国内旅行

No.230:出かける先はまだまだある

   九州・柳川の川下りを楽しみました。柳川は、有明海沿岸の干拓地、海抜0メートル地帯に築かれた城下町です。このため、人工の水路である掘割が網の目のように張り巡らされていて、その総延長は約930kmにも及びます。この掘割の一部を舟で巡ります。

   水深が浅いため、底が平らな「どんこ舟」と呼ばれる小舟で進みます。船頭さんが竿一本で巧みに操り、舟とほぼ同じ横幅の水門をくぐったときは、「今日は一度も舟を水門に当てなかった。これが柳川の船頭の腕だ」と自慢していました。

   少し大きな橋の下で、エコーの響く歌声を披露してくれたり、「Be careful スマホ ポッチャン」といった、思わず笑ってしまう和製英語を連発するなど、楽しく和やかな川下りでした。堀沿いを歩く猫よりもゆっくりと進む、1時間ほどの舟旅です。

   掘割の水は、昭和の初め頃まで飲料水としても使われ、朝一番の澄み切った水を、大きな水瓶に汲み置いていたといいます。この町で育った詩人・北原白秋は、朝の汲水場で少女が水を汲む姿を、次のように詠んでいます。

ついかがむ乙の女童(おとめのわらわ)影揺れて
まだ寝起きらし朝の汲水場

大宰府天満宮仮殿<写真へのクリックで拡大できます>

   2泊3日福岡泊の旅、柳川のほか、定番の太宰府天満宮にも足を運びました。本殿は124年ぶりの大改修中で、仮殿が建てられています。大阪・関西万博の会場デザインプロデューサーの藤本壮介氏設計による、屋根に森を配した仮殿で、3年越しの改修は今年6月ごろに終わる予定で、仮殿は解体されます。それまでに見ておきたいと思っていたのです。

   今月は友人夫妻と河津町にも出かけ、満開の河津桜を楽しみました。さらに伊豆稲取の「雛のつるし飾りまつり」も見物。柳川の「さげもんめぐり」と合わせ、日本三大つるし飾りのうち二つを見ることができました。残る一つは山形・酒田の「傘福」です。

   雛人形を飾れない家が、着物の端切れで小さな細工物を作り、糸で吊るして雛祭りを祝ったのが、稲取での始まりといわれています。女の子の健康と幸せを願う、一つひとつの愛らしい飾りは、いくら見ていても飽きることがありません。

   日本全国、どこへ行っても見るべきものがあり、出かけるところは、まだまだ見つかりそうです。

の記事

No.228:京都での年末年始 (2026年01月31日)

 5回目の京都での年末年始です。1週間弱を過ごすとなると、見どころが多く、街歩きだけでも楽しい京都になります。以前は年末年始は海外に出かけていましたが、体力も気力も衰え、何よりもラーメン1杯3千円、4千円と聞くと、なかなか行く気になれません。

No.225:3回目の長崎 (2025年10月31日)

 自宅のあるマンションに隣接した広場でイベントがあり、「野菜をしっかり食べているか」を調べる検査コーナーがありました。結果は「今日の最高点です」と大いにほめられました。勤務先のボスにその話をすると、「奥さんのおかけよ」と。妻に感謝です。

No.223:八戸三社大祭 (2025年08月31日)

 八戸三社大祭を2泊3日で見物しました。祭の山車には、伝説などの一場面を再現した、圧倒的な数の作り物があり、その一つひとつが、丁寧に作られています。山車は27台、全て毎年新たに作るそうです。

No.222:暗闇でのアイマスク (2025年07月30日)

 睡眠スコアが7日平均で5ポイント改善し、82となりました。夜、トイレに起きた後、アイマスクを装着するようにしたのです。睡眠研究の権威、柳沢正史教授が「夜起きたときにアイマスクをして寝る」と知り、真似しました。

No.221:ChatGPTの手相占い (2025年06月30日)

 ChatGPTの手相占いで嬉しい結果が出て、単純に喜んでいます。AIは、良いことしか言わないのかもしれません。そうであれば、暇つぶしの相手としては最適です。なにしろ、しつこく尋ねても、丁寧に答えてくれて、怒ったりしません。

No.220:どこかにビューーン! (2025年05月31日)

 先月は、風邪で松江旅行をキャンセルしてどこにも行かず、今月もどこにも行かなかったので、来月は出かけようと「どこかにビューーン!」を申込みました。

No.217:さっぽろ雪まつり (2025年02月28日)

 「こんな寒いのに、なんで札幌に行くの?」と勤務先のボス、「雪まつりに・・・」と私。京都、松本に旅行してすぐだったので。「また旅行。よく行くわね!」とちょっと呆れ気味でした。札幌から、「札幌に来ています」と友人にLINEしましたが、友人も呆れているかもしれません。

No.216:年末年始の京都 (2025年01月31日)

 年末年始は6泊7日の京都、今年は奈良に日帰りで出かけました。奈良の法隆寺以外は、前日に翌日行くところを決める、即興とも言える観光でしたが、どこも結構楽しめました。さすが世界でもトップクラスの観光地、楽しめるところがたくさんあります。

No.214:80歳の壁 (2024年11月30日)

 会社仲間の集い、あわら温泉での宴の翌日、車3台で観光に出かけました。一緒に宿を出たのですが、内1台が集合場所に現れません。電話で、「どこにいるの?」と尋ねると、「第1駐車場」との答、ここの駐車場は1つ、第1も、第2もありません。結局、「一乗谷朝倉氏遺跡博物館」集合を「一乗谷朝倉氏遺跡」集合と思い込んでいたようです。事前に決めた行程が狂い、「行程表を見ていない」と、幹事は少々お怒りでした。

No.213:大人の休日倶楽部パスの旅ーその後ー (2024年10月28日)

 年3回発売されるJR東日本5日間乗り放題パス「大人の休日倶楽部パス」を初めて使ったのは2012年9月の角館でした。その後は毎年、最近は発売ごとに年に何回も使っています。お得なパスなので、行かなくっちゃ!!、ということなのですが、それだけではありません。


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