友人 国内旅行

No.200:恐山と奥入瀬渓流

   友人夫妻との旅行、今回は恐山と奥入瀬渓流でした。我々夫婦だと電車、バス、徒歩での旅行なので、車を運転する友人との旅行は、車でしか行けないところ、あるいは車でないと便が悪いところ、となります。今回は、新幹線と在来線で下北半島のむつ市に、そこからレンタカーで、霊場恐山、本州最北端大間崎、下風呂温泉、車で南下して、ミシュラン・グリーンガイド二つ星の奥入瀬渓流、カルデラ湖の十和田湖、田沢湖近くの国見温泉、そして盛岡から新幹線で東京、という行程でした。

   車での走行距離は2日で450kmを超え、友人一人で運転、あとの3人は時々居眠り、でしたが、機嫌よく運転してくれました。いつも感謝、感謝です。

   宿は友人好みのひなびた温泉宿、まさに車でないと行けないところです。1泊目は、津軽海峡に面した下風呂温泉、美味しい海の幸をいただきました。2泊目の国見温泉は、電気も電話も来ていない山奥で、美味しい山の幸をいただきました。

   国見温泉は携帯もつながり難く、宿の携帯は電波が届く固定場所に置いてありました。大手旅行サイトには掲載されていない宿です。食事のとき「ここをよく見つけたね」と友人に言うと、それを聞いていた、他の唯一の泊り客が、「そうだよ。よく見つけたよ」と感心した様子で相槌をうっていました。

   ここにはワンちゃんの露天風呂があって、我が家の愛犬モモと同じペキニーズ5匹を引き連れたご夫婦が来ていました。ワンちゃんの皮ふに良い、とのことです。湯治客の宿泊棟もあります。温泉成分が濃く、入浴者が少ないと湯舟一面湯ノ花で覆われ、まるで氷を割るようにして入浴する、と風呂で一緒になった、他の唯一の泊り客が教えてくれました。

   霊場恐山は比叡山、高野山とともに日本三大霊山で、地元では古くから「死ねばお山(恐山)に行く」と言い伝えられてきました。故人を偲び、弔うために足を運ぶ多くの人の思いが募った場所で、火山性ガスが噴出しているごつごつした岩場には積まれた石塔がたくさんありました。

奥入瀬渓流の銚子大滝、ここから先は魚が上れず、十和田湖にはかつて魚は全くいなかったとか。別名「魚止めの滝」。<写真へのクリックで拡大できます>

   ミシュラン・グリーンガイド二つ星の奥入瀬渓流は、木漏れ日の下に流れる清流が実にすがすがしく、渓流沿いの小径を気持ちよく歩くことができました。盛岡は市内観光、今年の6月に行ったときは冷麺を食べて帰ってきましたが、今回は車での観光なので、国の第1号天然記念物「石割桜」など、いろいろ回ることができました。

   来年は熊野三山に行こう、と友人と話しています。お互い元気であれば、ですが。

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