分の気化熱で部屋の温度を下げてくれる。何よりも見ているだけで涼しくなる。エネルギーゼロの素晴らしいエアコンだ。

 来年はこの種をプランターに蒔いて2階の窓にも緑のカーテンを作ってみよう。

The balloon vine which cover window of living room died, so I gathered up a seed. There are three seeds, about 5mm diameter, in the each brown balloon. Seed has a heart-shaped white mark. It's just like a small chocolate ball.

The vine, crept up the window, its green leaves will block the sunshine and lower the temperature of the room by the evaporation of water. In addition, it feels coolly by visual effects. It is a wonderful zero-energy air-conditioner.

Next year, I intend to sow these seeds on a planter and make a green curtain for the window of second floor.

イラムシ風船蔓の種

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コンポスター

コンポスター庭のコンポスター

 我が家では生ゴミの処理にコンポスターを使っている。120リッターほどの容積だが、台所の生ゴミを始めシュレッダーで粉砕した庭木の枝や葉など、日常生活で出る生ゴミを殆ど処理できる。

 コンポスターの場合、好気性のバクテリアを繁殖させて生ゴミを分解する。そのため時々棒などで中をかきまわして空気を通わせてやる必要がある。これを怠ると嫌気性のバクテリアが増え、悪臭を放つようになってしまう。

 満杯になったらコンポスターをそっと引き上げて別の場所に設置し、中から出てきた生ゴミの小山はそのまま土で覆っておく。数ヶ月もするといい有機肥料になり、草花の植え替えや家庭菜園で利用できる。

 バイオの力でリサイクル、環境に優しい理想的なリサイクルだ。

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イラムシ

 庭の柿の木にイラムシが大発生した。葉の裏を這い回りながらムシャムシャと食べている。木の下に止めている車のボンネットの上には黒いゴマ粒のような糞が沢山落ち、放って置くと黒いシミのようになって洗車の時苦労する。さらに厄介なのは背中の針に猛毒があることだ。うっかり触れると感電したような激痛がはしり、周囲が赤く腫れて痛みが数日続く。

 今年はサザンカやツバキにもチャドクガが大発生している。枝の剪定や草むしり中に残っていた抜け殻の毛にかぶれ、首筋や腕にぶつぶつと赤い発疹が出来てひどい目にあった。

 夏の異常気象と何か関係があるのだろうか。屋根の上に登ってスミチオン乳剤を散布した。

参考:イラムシ(No.03)、チャドクガ(No.93)

イラムシ柿の葉を食べるイラムシ

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風船蔓

 日よけのため窓際に植えた風船蔓が涼しくなった今も元気良く伸びている。白い小さな花が次々と咲き、ホオズキのような実を沢山つけている。

 この風船蔓が無患子(ムクロジ)と同じ科であるというのには驚く。風船蔓はつる性の一年草だが無患子は大木になる。無患子の実は乾燥させると綺麗な光沢が出てくるのでストラップなどの飾りとして、中の種は硬く弾力性があるので昔から羽根突きの羽根の重りに使われている。

 この全く似ていない2つの植物はよほど古い時代に分化したのだろう。信じられないような関係だ。

風船蔓窓辺で揺れる風船蔓
風船蔓無患子の実と種(約1年乾燥)

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ウォーキング 9月

 先月末の集中豪雨で川が増水した。水が引いたあとの河川敷には様々な漂着物が残っている。ペットボトルや発泡スチロールの箱、不法投棄された家電製品、驚いたことにボートまで。これらのゴミは毎年自治会で行う河川敷清掃で片付ける羽目になる。なぜ下流の住民が … 、憤慨しながら堤の上を歩く。(累計474km)

ウォーキング 9月増水した川 (撮影 2008.08.29)

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ソーラーシステム

 台風シーズンに向けて屋根の上の集熱パネルを点検した。ステイの張り具合、架台の錆やボルトの緩み、水漏れの確認、そしてガラスに付着したホコリや鳥のフンを拭き取る。

 このソーラーシステムはもう12年も我家の風呂と洗面所にお湯を供給し続けている。畳3枚ほどの面積のパネルで、夏は約80℃、冬でも晴れた日には40数℃のお湯を300リッターの保温タンクに蓄えてくれる。もうどのくらい二酸化炭素を削減できただろうか。毎日タダで風呂に入れるのは気分がいい。

