友人 国内旅行

No.209:「ありがとう 秀吉さん」の長浜

秀吉が初めて一国一城の主となり造った長浜城<写真へのクリックで拡大できます>

   今月は長浜へ、秀吉が初めて一国一城の主となり、城を造り、城下町を作りました。周辺から商人を集め、楽市楽座などの施策で町の経済を発展させた秀吉は、町衆に慕われ続けていたようです。天下人となって作った城下町、大阪の原点とも言える町なのでしょう。

   秀吉亡きあと豊國神社を作り、徳川幕府となっても、表向き「えびす宮」と称し、裏では秀吉を祀り続けていました。大正になってから豊國神社として復活しています。「ありがとう 秀吉さん」「2026年大河ドラマ 豊臣兄弟!」なるのぼりが神社や商店街に立ち並んでいました。根強い秀吉人気と期待があるようです。

   長浜沖の竹生島も秀吉とのつながりが強く、大阪城極楽橋の一部が移築されて宝厳寺の唐門となっています。秀吉が建てた幻の大坂城の唯一の遺構、とも言われ、国宝です。2020年に修復が完了し、飾金具や極彩色の彫刻など、豪華絢爛な桃山時代の姿が鮮やかに再現されています。その奥には、秀吉の御座船日本丸の船櫓で造ったといわれる舟廊下もあります。

   今回は友人夫妻と一緒、昨年9月の恐山以来です。友人は過去2回、竹生島上陸を試みましたが、悪天候のため渡航できず、3回目にして初めての上陸となりました。それにしても車で往復約800kmの旅、運転手である友人はさぞかし疲れたことでしょう。同じ友人仲間に、旅先から写真をLINEで送ると、「名所より 疲れた顔の運転手」の一句が寄せられました。まあ、友人の希望でもあったので、疲れたけど良かった、ということだと思います。

   長浜からの復路の途中、関ケ原の古戦場を見物しました。小高い山に囲まれた盆地で、山すそにあった石田三成の陣からは盆地全体を見渡すことができます。決戦の後、西軍諸隊が瓦解すると、西軍・島津義弘隊は、盆地全体に広がった敵陣の中央を突破し、伊勢街道を南へと脱出しました。多くの家臣が命を捨てて、主君の脱出を支えたのです。そこには、武士たちの壮絶な生きざまがありました。

   友人夫妻が若いころに数年間過ごした岡崎にも立ち寄りました。当時の友人たちや勤務先事業所を訪ねています。八丁味噌の工場も見学し、味噌煮込みうどんをいただきました。2年以上熟成させるという八丁味噌の美味しさを初めて知り、うどんセットを購入し、家でもいただきました。おかざきかき氷街道で、名水百選の「鳥川ホタルの里湧水群」のまろやかな天然水の氷と新鮮なブルーベリーも美味しくいただいています。友人夫妻との久しぶりの2泊3日の楽しい旅でした。

の記事

No.221:ChatGPTの手相占い (2025年06月30日)

 ChatGPTの手相占いで嬉しい結果が出て、単純に喜んでいます。AIは、良いことしか言わないのかもしれません。そうであれば、暇つぶしの相手としては最適です。なにしろ、しつこく尋ねても、丁寧に答えてくれて、怒ったりしません。

No.220:どこかにビューーン! (2025年05月31日)

 先月は、風邪で松江旅行をキャンセルしてどこにも行かず、今月もどこにも行かなかったので、来月は出かけようと「どこかにビューーン!」を申込みました。

No.219:会社同期会の幹事さん (2025年04月30日)

 毎年の会社同期会、今年の幹事さんは事前に下見泊をして宿を決めました。2回下見泊をしたそうです。最初の宿は期待外れだったので、旅行好きの会仲間に相談し、その仲間が見つけた宿に、夫婦2組で一緒に下見泊したとのこと。幹事さんも、一緒に下見泊した仲間も、何と真面目なことか。この真面目さが会社を支えていたのだ、とすら思いました。

No.218:台南・蘭展 (2025年03月31日)

 7年ぶりの台湾旅行です。台北から彰化、嘉義、台南、そして台北へ、電車とバスの旅でした。いろいろなところで日本語で話しかけられ、台湾の方々が日本が好きなことを改めて実感した旅でした。

No.217:さっぽろ雪まつり (2025年02月28日)

 「こんな寒いのに、なんで札幌に行くの?」と勤務先のボス、「雪まつりに・・・」と私。京都、松本に旅行してすぐだったので。「また旅行。よく行くわね!」とちょっと呆れ気味でした。札幌から、「札幌に来ています」と友人にLINEしましたが、友人も呆れているかもしれません。

No.216:年末年始の京都 (2025年01月31日)

 年末年始は6泊7日の京都、今年は奈良に日帰りで出かけました。奈良の法隆寺以外は、前日に翌日行くところを決める、即興とも言える観光でしたが、どこも結構楽しめました。さすが世界でもトップクラスの観光地、楽しめるところがたくさんあります。

No.214:80歳の壁 (2024年11月30日)

 会社仲間の集い、あわら温泉での宴の翌日、車3台で観光に出かけました。一緒に宿を出たのですが、内1台が集合場所に現れません。電話で、「どこにいるの?」と尋ねると、「第1駐車場」との答、ここの駐車場は1つ、第1も、第2もありません。結局、「一乗谷朝倉氏遺跡博物館」集合を「一乗谷朝倉氏遺跡」集合と思い込んでいたようです。事前に決めた行程が狂い、「行程表を見ていない」と、幹事は少々お怒りでした。

No.213:大人の休日倶楽部パスの旅ーその後ー (2024年10月28日)

 年3回発売されるJR東日本5日間乗り放題パス「大人の休日倶楽部パス」を初めて使ったのは2012年9月の角館でした。その後は毎年、最近は発売ごとに年に何回も使っています。お得なパスなので、行かなくっちゃ!!、ということなのですが、それだけではありません。

No.212:LINEグループ (2024年09月30日)

 LINEグループが便利です。中・高校同期と大学同期の2つのLINEグループがあり、日常的に話をしています。たわいもない話ですが、それぞれの暮らしの断片が見えたりして、参考になるときもあります。話題に無理に入る必要はなく、聴くだけのときもあり、逆に、言うだけで反応のないときもあり、どちらも、気心の知れた数人の仲間なので気楽に楽しんでいます。

No.211:東北の祭 (2024年08月31日)

 高さ12m・重さ50kgの46個の提灯を吊るした竿燈280本が大通り一杯に揺らめく秋田竿燈まつり、幅9m・奥行7m・高さ5m・重さ4tの巨大灯籠「ねぶた」が大通りを練り歩く青森ねぶた祭、5つの絢爛豪華な吹流しで飾られた長さ10mの笹3千本が商店街を埋め尽くす仙台七夕まつり、この東北三大祭に加えて、高さ23m・重さ19tの巨大な立佞武多がゆっくりと進む五所川原立佞武多、棟方志功も描いたことがある弘前ねぷた、を一気に見物しました。5泊6日の欲張り旅でした。


タイトルとURLをコピーしました