新卒入社し、定年まで無事務めた会社のおかげで、暮しに困ることも、健康を害することもなく今日まで過ごしてきました。会社への感謝は言葉では言い尽くせません。今回、在職中にお世話になった方々に近況をお知らせできる機会がありました。会社の企業年金機関誌に次の内容を掲載していただいたのです。
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金融機器や工場自動化機器のソフト開発で39年間、多くの方々にお世話になりました。ただただ感謝あるのみです。10年前に雇用延長が終了し、その後は評論家の個人事務所で10年以上お世話になっています。
仕事以外のほとんどの時間をウォーキングと囲碁で過ごしています。ここ12年間で4万8千キロ以上、1日平均で11キロ歩きました。「歩き過ぎ」と周りから言われますが、やめられません。
毎年、川崎の自宅から伊勢神宮または京都三条大橋まで、東海道500キロ近くを11~14日間連続で歩きます。昨年が10回目でした。今年はコロナ禍で行けませんでしたが、来年は行こうと思っています。(2020年11月記)
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会社仲間とのオンライン飲み会で話題になりました。10人ほどの飲み会ですが、驚いたことに、そのうちの4人もの近況報告が同時掲載されていたのです。まるで我々仲間の特集号のようだ、との声がありました。「何でそんなに歩くの?」との質問もありました。
それは、歩く以外に他にやることがない、ということなのですが、マンションでの妻との2人暮らしで、お互いが一人になれるのが私の歩く時間、ということもあります。それに、やめたら、快眠快食快便の日々を失うのでは、いやそれどころか、病気になるのでは、といった不安もあります。
東海道歩き旅は、毎日の歩きの目標というか、励みとしています。完歩できたとき、この1年間頑張った証、と思うのです。名所旧跡を見物したり、美味しい名物をいただく、ということはありません。旧街道へのこだわりもなく、車の少ない、歩きやすい道を歩き、出発点も日本橋ではなく自宅です。一年間頑張った実証実験のようなもので、歩くことに集中しています。
300字以内という制限での近況報告、元気であることと、みなさんに感謝していることが伝われば満足です。おかげで、昔の仲間から何十年かぶりで連絡をもらい、懐かしさと、嬉しさでいっぱいになりました。良い機会をいただき、ここでも会社に感謝です。