赤いオクラ / Red Okuraソーラーシステム

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赤いオクラ / Red Okura

赤いオクラ / Red Okura赤いオクラの実

 家庭菜園のオクラ(No.179)が沢山の実をつけ、毎日食卓に上がる。

 今年は、半分を赤い実がなる品種にした。とがった赤い実は巨大な唐辛子のようだ。でも、ゆでたり揚げたりすると赤い色は緑に変わってしまう。

 刻んで削り節をのせて醤油をかけたり、野菜サラダにトッピングして食べる。味や香りは緑のオクラと全く同じである。緑と赤の対比がいい。秋口までは楽しめそうだ。

The okra of my vegetable garden (No.179) bore a lot of fruits, and goes up on a dining table every day.

This year, the half of Okura is the red breed. Cone shape red fruit is just like a jumbo red pepper. But, the red color changes to green by boiling or frying.

I mince it and eat with dried bonito and soy sauce, sometimes, eat as the topping of vegetable salad. The taste and fragrance are totally same as green okra. The contrast between green and red is very nice. It will be able to enjoy till beginning of autumn.

赤いオクラ / Red Okura 赤いオクラの花

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 東北から北九州にかけて停滞する前線の影響で全国的に大気が不安定になり、関東平野でもここ数日どこかで雷が発生している。

 子供のころ雷はとても怖かった。雷が来ると蚊帳を吊って中に入り耳を押さえて震えていた。母が蚊帳から出て行くと兄弟三人あとをぴったりついて行く。近くに落雷して停電になったりすると、それは恐ろしい暗闇が来る。

 今夜は佐野市一帯がひどい雷雨になっているようだ。雲をつらぬいて走る稲妻を見ていると本当に雷神が怒っているような気がする。

雷 落雷 : NikonD40, 10.5mmFisheye, f2.8, ISO200, 2sec <写真を拡大>

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ウォーキング 8月

 日中は暑いので夕暮れどきに歩くようにしている。今はちょうど花火大会のシーズンだ。堤の上から見るとあちこちに花火が見える。パッと開いてしばらくしてからドン。その方角と時間からどの町の花火大会か想像したりする。今夜は小山市、北関東最大級の花火大会だ。堤の上の歩道は花火を見物しながらウォーキングする人たちが行き交う。(累計 398km)

ウォーキング 8月 花火遠望

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皆既日食 2008.8.1


<写真をクリックすると皆既日食ショーが始まります>

 皆既日食帯の中心が通るポイント、北緯44°34’18” 東経93°25’52” は、新彊ウイグル自治区の北方約150km、モンゴルとの国境付近の砂漠の中である。日本人を始め世界各国から来た観測者を乗せた10台ほどのバスの列は、巴里坤市から公安局のパトカーに先導され、地平線に蜃気楼が浮かぶ熱砂の中を観測地に向かった。中国政府が指定した観測場所にはロープが張られ、監視のため軍のジープが何台も停まっている。オリンピックに向け厳戒態勢にあるとはいえ、なんとも物々しい日食観測である。

 温度計は 49.7℃を示している。各自持参した観測機材のセットアップを始めた。それぞれに工夫をこらした観測機材が並び、日食を待つ間にそれらを見て歩くだけでも楽しい。

 日本隊の本部テントからハンドマイクで日食のカウントダウンが始まった。いよいよ夢に見た一瞬が来る。日食の時刻は、世界標準時 10時06分31秒〜11時07分46秒、皆既の時間は2分1秒である。

 太陽が欠けるにつれ気温がぐんぐん下がる。そのせいか皆既時刻まで1分を切った頃から雲が広がり出した。 …,10, 9, 8, 7, …、「ガンバレ、ガンバレ」の声援むなしく細く欠けた太陽は完全に雲に隠れてしまった。「アー!」あちこちで悲鳴に近い声が上がる。

 観測者の思いが天に届いたのか、皆既後1分を過ぎた頃から雲が切れ、コロナに包まれた真っ黒な太陽が姿を現わした。本部テントからの経過時間のアナウンスを聞きながら、カメラの設定をいろいろと変え、夢中でシャッターを切る。結局、雲のため予定していた観測時間は半分になり、残念ながらコロナの細部までは写せなかった。でも、砂漠の上の黒い太陽をこの目で確かに見た。この感動は生涯忘れないだろう。 

 同行した皆さんに“日食病”患者が多い。どうやら家内と共に感染してしまったようだ。

 来年のトカラ列島の皆既日食は6分も続く。さらに素晴らしい天体ショーになるに違いない。


<<観測機材>>
・カメラ:Nikon D80, D40, Cool Pix S700
・レンズ:Nikkor 70-300mm, Kenko Mirror Lens 500mm
・望遠鏡:Vixen Handy Eye 15x50
・フィルター:BAADER Astro Solar Safety Film, ホルダーは自作
・赤道儀:Vixen GP2

皆既日食 バスを警備する中国軍兵         観測の準備                 Mさんの観測機材

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地下空洞

 大谷は宇都宮市の西約8kmのところにある町で、ここから採掘される石が大谷石と呼ばれている。表面の感触に温かみがあり加工し易いため、建築材としてよく利用されている。旧帝国ホテルに使われたことは良く知られている。

 この一帯には採石あとの地下の空洞がいくつもある。特に大谷石資料館の地下に広がる空洞は、ほぼ東京ドームと同じ広さがあり、戦時中は戦闘機の秘密工場や政府米の保存に利用されていた。近年再び見直され、ファッションショーや演奏会など様々なイベントに利用されている。ちょうど訪れた時には、荘厳なオルガンの響きの中で結婚式が行われていた。

 ニュートリノ検出で世界にその名を知られたスーパーカミオカンデは、岐阜県の神岡鉱山の廃坑を利用して建設された。この種の地下空洞は全国各地にあるが、それぞれ新たな活用方法が模索されていて興味深い。

地下空洞 大谷石採掘現場

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エダマメ

 家庭菜園のエダマメが食べ頃になった。

 エダマメの原産地は中国の東北省(旧満州)付近といわれ、日本には約2,000年前に伝えられた歴史のある野菜である。連作を嫌うため2〜3年あけて栽培するのがコツだ。数年ぶりに作ったせいかよく成長し、マメもいつもより大きい。さらにいいことに、今年は全く虫がつかなかった。

 夕方、食べる分だけ抜いて来て茹でる。いつでも取れたて、家庭菜園の最高の楽しみだ。

エダマメ 家庭菜園のエダマメ

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ウォーキング 7月

 堤の上の歩道で乾燥ミミズをよく見かける。明け方、草むらの土の中から這い出してモゾモゾと歩道を渡っているうちに太陽が高くなり、無残にも灼熱地獄と化したアスファルトの上で息絶えてしまったのだろう。

 ペットボトルでこまめに水分を補給しながらのウォーキング、いよいよ夏本番だ。(累計 314km)

ウォーキング 7月 乾燥ミミズ

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ツユクサ / Dayflower

 生命力の強さには驚く。むしって他の雑草と積んでおくとツユクサだけは枯れ草の山から伸び出してくる。名前のとおり葉や茎に含んでいる水分の量が多いためだろう。

 よく見るとツユクサは花にも独特の美しさがある。特に花びらの深い紫色には目を引かれる。

 今年は5月から雨の日が多く、庭の雑草も元気がいい。この時期は気温も上がるため凄い勢いで伸び、草取り戦争(No.33)も大変な状況になってしまう。

 早く梅雨が明けて欲しい。

It has a surprising strength in the life energies. If the weeded dayflower is left together with other grasses, only dayflower will grow out from the heap of dry grass. The cause may be to include a lot of water in a leaf and a stem, as its name shows.

Observe a dayflower carefully. It has a unique beautifulness on the flower, also. Particularly the deep purple of the petal is conspicuous.

This year, it has been rainy from May, so the weeds of my garden are thriving very well. Especially now, the temperature is going up, and they grow violently. So the battle with grass (No.33) will fall into a bad situation.

I hope for early passing of the rainy season.

ツユクサ / Dayflower ツユクサ

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ハンゲショウ

 庭の片隅でハンゲショウが見ごろになった。

 ハンゲショウはドクダミ科の多年草で、葉が半分だけ化粧したように見えることから半化粧、あるいは暦の上の半夏生のころに葉が白くなるのでその名がついた、などの説がある。

 この日の太陽の位置は黄経100°、昼間で見えないが周囲には、ふたご座やおおいぬ座などの冬の星座が出ているはずだ。

 我家の草木も季節の移り変わりを敏感に感じ取って教えてくれる。

ハンゲショウ ハンゲショウ

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 梅雨の晴れ間に栗林(No.39)の下草刈りに行った。花が散った枝にはもう小さなイガがついている。

 今年は、遠くから見ると雪でも降ったように白い花が林全体を覆った。ここ数年夏場の下草をこまめに刈ったこともあり、木の勢いが良くなってきたようだ。

 汗が目に入るのでタオルでハチマキし、ヤブ蚊の集中攻撃と戦いながら草刈機のエンジンをうならせる。

 今年はどのくらい収穫できるだろう。秋が楽しみだ。

栗 栗の花
栗 生まれたばかりのイガ

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スズメバチ

 庭先をスズメバチが一匹飛んでいる。後をそっと追いかけたらサザンカの垣根の中に入った。近づいて見ると直径6〜7cmほどの徳利型の巣が枝にぶら下がっている。巣作りを始めたばかりでまだ女王蜂一匹だけのようだ。棒の先に殺虫スプレーを取り付け、巣の中に入ったところを見計らって遠隔操作で噴霧した。驚いて飛び出した女王蜂はどこかに飛び去って戻ってこない。

 巣を枝ごと切り取って中を見ると10匹ほどの蜂の子と白い幕で覆われた部屋の中には羽化直前の蜂が入っていた。このまま巣を放置すると夏が終わる頃にはスイカ位の大きさになり、数百匹の大群になる。垣根の向こう側には学童保育所があり、庭で子供たちが遊んでいる。早めに発見できてよかった。蜂にはかわいそうだがそのまま生ゴミと一緒に処分した。

 何年か前に我家の天井裏に巣(No.32)を作ったことがあった。スズメバチが木の枝に巣を作る年の夏は雨が少なく、家の軒下に作る年は雨が多いと言われている。今年の夏はどんな天気になるのだろう。

スズメバチ スズメバチの巣
スズメバチ 女王蜂は育児中だった

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ウォーキング 6月

 堤から見る麦畑が一面黄金色に輝き、刈り入れの季節になった。小山市一帯で栽培されている麦は二条大麦と呼ばれるビール麦だ。国内の各ビールメーカーに出荷されていて、その生産高は全国一位である。近年は、焼酎や菓子向けなどにも用途を拡大しているらしい。

 ウォーキングのあとのビールも美味い季節になった。(累計 187km)

ウォーキング 6月 収穫間近のビール麦

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柿 / Persimmon

 渋柿の花が満開になった。春先の剪定(No.173)の時に思い切って枝を切り詰めたのだが、その割には花の数が多いように感じる。残った枝に栄養分が集中したのかもしれない。4〜5日経って花が散ると、大きな蔕の中にはもう小さな実が顔をのぞかせている。生まれたばかりの赤ん坊のようだ。

 このまま全部実ると秋には豊作貧乏になるかもしれない。

The flowers of the astringent persimmon became in full bloom. I have pruned off many branches in early spring (No.173). However, the number of flowers feels too many. Nutrition may have concentrated on the remains of branch. A flower was scattered a few days later. Then, a small pretty face is found already in the big calyx. It seems to be a newborn baby.

If all of them grow, it may become Housaku-binbo, the effect of underpricing, in autumn.

柿 柿の花                                                           かわいい柿の実

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卯の花

 青空の下で鉢植えの卯の花が咲いている。

 別名、ウツギ(空木)、昔は畑の境などに目印として植えられていたが、最近は殆ど見なくなってしまった。

 よく母が5月の節句に魔よけになると言って菖蒲とウツギの束を作り、玄関の軒先にぶら下げていたことを思い出す。また、幹が中空になっているため、焚き火に入れると竹を燃した時のようにパンパンと音がするので子供のころ面白がって遊んだ記憶がある。 

 唱歌『夏は来ぬ』などにも歌われているが、どこか懐かしい花である。

卯の花 卯の花

2008年5月-9月 M

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